Eminemのトランプ大統領ディスを受けて、YGが「最初にディスったのは自分だ」と主張

昨日のBET Hip Hop Awardsのフリースタイルに登場したEminemが、トランプ大統領をこき下ろしたのは大きな話題となっている。Eminemは大統領を「Donald the Bitch」や「レイシストじじい」と罵った。そのフリースタイルの反響の大きさに、思わず苛立ってしまったのがYGだ。

昨日のEminemのフリースタイルにはJ. ColeやNFLの国歌起立問題で口火を切ったColin Kaepernickも賞賛の声を上げている。

それに対し"FDT"(Fuck Donald Trump)を昨年リリースし、トランプ大統領批判の急先鋒となったYGが、現在は削除されているツイートで苛立ちをみせている。

yg-wants-credit-for-dissing-donald-trump-before-eminem

YGは「おれたちは1年前からトランプをディスっているのに、クレジットを得ていない」と自分たちこそが、最初にトランプ大統領をヒップホップシーンでディスったことを強調。

yg-wants-credit-for-dissing-donald-trump-before-eminem-2

YGはさらに返す刀で、NFLの国歌起立問題で、抗議する選手に警告を発したダラス・カウボーイズのオーナーに対し、「カウボーイズのオーナーもクソったれだ。あいつは奴隷の所有者」と批判を加えた。

これらのツイートをYGは「酔っ払ってしまったせい」と後で釈明している。

 

RELATED

YGの2014年の楽曲“Meet The Flockers”が「反アジア系のリリックを含んでいる」としてアルバム『My Krazy Life』がストリーミングプラットフォームから一時削除

アメリカでは昨年から今年にかけ、アジア系の人々をターゲットとした暴力事件が多発し、大きな問題に発展している。そのような状況の中、YGの2014年のアルバム『My Krazy Life』に収録されている楽曲“Meet The Flockers”が問題視されている。

トランプ支持者が連邦議会議事堂に侵入したことについてCardi Bが「皮肉が効いてる」とリアクション

アメリカでは今日、バイデン次期大統領の当選を承認する手続きを行なっていた連邦議会議事堂に多くのトランプ支持者が乱入するという前代未聞の騒動が起こった。トランプ支持者たちは警備を破って建物内に侵入、議事堂内では一人が銃撃を受け死亡するという事態にも発展。現在は暴徒たちが排除され審議が再開されたと報じられているが、この一件について、以前よりドナルド・トランプを一貫して批判してきたCardi Bがリアクションしている。

オバマ元大統領「ラップミュージックのビデオの中の成功はトランプ大統領と同じ」と語る

先日の大統領選挙では晴れてジョー・バイデン候補が勝利し、トランプ政権に終止符が打たれることが決まった。そんな中、バイデンが副大統領であった際に大統領であったバラク・オバマがインタビューの中で、ドナルド・トランプという存在について持論を語っている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。