【インタビュー】カメレオン・ライム・ウーピーパイ 『PLAY WITH ME』| ネガティブから生まれるポップミュージック

Chi-によるソロユニットカメレオン・ライム・ウーピーパイが、1st EP『PLAY WITH ME』をリリースした。仲間のWhoopies1号・2号と共に作詞や作曲、レコーディングからミュージックビデオ制作まで3人で完結させてしまうDIYな彼女たち。「ネガティヴ・ポップ」を標榜するサウンドはモダンなダンスミュージックなどからの影響を、3人のフィルターを通してオルタナティブなポップミュージックとして表現している。

死ぬ前に好きなことをやろうと始まったChi-による突拍子もない音楽活動から始まったカメレオン・ライム・ウーピーパイのこれまで、そして謎に包まれた素顔を探った。

取材・構成 : 和田哲郎

撮影 : Cho Ongo

- まず、どのようにユニットが結成されたかを教えてほしいです。

Chi- - 私が音楽を初めて一ヶ月くらいで、東京で月一回ライブに出ていたんですね。その二回目にWhoopiesの二人がネットで私を見つけてライブを観に来てくれて、「一緒に音楽をやろう」ってことになったんです。なので私が一人で音楽をやってたのって、実質二ヶ月ぐらいですぐにWhoopiesと一緒にやることになったんです。

 - Chi-さんは凄くネガティブなことがあって、死ぬ前に好きなことをやってみようと思って音楽を始めたとのことですが、その時に音楽を選んだのはどうしてだったんですか?

Chi- - 昔から車の中や家の中でも基本的に音楽が流れていて。歌番組を見て、出てる歌詞の真似とかをしていたので、最後に好きなことをやろうと思ったら音楽しか思いつかなかったんです。

 - でも自分でやってみようとはその時までは思っていなかった?

Chi- - 何かやるとしたら音楽かなと思ったんですけど、ガッツリ音楽やるとは全く思っていなかったです。急な方向転換でした。その前は服を作る学校に一瞬通って、Whoopiesと音楽をやろうってなったからすぐに辞めたんです。

 - どんなことがあって音楽を始めることになったんですか?

Chi- - 小さい頃から「生きてる意味無いな」ってことをずっと感じて生きていて。ずっと心の底にそれがあって、高校卒業したタイミングで将来のことを考える時期になったら、本当に意味が無いなって凄く思ったんですよね。なので最後に音楽やろうと思って始めました。

 - 決定的な出来事があったわけではなく、ずっとそういう風に考えていたんですね。

Chi- - 多分家の環境とか、色々あると思うんですけど、小学生の時にプロフィール帳っていうのがあって、「将来何になりたい」とかが書いてあるんですけど、小二の時に私が書いたやつを友達に見せてもらったら、私が「生まれ変わったらミジンコになりたい」って書いてて(笑)。それぐらい存在したくないし、隠れてたいってことを小さい時から考えてたんだなと思って。

 - 「隠れていたい」っていう部分と「音楽をやりたい」っていう部分って、真逆なものですよね。

Chi- - そうなんです。オレンジの髪はしていますけど、普段はひっそり生きていたいんで。でも音楽の時は目立たなきゃいけないので、ライブとかだと弾けたりするんですけど。

 - Whoopiesのお二人は出会った時にすぐChi-さんと一緒に音楽をやりたいと言ったということなんですが、そう言われてどうでしたか?

Chi- - 私もカバー曲じゃなくてオリジナル曲でやりたくて、最初にギターを始めた瞬間からオリジナル曲を作って、それでライブに飛び出た感じだったんです。ただ、作曲の力は無いなって自分でも感じていて、誰か曲を作ってくれる人がいれば凄く面白くなるんじゃないかって思ってたんです。二人の曲を聴いたときに、自分が求めていたようなものだったので、「一緒にやったら凄く面白いことになるんじゃないか」と思ったから「やります」ってことですぐに東京に出てきました(笑)。急展開でしたね。高校生の時からずっと貯金をしていて、留学しようと思ってたのでお金は貯まってたから、それを資金にして、親にも言ってすぐに出てきました。

 - 留学は何を勉強したくて?

