【インタビュー】BIM 『NOT BUSY』| 自分のことをするっと歌えるようになった

2月にミニアルバム『NOT BUSY』をリリースしたBIM。自身にとって飛躍となったアルバム『The Beam』は自身にむけて歌った内省的な作品だったのに対し、『NOT BUSY』は外に開けた空気を持っている。全曲Rascalによりキャッチーさを持ちつつも多彩なビートを、ボーカルの幅も広がり余裕を持って乗りこなすBIMのアーティスト的成長と共に、精神的にも大人になった姿を感じさせてくれる。

MVも話題になっているスチャダラパーのBoseをフィーチャーした"Be"や自身の地元のことを歌った"Kirari Deck"などでは未来と過去を歌いつつも、しっかりと自身の今と、さらにこれまでとは違い周囲を見渡した作品を完成させたBIMに話を訊いた。

取材・構成 : 和田哲郎

Photo by Ryohei Anbo

- リリースから少し時間が経ちましたが、反応はどうですか?

BIM - ツイートもしたんですけど、色んな人に会うと「この曲好きだった」って言ってくれるんですよ。6曲だから一曲一曲の印象は残りやすいし、覚えやすいんだと思うんですけど。良いって言われる曲を「あの人はこう言ってた」みたいにメモってたんですけど、バラバラすぎるからやめちゃったくらい、みんな色々な曲を好きになってくれて嬉しかったです。コンセプトとしては、「一つの作品を作る」というイメージよりも6方向に出来たら良いな、みたいな気持ちがあったので。

- 今回のミニアルバム自体を作ろうと決めたのはいつ頃ですか?

BIM - 本当はフルアルバムにしたかったんですけど、『The Beam』作ってから全然ペンが走らなくて...

Ren (BIMのA&R) - ずっと作ろうって去年の夏に言ってたんですけど、エンジンがかからなくて。ただ方向性が定まってからは速くて。今までは一曲にかかる時間が長かったんですけど。

BIM - 書き始めてからは結構速かったですね。

- 書けなかったときは、何か理由はあったのでしょうか?

BIM - ずっと『The Beam』の時と同じ感じになっちゃってて。「だったら出さない方が良いかな」って思ってたし、納期のためにやっても意味無いなって感じになって。だけど自分は本当は違うことやりたいって思う気持ちと、ツアーも決まってるしやらなきゃいけないって気持ちと...「アーティスト脳」と「ビジネスマン脳」みたいな(笑)でも“Wink”が出来たときに「イケる!」って。

- “Wink”が一番最初に出来たんですね。今作は『The Beam』の時よりも歌い方の幅も出てるし、声の使い方も一曲一曲それぞれ違ったりして、ちゃんと違うテイストが出せているなと感じて。だからどうやって作っていったのかを聞ければと思っています。

BIM - “Wink”はテーマがしっかり決まっていたので。俺の友達が彼女と別れて「俺今別れてきたんだけど、今から飲めねえか?」って言われて、地元の友達みんな集めて飲む機会があって話したら、「なんかスッキリしたな」みたいなこと言ってて、「これについて書くわ」って言って書いたんですよ。

- なるほど。じゃああれは他人のストーリーなんですね。

BIM - 最初はそうなんですけど、結局自分の感情も混ざっちゃって。でも最初はそいつが飲んだ時に言ってたことを聞いて「これ書こう」って。

- 確かに、“Wink”は時系列も混ざってるなと思ってて、一人の話なのかなと思ったんですけど、そういうことだったんですね。

BIM - ストーリーテリングというよりも、その時のモニャモニャした感じを書けたなって。その時の感情をバーってリリックに吐き出して「これでオッケー」みたいなことはあんまりしなかったし。サビも友達には「出てからは“Wink”が一番好きだけど、最初聴いたときは“これ大丈夫か?”って思った」とか言われて(笑)でもそこが、今までと違うところに行けたなって思いました。

- 前のFNMNLのインタビューでは、「歌詞として出来ている部分の、実際は4倍くらい書いてる」と言っていましたよね。それは今回も同じですか?

BIM - 今回もそれぐらいですね。でも“Yammy, I got it”なんかは瞬殺なんでアレですけど(笑)でも結構いつも通り「ああでもない、こうでもない」ってずっとやってたんで、多分歌詞の3、4倍は書いてますね。いっぱい悩んでっていうよりは、みんなが頭で考えてる部分も自分は書いてるだけで。思い浮かんだヒントを残すというか。

- “Wink”のでき方の話は面白いですね。

BIM - 「最初の方に言って欲しいって」みたいな部分も、そいつが「やりたいこと見つかったかも」みたいなこと言ってたのに、彼女が「安定した仕事してほしい」みたいな感じになって、「あ~」みたいな(笑)だから今回は聴いている人に、っていうより身内に向けて歌った曲が多いですね。そしたらこれを「今の気持ちにピッタリ」って言ってくれてる人が結構いて。エゴサしてるのバレるけど(笑)

