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故Pop Smokeが警察から取り調べを受けた際にギャングの情報を一切漏らさなかったことが報じられる
今年2月に銃撃によって命を奪われ、先日には遺作となってしまった1stアルバム『Shoot For The Stars Aim For The Moon』がリリースされたPop Smoke。そんな彼が生前に抱えていた警察とのトラブルが報じられている。
ComplexやXXLによると、今週日曜日、Pop Smokeがニューヨークで起きた二つの銃撃事件について警察から取り調べを受けていたことがNew York Post紙にて報じられた。
記事によればPop Smokeは2019年6月に発生した銃撃事件について警察に事情聴取を受けており、その際彼が乗っていたロールスロイスが盗難車であるとの疑いを受け身柄を拘束された。またブルックリンのギャング823 CripsやGS9についての情報提供も求められたが、生前の彼の弁護士を務めていたPeter Frankel氏によれば、彼は起訴を仄めかされ脅されても情報を漏らすことは無かったという。
さらに今年1月、彼が窃盗の容疑で逮捕された際にも警察は823 Cripsや銃撃事件についての情報提供を求めたが、その際にも警察が彼から証言を得ることは出来なかったことが伝えられている。
その後彼は死の直前の2月26日に予定されていたライブを、ギャングが会場を訪れる予定であることを理由にキャンセルしていたが、こちらのキャンセルも当局からの追及を逃れるための判断であったようだ。
惜しくもその後程なくして命を落としてしまったPop Smokeだが、ストリートにおける禁忌である密告を絶対に行わなかった辺りに、彼の人柄やプライドが垣間見えるようなニュースであった。