Chi- - 「とにかく日本から出よう」って(笑)。学生のときに、先生に「日本がもしかしたら合ってないのかも」って言われて「じゃあ取り敢えず出た方が良いのかな」と思って、留学してそのまま住み着こうと思ってたんです。だから英語を学ぶためっていうか、そのまま出て行こうと思ってたんですけど、その場所を東京に変えただけですね。

 - 歌詞に英語がスムーズに出てくるのも、英語を勉強したからっていうのもあるんですか?

Chi- - 多分全く活かされてなくて(笑)。歌詞に英語を入れているのは、大体自分が「こういうことを言いたいな」と思った時に、感覚で適当に単語を出してみてから意味を調べて、近い単語を選ぶので。凄く雑に考えてます(笑)。

 - 先生に「日本が合ってない」と言われたというのは、本人としても自覚はあったんですか?

Chi- - そうですね。何かするってなると一人で行動してたんですけど、意見した時も、毎回全部ズレてるなと思ってたので、違和感は凄くあって。なので「そうなのかな」と思ってました。

 - でも、Whoopiesのお二人とはその辺りはスムーズに行きますか?

Chi- - ......最初は全員人見知りでスムーズには行かなかったんですけど(笑)。めちゃくちゃ、ちゃんと話せるようになるまでに一年ぐらいかかった。今はだいぶ変わりましたね。

 - 曲作りを始めたのも、ある程度関係が成立するようになってからですか?

Chi- - あんまり仲良くなれてない状況の時から作ってはくれてたんですけど、その頃よりも仲良くなった時の方が良い曲が作れるようになった気がします。

 - 最初の曲から色んなジャンルが入っていて、なおかつポップで開けているような音楽性が確立されていますよね。「こういう感じでやろう」となったのはどういうきっかけですか?

Chi- - 最初からそういう感じになってましたね。もっと暗い感じの曲を初めはやってて、多分今後もまた暗くなるかもしれないし。自分たちが時代の流れの中で良いと思うものをやっているんで、どんどん変わっていくんじゃないかと思っています。

 - ユニット名も不思議ですよね。

Chi- - 名前をつけるときに、二人が「チョコライムウーピーパイ」っていうアメリカのお菓子の名前を言ってきて。その響きが凄く可愛かったので「つけよう」ってなって、「チョコ」の部分を、私がカメレオンが好きだったので変えて、「カメレオン・ライム・ウーピーパイ」にしたっていう......特に深い意味は無いんですけど(笑)。響きでつけました。私は動物が苦手なので触れないんですけど、カメレオンの生き方が凄く良いなと思って。色を環境によって変えていくのが、私が出来なかったことが出来てるから、その生き様が良いなって。

 - 初リリースは2019年。音源デビューに向けてはどうやって考えていたんですか?

Chi- - デビューまでの三年間は、私の経験とか実力が凄く伴っていなかったので。曲は良いけど、私自身のライブパフォーマンスとかが全然だったので鍛えるために、修行みたいな感じでストリートライブをやってました。最初の一年はほぼ毎日、二年目もやりつつ、ライブハウスとかクラブに出るようになって。去年やっと三人で出るライブの形が固まってきたので、時間はかかりましたけど、一昨年の末にリリースしたのは自分たちにとって良いタイミングでした。やっと世に出してもいいなと思えた状態ではありましたね。

 - ストリートライブって、歩いてる人たちは別にお客さんじゃないですよね。人見知りだと怖いと思うんですが。

Chi- - 音楽始めたきっかけが「死んでもいいや」ぐらいの気持ちだったので、ギターも凄くヘタクソで、カバー曲一曲しか出来ない状態だったんですけど、「別にここで殺されても、それでいい」くらい全然怖くなくて。今やれって言われたら凄く怖いと思うんですけど、銀座とか渋谷とか色んなところでやってもその時は全然怖くなくて。そもそも酷いことが起きると思っていたので、その想像は超えてこなかったなっていう(笑)。