- でもそれは誰もが感じるところだったり、悩みとかを歌えてるからなのかなって気はしますね。

BIM - たとえば“Wink”とか“WANTED”とかは、よくそうやって言われますね。

- 決めてないというか、曖昧なところを肯定しているようなところがありますよね。そこがこれまでよりも余裕が出来た部分なのかと思うんですけど。

BIM - 確かに『The Beam』の時は自分に対して歌うみたいな、自分が考えていることを客観的に見る時間のために、「こういうところが嫌だ」とか「俺ってこう見えてるのかも」みたいなことを歌う部分が多かったと思うんですけど、今回はそこがちょっと開けてるのかも。

- そこがアーティストとしても成長というか、変化した部分なのかなと思いました。

BIM - 確かにそうだな、外に書いてるかもしれないです。

- 最初に“Wink”が出来て、その時点でビートは全てRascalでいこうって決まってたんですか?

Ren - いや、そんなことはないです。“WInk”は元々“Fancy”っていうビートで、仮でそう呼んでたんですよ。“Wink”が出来たのはいわゆるアルバムを作ってる最中で。そこから次の曲、今ある6曲に取り掛かったのは後ですね。

BIM - “Slow Dance”のPV撮影の待機時間に“Be”のビートをゲットしたから、スイッチ入ったのは本当に最近です。

- “Yammy, I got it”はユーモアセンスというか、トピック的にはドラッギーなテーマになり得ますよね。それをBIMくんらしく変化させている。『The Beam』のときはああいうユーモラスさはあまりなかったですよね。でも今はある程度自信を持ってキャラクターというか、「自分はこうだから」っていうのを出せるからこそ出来た曲なのかなと思いました。

BIM - 『The Beam』の時は隠していたというか、「それやっちゃったらグループと一緒じゃん」と思っていたかもしれないですね。

Ren - あれはビートからのインスパイアですよね。ノリで作ってた。そんなこと今まで無かったんですよ。

BIM - うん。あれ1日ぐらいで出来たんですよ。 フックのフロウを思いついて。「これでいいかも」みたいにウワーって作って。

- ああいうフロウも普段なかなかやらないですよね。「風邪」をテーマにすることは決めてたんですか?

BIM - そのちょっと前に風邪だったし風邪でいこうと思って。なんか「裏に意味隠してるんじゃないの?」って言われるけど、マジで隠してない(笑)深読みしてもらった方がいいけど。

- 勝手に解釈してくれて構わない、ってことですよね。

BIM - はい、あれは完全にメッセージゼロ(笑)書いてるときは「これで本当に大丈夫?」って思いながら書いてたけど、書いてるうちに楽しくなってきて。「アレクサに顔色聞くの未来っぽくてバカっぽくて良いじゃん」みたいに思って、それぐらいで「ハイ出来た、Renくんも良いって言ってくれてる、これでこの曲終わり!」って(笑)

Ren - 「何も言ってない曲作りたい」みたいなこと言ってたんですよ。だからタイミング的にも、ノリで出来たやつでエンジンかかるかもとは思ってたんですけど、本当にその後から進みましたね。

- そこから書きやすくなっていったのはどういう理由からですか?

BIM - インタビューで言ったら元も子もないですけど、言葉で説明するのは難しいレコーディング能力の変化がなんとなくあったんですよ。喉の奥の使い方とか。「なんだろう?」と思って、インタビュー決まった時にこれ話したいなと思ったんだけど、結局何なのかよく分からない...喉がなんか変化して、前よりちょっとよくなった気がして。喉の可動域なのかな。

Ren - メロディーを作るのが普通に楽しくなったみたいなんですよね。

BIM - あと、単純に作業時間が多い。今は一人暮らしでやることないから、単純に作業時間が1.5倍ぐらいになって。みんなで住んでるときはやっても1日5、6時間だったんだけど、今は寝て起きてそのまま机に向かうときもあるし。それで試す時間が増えて、レコーディング能力がちょっと上がったのかも。前だったら「ここまで出ないだろ」ってところも、一人だとやってみて試せる。

- それが“Be”とかにも採用されているのかなと。高い音も入っていますよね。

BIM - 前だったらメロディーを思いついても諦めていたと思います。今ならやってみるということが出来て、「あ、出来た!」みたいな。後は単純にプラグインとかも買ったりしたので、最悪それでどうにか出来る。環境が良くなったのもあります。まだショボショボですけど。(笑)

- “Yammy, I got it”の後に出来た曲はどれですか?

