舐達麻などのミュージックビデオも手がける映像作家の木村太一が初の長編映画『AFTERGLOWS』を発表へ
舐達麻の"BUDS MONTAGE"などを始め国内外の多くのアーティストのミュージックビデオや、NIKEやユニクロなどの広告映像を手がける木村太一が、自身初の長編映画『AFTERGLOWS』を発表する。
木村は2016年に東京の裏側とそこで生きる若者を独自の視点で描いた短編映画『LOST YOUTH』を、Boiler Roomから配信。2019年にも短編『Mu』をBoiler Roomの映像プラットフォーム「4:3」にて公開している。
本作『AFTERGLOWS』は『Mu』のエッセンスを引き継いだ意欲作。撮影は全編白黒で行うことにより、強いコントラストで東京のネオンを強調し、幻想的な背景として演出している。木村の想いに賛同するキャスト、スタッフが集まり、2月から撮影がスタートした。
朝香 賢徹(守島 輝 役)
今回、木村太一監督の初長編作『AFTERGLOWS 』主演の守島輝役に選んで頂き心からの感謝と共に、この作品に関われる事の意義、 輝(アキラ)という人間の示す究極の愛のカタチを太一監督はじめスタッフ、キャスト全員で激論を毎回交わし合い、作品への情熱と 理解を深めています。そしてこの作品への大きな手応えを感じつつ、少しでも多くの皆様に届けられるように毎日祈るように準備をし ています。
自分がこの作品で描かれていると思っている。「天国のような地獄」と「地獄のような天国」に輝は生きています。 絶望せざるを得なかったエゴイスティックな男が最後まで突き通そうとしたものはなんだったのか?そもそも愛とはなんなのか? 今まで誰も観たことがない映像美と心がヒリヒリするような感動と衝撃を多くの皆様に楽しんで頂けるよう撮影に臨みたいと思ってい ます。
MEGUMI(小松 さゆり/永山ちさよ役)
今回木村監督がこの作品を撮るという噂を聞きつけ、絶対に参加したいと手を上げさせて頂きました。 個人的にこの作品のテーマは 「人間の執着」だと思っています。 自分ではコントロール出来ない、この執着という物によって人生が光り、闇をもっていく。 そんなプロセスを海外で生活する木村監督の目線で 私達日本人の控えめであり繊細な心情をシッカリと切り取られています。
全ての方が共感出来る作品だと思います。 全編モノクロの美しい映像も是非堪能して頂きたいです。
竹下 景子(ラジオの声 役)
生、死、孤独、愛が乱反射する独自の世界に惹かれました。主人公の苦悩は今を超えた普遍性を持ってこちらに迫ってきます。私の 朗読が作品の深化に貢献できればこんなに嬉しいことはありません。出会いに感謝しつつ、木村監督の新たな才能の開花に期待して います。
木村 太一(監督)
自分の人生は映画に出会ってしまったが為に「呪われている」という感覚に常に襲われている。 映画に出会わず、別の物を愛していたらもっと自由のある人生が待っていたのかもしれないと常に思っていて、自分の物作りにおいて 「愛」は一つの大きなテーマです。 人や物を愛する事は最も美しい行為である同時に、自分の周りが見えなくなるほど没頭し、気付かずに周りの大切な人達や環境を傷つ けている事が多いです。 それでも、手に入れたいと思う人間の欲望こそが「愛」であり、皆さんも共感できる「呪い」だと思っています。 「果たしてこの感情は人間に必要なのか?」と常に疑問を感じているのです。この主人公・輝もその呪いにかかっている一人で、僕は 僕なりにこの映画を通して何かしらの答えを生み出したいと思っています。
Info
「AFTERGLOWS」作品情報
[キャスト]
・朝香賢徹:守島 輝
・MEGUMI:小松 さゆり/永山ちさよ ・小家山晃:袴田 ・竹下景子:ラジオの声
[スタッフ]
・監督:木村太一 ・脚本:木村太一、平松卓真 ・エグゼクティブ・プロデューサー:
平松卓真、白田尋晞、木谷謙介、志村龍之介 ・プロデューサー:田川優太郎 ・撮影:上原晴也
・照明:熊野信人
・音響:小野川浩幸 ・美術:安田昂弘、福田哲丸 ・音楽:トーマス・ヤードリー