折坂悠太が映画『泣く子はいねぇが』の主題歌"春"のミュージックビデオを公開

新進気鋭の映画監督・佐藤快磨(さとう・たくま)の劇場デビュー作で、仲野太賀主演の映画『泣く子はいねぇが』の折坂悠太が歌う主題歌"春"のミュージックビデオが公開された。

本作は監督・脚本・編集の佐藤快磨が、秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、「父親としての責任」、「人としての道徳」というテーマを見出し、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた完全オリジナル作品。9月に行われたサン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)のオフィシャルコンペティション部門で鮮烈のワールドデビューを果たした本作は、劇場デビュー作にも関わらず邦画史上初となる最優秀撮影賞を受賞という快挙を達成。続くシカゴ国際映画祭や東京フィルメックス、ハワイ国際映画祭にも正式出品されるなど国内外でも注目を集めている。

初めて映画主題歌、そして音楽にも挑戦した折坂は「音楽で感情を増幅させるのではなく、波の音や風の音と同じようにただただ寄り添うことによってより奥行きを出すことが役割なのかなと思いました。この仕事をお受けする前に太賀さんから『ラストシーンのその先を観客のみなさんに委ねる部分が多いので、何か一歩踏み出せるものを導いてもらいたい』というメッセージをもらい、そういうポジティブでもネガティブでもない感情を持っているのは母親なのかなと感じた。唯一物語の中で状況を俯瞰して観ている余 貴美子さん演じるたすくの母親の気持ちで作ろうと思いました。」と楽曲に込めた思いを語った。

解禁となるミュージックビデオは、映画のロケ地である秋田県・男鹿半島で主人公たすくの実家として実際に撮影を行われた、かつて製材所だった場所を借り、映画と同じく監督の佐藤快磨、撮影の月永雄太が新たに撮影した映像を使用。また、ミュージックビデオ内のテレビ画面、そして中盤で大きく映し出される映像は、製材所が営業していた頃に撮影された約40年前の男鹿のホームビデオ。まさに「男鹿に吹く風のように歌が始まり、巡ってきた季節と繋いできた小さな幸せを描きたい」という佐藤監督の想いの詰まったミュージックビデオが完成した。

また主演の仲野太賀と折坂による対談映像も解禁された。

Info

アーティスト:折坂悠太
タイトル:春
リリース:2020年11月18日
各種配信サービスにてリリース
https://Orisaka-Yuta.lnk.to/SpringComesPR

【映画情報】

泣く子はいねぇが
11月20日(金)より、新宿ピカデリー他全国ロードショー

出演:仲野太賀 吉岡里帆 寛一郎 山中崇 / 余貴美子 柳葉敏郎
監督・脚本・編集:佐藤快磨
主題歌:折坂悠太「春」(Less + Project.)
企画:是枝裕和
エクゼクティブ・プロデューサー:河村光庸
プロデューサー:大日向隼、伴瀬萌、古市秀人
企画協力:分福
制作プロダクション:AOI Pro.
配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ
製作:『泣く子はいねぇが』製作委員会
©2020「泣く子はいねぇが」製作委員会

リンク
「泣く子はいねぇが」公式サイト
https://nakukohainega.com/

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