BIM - “WANTED”ですね。

- “WANTED”は設定的にはフィクショナルにも聴こえるけど、それがちょっとずつ現実のことに落とし込まれるというか。

BIM - これは自分に歌ってますね。“WANTED”は「お尋ね者」ってことですけど、THE OTOGIBANASHI'Sの時はお尋ね者感という感じがしてて。それが今になったら応援してくれてる人もいるし、「ヘイターだったけど、今は良いな」って言ってくれる人もいるし。ポジティブにそれを歌おうと思って。「絶対に認められないと思ってたけど、今後はどうなんだろう」みたいな感じを歌いました。ウエスタンの保安官とか、タランティーノの『ジャンゴ』とかに出てくるお尋ね者感を自分に投影してみたらイケるかもって。確かにOTG'Sの時と通じますね。フィクションとノンフィクションの間、みたいな。

- OTG'Sの時だったらそのままフィクションで突っ走るというか、そんなに自分の心情は入ってこないところですよね。今はそこがミックスされてるのかなと感じました。

BIM - 最近思ったのが、OTG'Sのときって「はじめまして感」が凄かったですよね。これも友達と話してたんですけど、「なんで“Pool”からやったの?今久しぶりに聴いたけどイカれてるわ。全然よくわかんないし、良いのか悪いのかも知らん」みたいに言われて(笑)でも確かに、その時の気持ちを思い出すと、たとえば自分が他の人の曲を聴いて感動するのって、その人をなんとなく知った感じになってから「俺、こんな奴だ」ってことを歌われた時に「へぇ、そうなんだ」ってなるんですよね。一曲目からそれをやっても「いや俺らのことなんて誰も知らないのに」みたいなことがあったような気がしていて。「はじめまして」でやるなら、本当に物語を作るみたいにやらないと俺らは恥ずかしい、みたいな。「俺はどこで育った」とか興味ないでしょ絶対、みたいな感じだったけど、続けていくことによって自分のアーカイブがあるから、「これぐらいまでだったら分かってくれるかも」みたいな気持ちで少し言いやすくなってるのかもしれないです。人間的な、「色んなことがあった」ってこともありつつ、単純に曲をいっぱい出して、俺の曲たちをを聴いてくれてる人が少しはいるかな?みたいなことが昔よりはあるから、自分のことをするっと歌えるようになったんだと思います。

- ファンの人は凄く聴いてくれてると思います。ミニアルバムが出たぐらいのときにBIMくんのファンの子がいる現場で、偶然話す機会があったんですよ。その時に「この曲は絶対にこういうことを歌っているはずだ」みたいなことまで分析をしてて。

BIM - えーっ、なんて言ってました?

- 「これは女性のことを歌ってるんじゃないか」とか。

BIM - 分析嬉しいな。

- 実際にどういう人だとか、ファンの方も楽曲の理解が深まってる状況だからこそ、よりパーソナルなことを歌いやすくなってるのかもしれないですね。

BIM - “KIRARI Deck”も、俺の地元のバスロータリーがあって、そこの上が「キラリデッキ」っていうデッキになってるんですよね。で、そこにTSUTAYAがあって、そこで結構ヒップホップを知ったんですよ。そこのヒップホップゾーンに部活帰りに一人でずっといて、AからZまで借りたりしてて。Swanky Swipeとか超推されてたんです。その時にヒップホップ好きだったけど、今はヒップホップから離れちゃった友達とかもいるから、そういう寂しさと「俺はまだ続けてる」っていう照れ臭さというか恥ずかしさもあるし。だけど自分が一番自信を持ってる部分もそこだし、みたいなことを恥ずかしながら遠回しに歌ってます。あと友達が結婚したりするし、「大輔が今日も居て」っていう歌詞の大輔は地元の小学生からの友達で、俺より全然でかいけど怖がりで、すごい優しいやつで。もう少しで引っ越しちゃうんですよ。だから「引っ越さないでよ」みたいな(笑)これを大輔に聴かせたら泣いたんですよ。「“大輔が今日も居て”って言われたら引っ越せねーな」って言ってちょっと延期したっていう(笑)本当かは知らないけど(笑)

Ren - “KIRARI Deck”の話をすると、録る前に女性のコーラスが必要だっていう要望があって。それで人選をしてみて、「バッチリの人いるじゃん」って感じでG.RINAさんの名前が出て、お願いしたらご快諾いただけまして。最初に送られてきた音源がバッチリすぎて、ほぼそのまんま使わせていただいてます。うちの音源でお世話になるのはOMSB以来2回目なんですけど。「ここはいらないって思うところは抜いてください」って言って送ってもらったものが完璧で、直してほしい所も無くて。120%でやっていただけて感動しました。

