仁義なきSNS戦争!InstagramがSnapchatのStory機能を完全コピー
写真、ビデオ共有アプリとして海外で大流行中のソーシャルメディアSnapchatが「ストーリー」という機能を導入したのは2013年のことだ。そして今月の2日にInstagramが同じく「ストーリー」という機能を追加した。
By Ibuki Kasai
Snapchatのストーリーは自分が撮った写真や動画をいわゆるタイムラインのような場にアップロードし、アプリ内の友達誰もが見ることができるもので、24時間後に自動的に消える仕組みになっている。一定時間経つと自動的に消されるというのがSnapchatの一番の特徴とも言える。日常の瞬間をスナップして気軽にシェアできるのだ。ところが、今回Instagramが新しく追加したストーリーもSnapchatと全く同じ機能である。
Instagramの最新アップデートをした後、画面の上部に丸いアイコンのアバターが表示される。それはストーリーをアップロードした人のプロフィール画像で、そこをタップすることで彼らの写真、動画が見れるようになっている。ストーリーにアップロードする写真や動画には、Snapchat同様テキストやステッカーを貼ることもできる。通常のInstagramのようにライクやコメントをすることはできないが、ダイレクトメッセージで反応することは可能だ。また、自分がストーリーをアップロードしたい場合は、画面左上にある「+」ボタンで撮影することができ、アップロードの24時間後に自動的に消える。
これまでもTwitterがSnapchatのようなステッカーを導入したり、SnapchatがInstagramのような写真保存機能を追加したりと、機能やフィーチャーの模倣行為はソーシャルメディア界ではよくあることではあるが、これほど露骨でそのままなコピーはなかなかない。いいか悪いかは討論になるところだが、何万人何億人ものユーザーを保持する各ソーシャルサービスがユーザーの需要を考え至るところはだいたい一緒なのかもしれない。