- 実は凄く度胸があるんですね。

Chi- - だんだん慣れてきて、普通になっちゃって。銀座でやってる人がいないから一回やってみたら、恐ろしいんですけど、凄いお金稼げるんですよ(笑)。それが素晴らしいなと思って、だんだんお金稼ぐためにやり始めちゃって。人が通ったら歌って、帰ったらやらない、みたいな(笑)。それを繰り返す内に「これはダメだ、やっぱりライブハウスで頑張ろう」となりましたね。環境に適応しすぎた(笑)。銀座でやってたら、チューニングしてる時に歌とか聴かずに外国の富裕層の人が来て、ダウンジャケットに手をつっこんで一万円入れてきて、そのまま去ったりしてて。その時の私は凄くラッキーだと思ってたので、ずっとチューニングしながら待ってるっていう訳の分からないことしてて(笑)。

 - その時は弾き語りでやってたんですか?

Chi- - 今の感じでオケを流して歌うってこともしてましたね。弾き語りの時はカバー曲をやったりとか。昔はオケ流してギター弾いて歌うってこともやってたので、色々ですね。弾き語りもやってました。“Play With Me”って曲と"Kila Kila Kill Me”はその時から歌ってました。

 - 結構前からあった曲なんですね。楽曲制作はどのように行うことが多いですか?

Chi- - 楽曲制作は、常に「次どういうことやりたい」とか「どういう曲やりたい」っていうのは考えてるんですけど、電話とか、三人で会った時とかにそういう話を日常的にしてて。で、「次の曲何出す?」ってなった時に、方向性というか、「こういう曲やりたい」っていうのを決めて、Whoopiesの二人が曲とトラックを作って私に送ってきて、私が作詞とラップとかを作って、そこからまた話し合いながらどんどん進めていく感じですね。

 - じゃあ、トラックが先にある場合が多いですか?

Chi- - そうです。あと“Play With Me”は私が昔作っていたオリジナル曲の歌詞の「食べてあげよう」っていうのをWhoopiesが聴いて、そこから曲を作って、また返ってきて、作詞ももう一回やり直した感じで。作詞からの時もありますね。

 - “Play With Me”はフックの「食べてあげよう」っていうリリックがいいですよね。どういう風に出てきたんですか?

Chi- - 「食べてあげよう」は、私が凄く落ち込んだりすることが多いので、めちゃくちゃ落ち込んだ時にそういう悲しみを全部食べてあげようっていう化け物がいたらなって思う時があるので、それを歌詞に乗せた感じですね。

 - 音楽活動をやるようになってから、メンタル面の変化はありましたか?

Chi- - 一緒に音楽をやるにつれて、Whoopiesが凄くケアしてくれるというか、私が「これちょっとヤバいな」ってなってる時に察して、早急に改善してくれる(笑)。私自身もどんどん色んな人と話したりするうちに、前ほどとんでもないことにならないし、今は凄く責任感というか、「私がやらないと」っていうのがあって。前は何も無いことで逆に無敵状態だったんですけど、今はこの状態があるのを失くさないためにもっと頑張るしかないって思ってるので、そこは怖いといえば怖いんですよね。でも前ほど暗い気持ちにはならなくなりましたね。最初は凄く頑張って2人が喋ってくれていて、「話せないな」とか思いながらも、私が話さないと可哀想になってきて、「これは私がやるしかない」と思って、だんだん心を開き出したんです。

- 音楽を作ることによって人とのコミュニケーションを学んだんですね。

Chi- - 「ヤバいなこの人」っていう人やストリートライブをやってる人とも仲良くなって、すぐに仲良くなくなったり、色々経験するうちに、いちいち落ち込まなくなった。流れに身を任せるようになったっていう感じですね。