BIM - ちょっと「コーラスで後ろで支えていただく感じに。。。」みたいに言いにくいし、しかもG.RINAさんみたいな先輩に。でも分かっててくれてて、「こういうことだよね」っていう提示がもう完璧でした。あとデータの送り方とかも「さすがです。」って感じで。本当は更に綺麗に聴こえるように処理したいと思うんですけど、自分の声をわざとめちゃくちゃ大きくして送ってくれて。普通は曲に馴染ませるじゃないですか。でもオケや俺の声より大きくして、「これで修正あったら言ってください」って感じで。でも「これで完璧だ」って(笑)“KIRARI Deck”は小学校6年生や中1の時にやられた物を今もやってるってことが友達には恥ずかしいし、「まだやってんの?」って感じだけど。でも最近は活動が見えやすくなって、友達もデビューした時は「いいじゃん、雑誌とか出てるんでしょ?」みたいな感じで言ってくれたりしてて、でも何年もやってると「まだやってんの?(笑)」みたいな雰囲気あったけど。最近はまた変わって「すごいなお前」みたいに言ってくれたりして。少し前だったらこれは歌えなかったんですよ。でも今は歌えた。みんな「結婚だ」ってなってるときに、俺はVaVaくんと「VaVa君もポケモン買ってよ」「BIM本当にポケモン最後までやる?」みたいな話をしているから、昔の友達と久しぶりに会うときは本当に恥ずかしいけど(笑)。でも俺はこっちの方が性に合ってるって思ってる。周り見渡すと年齢よりも若い人ばっかりで。この前タケイ(グッドマン)さんとMV撮らせていただいたんですけど、タケイさんを見てもずっと一緒にいると楽しすぎて年齢が近い先輩思えてきて。Boseさんも、「朝から長丁場の撮影だからお疲れだろうな」って思ってたけど、ロケ弁がオーベルジーヌだったんですよ。Boseさんも俺もオーベルジーヌ見た瞬間ちゃんと分かりやすくテンション上がってて(笑)「楽しいなぁ」って。だから“KIRARI Deck”と“Be”は、行ってる方向は違うけど根元の気持ちは近い物があります。

- 「未来」と「過去」という。

BIM - そうですね。

- “Be”のBoseさんのヴァースも、経てきた人から、ってところが素敵だなと思って。Boseさんっていうアイデアはすぐに浮かんできたんですか?

BIM - 何人か「この人もいいかも」っていうのはあったんですけど、Boseさんっていう名前が出た瞬間に「あ、もう絶対にBoseさんにお願いしたい!」って。正直無理かもと思ってましたけど、「オッケー出たよ!」って。

Ren - お願いだけしてみようって感じで、12月にミーティングをしに行って。その時にビートはもう聴いてくださっていて、ヴァースが次の日に届いたんですよ。

BIM - 俺の家でレコーディングした時に、Boseさんと昼から夕方ぐらいまで二人でずっといるっていう時があって。色々な話をさせていただいたんですけど、最初ビートを「地味かも」って思ってたみたいなんですけど。でも「サビが入って全然そんなことなくなった」って言ってくれてすごい嬉しかったです。

Ren - 1日後に来て「ヤベぇ・・・」みたいになりまして(笑)「これはしっかり返さないと」ってなって。元々BIMのラップは入れて送ってたんで、そこから返ってきたから「これはもうフックでかます」って。

BIM - 2個作った。

Ren - 2つ送るのが良い、って感じになって、「両方良い」って言ってくださいましたよね。

BIM - もう一個の方がメロディも分かりやすくて、結構「良いメロディ」だったんですよ。

Ren - その後Boseさんが2ヴァース目も送ってくださって。もう1ヴァース書きたいって一瞬思ったみたいですが、着地を考えて「このままでいこう」となりまして。

BIM - 「思うじゃん?思うじゃん?って思うじゃん?」っていう最強フレーズの後に言えることはございませんって(笑)

Ren - 大変貴重なワードを残してくださって。

BIM - 「なくなくなくなくなくなくな~い?」の2000年代バージョンがそれだってBoseさんはずっと思ってたらしくて。「やっと使えた」って。

Ren - そんなのをウチの音源に入れていいんですかって感じですけど・・・。それを受けてもう一回サビをやるのが曲の収まりがよくて。BIMは元々スチャダラパーさんは好きだったと思うんですけど、共演が決まってやりとりをさせていただく中で「Boseさんヤバすぎる」みたいに常に言ってて、夢中になってて。

- Boseさんはどういうところが魅力的ですか?

BIM - なんか、一番優しいけど一番恐い感じがあって。心の底から「こうなりたいな」って思いました。リビングレジェンド、居るだけで伝説の人なんだなっていう。レコーディングの前日にAkeemさんと飲んでて、「BIMちゃん日本語でラップしてるじゃん?ってことは、マジで明日マイケル・ジャクソンとレコーディングするようなもんじゃない」って言われて。レコーディングしたら「本当にそうだ。。。」って。俺がやってることの、歴史の教科書表紙みたいな人、本当に聖徳太子みたいな(笑)だからちょっと恐かったっすね。

- それは見透かされてる、という感じ?

