Gallery COMMONが神宮前に移転オープン|こけら落としに河村康輔の個展『TRY SOMETHING BETTER』が開催

Gallery COMMONが渋谷区神宮前のスペースに移転し、リニューアルオープン。オープニングに合わせ河村康輔による個展『TRY SOMETHING BETTER』が、11月20日(土)から12月19日(日)まで開催される 。

こけら落としとなる本展は、河村康輔の代表的な「シュレッダー・コラージュ」シリーズの黒と銀を基調とした新作をはじめ、マルチキャンバスの大作シリーズを発表。シュレッダー・コラージュの展示数としては過去最大となる。

河村康輔

アート、グラフィックデザイン、ファッションの境界を曖昧にしながらも、カテゴリーをシームレスに行き来し、目まぐるしい文化の中に定義を超えて自身の活動を侵食させる河村康輔。

一般的に芸術的価値を見出されず、見過ごされるような素材を選び、光を当てることで、新しい価値観を生み出したい。そして、ライブ感を大切にしている。それは影響を受けてきた音楽やカルチャー(70~90年代のパンクロック、ヒップホップ、スケートカルチャーなど)から学び、今の自分自身を形成してきた。

河村康輔

そう作家自身が話すように、彼の作品の核となるのは、身の回りのメディアに対する彼の「ライブ感」にある。彼は制作時に有名な写真や評価されているものはあえて避けて、旅行パンフレットやアダルト雑誌など、自然に日常で出会う芸術的価値の低いアナログメディアを集め、当初はPhotoshopやIllustratorを使って制作していたところを、現在は手やシュレッダーで裁断しコラージュ作品を制作。ビジュアルアートの錬金術とも例えられるそのスタイルは、常にその手法が持つポテンシャルの可能性を積極的に見出し続け、近年国内外から多大な注目を集めている。

本展覧会も同様に、主にアナログな手法で制作されたアートピースが並び、コラボレーションやコミッションワークで重視されるデジタルでの再現性とは対照的に、芸術作品ならではの立体感や独自性が強調されている。彼のアナログ的な手法により生み出された作品は、表現に彫刻的な側面を与え、鑑賞者が作品や展示空間の物理的な存在を意識させてくれる。

Info

河村康輔 - 『TRY SOMETHING BETTER』

期間:2021年11月20日(土)〜12月19日(日)

開廊時間:12:00-19:00(水~日) *月、火 休廊

国や自治体の要請等により、 日程や内容が変更になる可能性があります。

Gallery COMMON / 03-6427-3827

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F

www.gallerycommon.com

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