 

- カメレオン・ライム・ウーピーパイは「ネガティブポップ」を謳っていますよね。今の話を解釈すると、ネガティブなことがあっても落ち込んだりするわけではなく、世界をありのままに受け止めるということかなと思いました。

Chi- - ネガティブだけじゃなくて、ネガティブが一周回ってポジティブになったような。私が音楽を始めたきっかけもそうだったんですけど、「生きてる意味無いな」と思ってから音楽を始めたこととか、ネガティブすぎると逆にストリートライブが怖くなくなったり、一周回ると逆にめちゃくちゃポジティブなんじゃないかと思うことがあって。それがずっとグルグル回ってる状態なので、ネガティブが逆にポジティブになるところとかを音楽にして伝えられたらと思っています。

 - “Kila Kila Kill Me”は、そういう回ってる感じが凄く伝わりますね。

Chi- - “Kila Kila Kill Me”は「あなたがいればなんでも出来る」とか「あなたがいないと何も出来ない」とか、自分が上手くいくと思えば上手くいくし、凄くネガティブな「自分は何も上手くいかない」とか、そういう気持ちを合わせて書いた感じですね。

  - “Normal Luck”って「Good Luck」や「Bad Luck」は言いますけど、あまり聞いたことが無い言葉だと思ったんですよね。

Chi- - “Normal Luck”も、いつも歌詞を書く時は自分の状況を書くことが多くて。最近世の中がめちゃくちゃ暗いなっていうのは凄く感じているので、そういう状態の時には逆に夢を見るしかないと思って。それを書きました。

 - 今も継続していますが、昨年からのコロナ禍の中では気持ちの方はどうでしたか?

Chi- - コロナの時は三人で「今何が出来るかな」っていうのを凄く考えて、家でライブをしたりとか、自分たちで映像を作っていましたね。ライブのVJも自分たちで作ってやっていたので、それを家でやろうってことになって、二人がいつも作業してる部屋で生配信ライブをやったり工夫して。なので一年ってことで考えるとそれは楽しかったんですけど、もう二周目は無いかなって感じですね(笑)。

 - ミュージックビデオも全部三人で作ってるんですよね。“Normal Luck”のビデオも、シチュエーションも不思議ですよね。砂丘に畳を置いてたり。あれは実際に持ち込んでるんですか?

Chi- - 1人サポートで入ってもらっているんですけど、砂丘で畳や茶道具などを運 ぶときにWhoopies1号とその方が砂丘で辛そうすぎて。何が辛いと言われれば荷物運びが一番辛いですね(笑)。最初はお茶を使ったMVを撮りたいと思っていて、草原とかもアリだなと思ったんですけど砂丘になって。とにかく色々違和感があるものをって考えたら、結局砂丘で畳になってました。

 - イメージ的なところだと思うんですけど、歌詞にお茶が出てくるわけでもないですよね。どうしてお茶を?

Chi- - そうですね、雰囲気(笑)。日本人が洋楽に憧れていて、それも良いと思うんですけど、私たちは日本を取り入れて戦いたいと思うようになって。世の中が洋楽とか海外に憧れているからこそ、「日本ってもっとカッコいいのにな」と思ったので、日本を取り入れて、それを世の中に広められたらなと思って。

 - 洋楽やJ-POPの話が出ましたが、カメレオン・ライム・ウーピーパイの曲は洋楽らしさもありつつ、J-POP的な部分もあり、そのバランス感が不思議なところに落ち着いているなと思って。どういう要素が自分たちの特徴だと思いますか?