BIM - なんというか凄すぎた。自分が日々思ってることとかも、「こんなのはもう全部分かってるんだろうな」みたいな。もう宇宙の話みたいな感じが凄くして。Boseさんと話してると、曲になってる部分、俺なんかに伝わってた部分なんてBoseさんの氷山の一角すぎて、ドラゴンと話してるみたいで(笑)SDPを始めたときの話とかもしてくれて。クラブとかでお会いしたときは「お先失礼!」って感じで帰っていっちゃうからあんまり今まで長くお話ししたことなかったんですけど、一緒に録ってると「B」の帽子も取って服も脱いでTシャツになってて「ヤバイ」って。だけどカマさないとなって思いました。「もっとこうして下さい」とか、kZmとか以上に言うようにしましたね。あんまり無かったんですけど(笑)

- アーティストとして対等でいるための意識という感じですか?

BIM - 失礼にはならないようにして、だけどこの曲で挑戦して頂きたいっていうことを伝えたりとか。「いつもこれやらないんだけどな」っていうこと、例えば高い声を被せて頂いたり。でも歌詞の内容でブチ喰らっちゃったからな...(笑)

- 最初のヴァースがあって、これが返ってきたらバッチリっていう感じですよね。

BIM - ちょうど25歳のときに、スチャダラパーのもう一人のメンバーだった亀井さんが地元に帰っちゃったみたいで。その時に「マジつまんねー、帰んなよ」って。それが俺の“KIRARI Deck”とかと被ってて。その後に「君ら同様目指してた誰もいない頂上」って言われて...(笑)

- “KIRARI Deck”との関係は作ってるときは意識してなかったですか?

BIM - そうですね。

Ren - ミーティングのときに結構色々とお話をさせていただきまして。それがちゃんとキャッチボールに反映されたというか、BIMは直接会って一緒に曲作った方が良いって思った人と心を通わせることを大事にしてると思うんで。それはもしかしたらBoseさんも感じてくださって、「俺も一緒だったよ」と、上から目線じゃなくてちゃんとその時に帰ってやってくださった。

BIM - 家に来るときも「好きな車屋が近くにあるから、ちょっと遅れる」みたいな連絡が来て、遅れる理由かっこいいなって(笑)。でもその「ちょっと」が俺の「ちょっと」よりも短かったんですよ。3分くらい。「じゃあちょっとコンビニ行けるか」って思ったらもう下にBoseさんいて(笑)あと、サビでいつも「どこまで言おうかな」みたいなのを悩んでたんです。例えばこの缶で説明すると「この飲み物は缶で、ちょっと普通の缶より細くて、中にはこんな色の液体が入ってて、これを飲むとこんなテンション上がるんだよね。で、こんな味で...」みたいなことをどこまで言っていいのかな、とか。サビで曲を説明するときとかに、その塩梅が今回は凄く決まったと思っていて。だから、文章に起こすとおかしな文が今回のサビには多いです。

- 表現を省略していますよね。昔はもっと説明していた?

BIM - そうです。前は文として成り立ってないとダメだと思っていて、でも自分が好きなポップスのアーティストも、歌詞を読み返すと意外と意味わかんなかったりするから、今回はその塩梅がやっと自分の中で決まった感じがありました。

- そういう余白があるからこそ、身内に向けたものをリスナーが「共感出来る曲だ」って思えることもありますよね。

BIM - 今回の曲を作っているときもRenくんに「直接的すぎる」ってよく言われていて。最初は「そっちの方がいいじゃん」って思ってたけど、作ってる時に「なるほど、確かに俺の歌詞は答えを一個だけにしちゃうな」って気付いて。「何のこと言ってるんだろう」って考えてもらえる方が、俺がやりたい感じだなって思いました。

- “Wink”もそうだけど、色々な人の色々なシーンが出てくるような感じで。別に全体が繋がってなくても曲になるんだ、ってところがあるかもしれないですね。

BIM - 凄く長い、自分が考えてきた出来事を3分にまとめるから、やっぱりそういう風にした方が長い物語になるし。USの曲を聴くときとか、なんとなく英語でなんて言ってるのかな、って見るけど、和訳を見た時に「あ、こういうことなんだ。俺違ったわ」って。でも「俺が思ってた方が良かったかも」って思うときもあるし、別にそれでいいなって思って。そういう感じで作れたら、と。

- 答えを提示しないというか。

BIM - 書きながら自分の中で「こういう風にしていこう」って考えたのもいっぱいあるし。“WANTED”は完全にそうやって、書きながら方向を決めていった曲です。

Ren - 和田さんはどれが一番好きですか?

- 僕は“Wink”か“Runnin'”ですね。“Runnin'”はDJでも絶対にかけちゃうと思います。

BIM - shakkeくんと一緒だ。shakkeくんも"Wink”と"Runnin'”。

- DJユニットなんで(笑)

BIM - in-dは“KIRARI Deck”。VaVaくんは“Be”で、JUBEEも“Be”。YouthQuakeは“Yammy, I got it”(笑)Akeemさんは“WANTED”。

- 結構違いますね。

BIM - Heiyuuは“Be”。“Be”は結構Heiyuuのことを歌ってるんで。Heiyuuが一回映像をやめるって言ってたことがあって、それに対して歌ったんですよ。「やめるんだったら強くは止めないけど、やめないでもいいんじゃない?」って。

Ren - その映像をHeiyuuが撮ってくれまして。

BIM - 「Heiyuuって奴がいて」ってことをBoseさんに言って、そしたらBoseさんもああいう歌詞を書いてくれたのかなって。ビデオでは、タケイさんも超ヤバくて、カメラ回ってるときにリップしてるじゃないですか。そしたらカメラの後ろでタケイさんがリリックに合わせて踊ってるんですよ(笑)普通に考えたら不思議な光景でしたけど、それでどんどん演者のテンションが上がっていくんですよね。

- コミュニケーションの取り方なんですね。

BIM - それでHeiyuuがブチ喰らってましたね。この前飲んだら、タケイさんに「HeiyuuくんはPV監督として足りないものが多すぎる。でも、足りないものが多すぎるから普通の人には出来ないことが出来る。だから俺は何にもアドバイスしない方が良い、Heiyuuくんのやり方がHeiyuuくんにはベストだ」って言われたってことを嬉しそうに言ってました(笑)やめるって言ってたのに、今はもう生き生きとしてます。

- そういうタイミングも含めて、今Boseさんとやったことは意味があったのかもしれないですね。

BIM - そうですね。今だったなと思います。これで、もしもこれから売れたとしても、そこで今のまだまだな時期だからいいんだなと(笑)このまま消えていっちゃったら良くないですけど、ここから頑張っていくとしたら今がベストタイミングだったのかなって。

- 最後に残った曲が“Runnin'”ですけど、この曲はいかがですか。

BIM - kZmが先にヴァース書けたって言ったんですよ。で、歌詞だけ貰ってて。今さらインタビューとかでアレかもしれないですけど、下の世代のヤバい人に対して焦るって言ってて。「聞いたよそれ」ってぐらいに、最初本当に認めたくなかったみたいで。kZmが一人で考えてた時に、「そういう存在を自分は否定して頑張るのか、肯定して頑張るのか、どっちの方がkZmとして良いのか」って考えて、「ヤバいって思ったことに素直になろうと思った」って言ってて。でも元々あの人はそういうタイプで、周りも応援するタイプなんだけど、今回ばかりは最初焦りが凄かったみたいで。で、それをそのまま書いてくれって言ったんですよ。最初は「うーん」って言ってたんですけど、「いいじゃん俺の方の曲なんだから」って言ってあの歌詞が出来て。“Dream Chaser”ではkZmに自分のことを聞いてもらうって感じだったけど、今回はkZmの話を聞くような曲にしたくて。kZmの方が分かりやすいことを歌って、俺がもうちょっと抽象的なことを歌ってる。「道玄坂の喧嘩」とか。

- 最後のBIMくんのヴァースがいいですよね。

Ren - kZmくんのバースがBIMの最初のヴァースより長くて、“Be”と同じでこのままで良いかもと思ったんですけど、BIMが続けて書いてくれて。それがちゃんとkZmくんのリリックを受けて自分も共感してるし、憧れとか強がったりする部分に対しての、自分に対してここ1年ぐらいで感じたことを凄く凝縮して書いてくれて。内容も、聴いてもすごくバッチリだなって。

BIM - 「知ってたんでしょ」の部分はRenくんのことだから。知ってた?

Ren - そうだったんですか…!(笑)でもなんというか、迷いが多分ずっとあって。それは続いていくことだと思うんですけど、「自分が外からどう見えるか」ってこととか、どうでもよくなる瞬間もあるし、そういう時もまた来るから、この曲でそういう部分を出しておけたのは、後で聴いたりライブで歌うときに自問自答したり、その時を振り返って「素直でいいんじゃん」みたいなことが出来る曲になったと思いますね。3人でやってるのにパーソナルな部分をちゃんと出してるのが、強がらなくていいっていうか。kZmくんが言ってることと呼応して、kZmくんに言ってもらって安心してる部分もあると思うし。そこをSIRUPさんの声がつないでくれたのも本当に重要だったと思いますね。