Chi- - 「どういうジャンル?」とか凄く聞かれるんですけど、それは自分たちの中でも凄く曖昧で。洋楽っぽくもなくJ-POPっぽくもなくっていうのは凄く狙ってはいるんですけど、それが今「これって何?」っていう分かりにくさになって凄く質問されることが多くて。でもカメレオン・ライム・ウーピーパイのこのバランスがスタンダードになれば良いと思っていて。なので、それを狙っているというか。よく分からないのがカメレオン・ライム・ウーピーパイなので、カメレオン・ライム・ウーピーパイっていうジャンルが出来れば良いと思って、そこを目指してますね。

 - 三人それぞれの考えを落ち着かせるのも作業としては難しそうですよね。それはどういうコミュニケーションをとっているんですか?

Chi- - めちゃくちゃ話し合っていて、電話もほぼ毎日してるんですよね。一つ作るにしても「ここまででどう思う?」とか、いっぱい話し合いをしていて。ドラムを少し変えたってだけでも電話してきて「ちょっと聴いてみる?」とか言ってくるんで、「それはもう分からないからそちらで判断してください」って(笑)。それぐらい細かく話し合いますね。

 - トラックのディテールも後半に細かいアレンジがあったりもするし、一筋縄ではいかないというか。なのでどうやって曲が成立していくのかが興味深くて。

Chi- - 基本的に好みが凄く似てるっていうのもあるんですけど、そういう話し合いも兼ねてやっていってますね。

 - どういうところが似ているんですか?

Chi- - 性格まで結構似ていて凄いんですよね。私もこじんまり生きたいと思っていて、二人も目立ちたい方じゃないし、人見知りでもあって。Beastie Boysが好きで、カッコいいだけじゃなく、ダサすぎず、緩すぎず、みたいなちょうどいいバランスが感覚的に合っていて。他の人から見ると「ここのバランスってどう表現するの?」って思われると思うんですけど、三人の中ではしっかりしたものがあるというか。「これがカッコいい」っていうのがハッキリしているので、そこの感覚がめちゃくちゃ合ってるなと思います。

 - 他に三人好きなものはあるんですか?

Chi- - ......お笑いとか?(笑)。M-1グランプリの準決勝から三人で映画館に観に行ったりとか。最近凄く思うのが、三人で車移動してるんですけど、そこでダラダラ話してるときも、適当にふざけて歌うノリとか、その適当さとかつまらなさ具合もめちゃくちゃ気が合うなと思いますね(笑)。お笑いだと私はダイアンさんが凄く好きで(笑)。ダイアンさんの関西のラジオをradikoプレミアムに入ってまで聴いています。あとジャルジャルさんとか、オズワルドさんは三人ともめちゃくちゃ好きです。

 - ちなみに、これまでの自分の曲で一番好きなものを一つ挙げるとすれば何ですか?

Chi- - 一つ挙げると最新曲の“Normal Luck”です。いつも一番好きなのは最新曲。自分たちがその時に良いと思ったものを出してるので。カメレオン・ライム・ウーピーパイの中で一番イントロが大人しい曲なんですけど、それが作った時の自分たち的に良いと思っていて。最後はやっぱり踊れるようなサウンドになってるので、そこが自分たち的に新しい感じに出来たと思って。そこがお気に入りです。

 - 自然とダンスミュージック的なグルーヴが出ているのはどうしてなんですか?

Chi- - やっぱりライブが好きで、ライブ行った時とかも、感動よりも踊れたりノれるのが好きなので、「踊れる曲」っていうのは凄く考えています。

 - 歌詞よりも、身体的なものの方に興味を惹かれるんですね。

Chi- - 歌詞にも意味は込めてるんですけど、やっぱりWhoopiesが作ってる曲とかメロディのノリを損なわないように、むしろそこをもっと乗せるように歌詞を書いたりとか。そこの踊れる部分を、日本語を使ってカッコよく見せるのは凄く重視していますね。曲メインで考えています。

 - 歌詞を書くのは時間かかりますか?

Chi- - 歌詞を考える時は毎日常に考えて、その期間は結構......考えつかない時は一ヶ月ぐらい考えて、でも一気に考えついたら二時間ぐらいで書けるんですけど。

 - “Where Is The Storm”は、最初の一行目で強烈なことを歌ってますよね。これはさっと出てきた?