- パーソナルにしすぎないというか。

BIM - ふたりのダサいところを優しく見てくれる、同期でもありライバルでもあり先輩でもあるという人が。

Ren - 捉え方っていうか、中和してくれるっていうか、そういう役割の人って普段の生活でも大事じゃないですか。普通の暮らしをしても3人とかの関係って難しいと思うから。意外と爽やかにずっと聴ける曲と思ってくれても良いし、この部分も感じてくれてるといいなっていう。

BIM - 歌詞の内容としてはマジで部室トークみたいな。

- でもラブソングに聴こえないこともないですよね。

BIM - 確かに。それはやっぱりSIRUPくんがいなかったら出来なかったですね。みんなが自分の持ち味を出せた曲にできたなって思います。

Ren - その部分は、多分BIMが本人に直接それを伝えちゃうと野暮だから、いつかは活動をお互いにしていく中で分かってきて貰えることかなと思うんですよね。聴いてて毎回感想が違うというか。自分でも思ってると思うし、結構みんなが好きな曲が違うって言ってるのも、曲の雰囲気だけじゃないのかもしれないなと思うんですよね。結構繰り返し聴いて、みんな違う感想を持ってくれていて。時期によっても好きな曲が違うかもしれない。

- 19分って良い長さですよね。

Ren - とてもありがたいことに繰り返し聴いてくれてる感じがします。前作よりポップな部分も多いかもしれないです。

BIM - レンくんによく言われるんですよ、俺が「これポップすぎない?」って言ったら、「いや全然ポップじゃないよ」って(笑)

Ren - 結構地味めなやつを送ってくれて「これポップすぎるなと思うんですよね...」って言うんですけど(笑)

- 歌詞の書き方の変化の話は面白かったです。

Ren - なんとなく自信がついてきているのかもしれないです。苦しみながらも楽しんでいるというか。

- 自信はやっぱり感じますか?

Ren - 承認欲求だったり、「すぐ報わたい」みたいなのも当然だと思うんで。それをあんまり、生き急がないようにする役割が自分は強いと思ってるんで。それでも待てるようにはなってきてるというか、客観的に自分を見て「じゃあ今すぐこれアップしない方が良いですね」とか、歌詞にもそういう部分が見受けられたので。

- Illicit Tsuboiさんとの制作はいかがでしたか?

BIM - ツボイさんは、他のエンジニアさんとめちゃくちゃやってきたわけじゃないけど、超良い意味で「これいらなくない?」とか提案をしてくれるから。それが凄く面白くて。曲に挑戦をして頂けて、「俺はこう言う風にした方が良いと思ったんだけど、どう?」みたいに、整えるというよりはもう一回作り直すみたいな感じもあって。凄くヤバかったです。またやりたいです。提案してくれるから、それをちょっと期待して未完成のまま送っちゃうこともあります(笑)あとは制作期間じゃないときも連絡したりしちゃう。

- ちなみに、今回ツボイさんのアイデアで一番変わった曲はなんですか?

BIM - 一番最初から「うわっ!」ってなったのは“Be”ですね。後は“Wink”もそうです。ボーカルの部分で、“Wink”と“Be”は最初来たときに驚きがありました。“WANTED”とかと比べて音数も多いし。“Yammy, I got it”は元々あんな感じだったけど、破壊系にしていただけて。でもまだクラブの爆音で聴けてないんですよ。

Ren - ライブが楽しみですね。

- ツアーではどんなライブにしたいですか?(インタビュー収録はツアー延期発表前の2/21に行われた)

BIM - そうですね。曲をやっている時に「こういうことが言いたい」って思ったことを優先したいから、考えていっちゃうとどうしてもよそ行きのことになっちゃうので、取り敢えず歌詞を飛ばさないようにする練習をして、ステージでお客さんの表情とかを見れた時に...まだこのアルバムの意見を直接聞けてないので、そこで初めて「どうだった?」ってことを聞けるから。東京は特に一発目だから、あまり用意しすぎずにやりたいです。あ、でもなんかでも、最悪歌詞飛ばしてもいいやって感じはありますね。良くないけど(笑)それを見に来てくれてるわけじゃないって部分が。例えば俺のライブを俺が見にいくとして、見たいのはキレッキレでラップしててリズム感が本当に素晴らしい芸術的なライブとかじゃないと思って。それに期待して見に来てくれてる人ももしかしたらいるのかもしれないけど、そうじゃない部分が大きいですよね。普通にお客さんと話す、みたいな感じが出来たらと思います。今回のワンマンも『NOT BUSY』の答え合わせというか、「こういうことかもって思ってたけど、もしかしたら違うかも」ぐらいのスタンスで来てもらえたら嬉しいですね。どういう思いで作ってたのかってことの答え合わせを出来たら。

- 最後に訊くことではないかもしれないですが、『NOT BUSY』っていうタイトルはどういうスタンスなんですか?