Chi- - そうですね。“Where is The Storm”は勢いが凄くある曲なので、歌詞も少ししか書かなくてよくて。だからちょっとぐらい強烈なことを言っても大丈夫なのかなって。勢いがあるので、そのまま流れて行くかなって感じで(笑)。曲に負けない歌詞をつけようと思って考えました。

  - アイディアは常に浮かんでくる?

Chi- - 基本的に何か考えてるっていうのもあるんですけど。この間は駅で電話してる時にMVのアイデアを考えようと思って、「駅にあるゴミ箱に手を突っ込んで、そこから離れないMVを作ろう」って。目に入ったものから何でもアイデアが思い浮かぶ感じですね。

 - いつでも思いついちゃうからDIYで完結させようっていうところもあるんですか?

Chi- - それは凄くありますね。三人で作っているとニュアンスとか、常に話していないと分からない細かい部分がいっぱいあるんで。撮影技術も我流でやっているので、知識や基礎が無いからこそ出来る振り幅がめちゃくちゃあると思っていて。技術じゃなくてアイデア勝負だと思ってるので、凄くお金をかけられる訳でもないんですけど、この環境だからこそアイデアを出しまくってる状態ですね。

 - じゃあ、これからもっと売れてMVにも沢山予算をかけられることになったらどうしますか?

Chi- - 色々アイデアをメモに書き溜めてるんですけど、お金使えるようになった後のアイデアも書いていて(笑)。そうなるとプロの力が必要なので、その時用のアイデアも考えつつ。私たちのアイデアが主になって、プロに助けてもらえるところは助けて貰えたら、お金をかけられた時の面白さもあると思っていますね。

 - 今年はSpotifyの「RADER:Early Noise 2021」にも選出されて、より注目されるようになってくると思うんですが、カメレオン・ライム・ウーピーパイはしっかりと「売れたい」っていう気持ちもありますよね。メジャーフィールドに対してどういう思いでやっているのかを伺いたいです。

Chi- - もちろんメジャーで戦いたいので尖りすぎるのも良くないと思うんですけど、このバランスのままメジャーシーンで戦って、私たちの形がメジャーのスタンダードになれば良いなと凄く思っています。

 - 最後に今年やってみたいことなどはありますか?

Chi- - 制作面だと、今考えているのは忍者とか、もっと日本っぽいやつを取り入れながらやりたいと思っています。ライブの活動もすぐやりたくて、三年間クラブとかでやってきたものが去年やっと形になったというか。三人でのバンド形態が固まって、やっと楽しめるようになったというか。なので、それをもっとフェスとかイベントに出て、もっとみんなに見てもらえればもっと楽しくなるなと思っています。そこを頑張りたいですね。

 - ありがとうございました。

Info

カメレオン・ライム・ウーピーパイ

1st EP『PLAY WITH ME』

2021.2.17 OUT (Download & Streaming)

各種配信サイト:

https://CLWPRecords.lnk.to/PLAYWITHME

〈収録楽曲〉

1. Normal Luck

2. Where Is The Storm

3. Play With Me

4. Sweets Room

5. Kila Kila Kill Me

ストリーミングライブ

1st EP "PLAY WITH ME" Release Streaming Party『ウーピーと遊ぼう!!! at cyez』

2021/2/28(日) START 22:00

YouTube配信URL:https://youtu.be/LJ8eNZHwAK0

※アクセスしてリマインダー設定をオンにするとライブ配信開始時に通知を受け取れます。

◉YouTube オフィシャルチャンネル:

https://www.youtube.com/channel/UCP9dFgrskFYoSXX52K2xAyw

◉オフィシャルInstagram:

https://www.instagram.com/chameleon.lime.whoopiepie/

◉オフィシャルTwitter:https://twitter.com/chi_clw

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