BIM - 昔は『TOY BOX』出して『BUSINESS CLASS』出して、その後歌詞が書けないってことが初めての経験だったから。でもそこから『The Beam』出して、今回歌詞を書けない期間のときの「今は書けてないだけですけど」みたいなドシっとした気持ちがあって。でもその時ってやることないから、何する訳でもなく家でボーッとしたりコーヒー飲みに行ったりしてて。「暇なんだけど、暇ではない」みたいな、「暇っていうのはちょっと違うんだよな...」みたいな。例えば今友達に誘われて昼から飲めるか、って言われたら飲めない。することはないんだけど。みたいな感じですね。何もしてないときに考えたことがこの作品になってるので。だから内容も突飛なことはそんなに言ってないつもりだし、その積み重ねですね。忙しい方が良いのかもしれないけど、俺の作り方はこういう感じなのかなって。予定が無いときこそ意外と自分と対話したりするから。友達と話すときすら「これ上手く伝わったのかな」とか思うのに、何万人の人が聴いてくれるわけじゃないですか。そういったときに、ちゃんと自分のことを分かってないとダメだなって思うから。だから『NOT BUSY』です。

- そっちの方が心地良いというか。

BIM - じゃないと俺みたいなタイプは出来ないと思います。だからまた「NOT BUSY」状態入りたいと思います。ライブある時とかは分かりやすく「BUSY」なんだけど、その合間合間の方がキツいというか。何も無いときの方がヒリヒリしてる。誰かにやれって言われてやってる訳じゃないから、誰かに「納期これでこの時までに何かを作ってくれたら、これぐらい給料渡すから」ってことを目標にやってたら暇な時間も作れるのかもしれないけど、自分がやりたくて、って場合自分で自分に対してブラック企業だなって思うこともありますね(笑)でもそれが楽しくて良い。ちょうど地元の友達と「何時から飲める?」って言われたら「えー、今日23時から」とか言うするんですよ。「ふざけんなよ、お前暇なんじゃないの?」って言われるんだけど、「後2時間だけボーッと考えたいんだよね」「じゃあまた今度にしようか」「ごめんね」みたいなことがよくあって(笑)「お前、前に暇って言ってたじゃん」「いや仕事は入ってないんだけどさ」みたいな。そういう感じですね。

- ありがとうございました。

Info

延期前
東京 3/3(火) マイナビBLITZ 赤坂
open18:30/ start 19:30
福岡 3/7(土)BEAT STATION
open18:00/ start 19:00
札幌 3/16(月)Sound Lab mole
open19:00/ start 20:00
名古屋 3/19(木)CLUB QUATTRO
open19:00/ start 20:00
大阪 3/21(土)BIGCAT
open18:00/ start 19:00
↓↓↓
延期後
札幌 7/6(月)Sound Lab mole
open19:00/ start 20:00
福岡 7/10(金)BEAT STATION
open19:00/ start 20:00
大阪 7/13(月)BIGCAT
open19:00/ start 20:00
名古屋 7/15(水)CLUB QUATTRO
open19:00/ start 20:00
東京 7/21(火)マイナビBLITZ 赤坂
open18:30/ start 19:30

これに伴い、平日開催となった大阪、福岡の開場、開演時間の変更がありました。チケットをご購入いただいた方で7月開催にお越しいただける場合には十分にご注意ください。尚、払い戻しについても同時にアナウンスがあり、ご希望の方は各プレイガイドにて期間中にお手続きを宜しくお願い致します。

詳細
https://www.summit2011.net/bim/one-man-tour-not-busy-2020/

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【インタビュー】BLYY 『Between man and time crYstaL poetrY is in motion.』|約20年、途切れなく続くBLOOD LINE(血脈)

2020年7月22日、BLYYの1st Album『Between man and time crYstaL poetrY is in motion.』がリリースされた。BLYYがアルバムを制作中だと耳にしたのは昨年のことだ。そのときには気づいていなかったのだが、「活動20年目のファースト・アルバム」だという事実をあらためて認識したとき、彼らの歴史とこの作品の重みを感じた。

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【Interview】UKの鬼才The Bugが「俺の感情のピース」と語る新プロジェクト「Sirens」とは

The Bugとして知られるイギリス人アーティストKevin Martinは、これまで主にGod, Techno Animal, The Bug, King Midas Soundとして活動し、変化しながらも、他の誰にも真似できない自らの音楽を貫いてきた、UK及びヨーロッパの音楽界の重要人物である。彼が今回新プロジェクトのSirensという名のショーケースをスタートさせた。彼が「感情のピース」と表現するSirensはどういった音楽なのか、ロンドンでのライブの前日に話を聞いてみた。

【コラム】Childish Gambino - "This Is America" | アメリカからは逃げられない

Childish Gambinoの新曲"This is America"が、大きな話題になっている。『Atlanta』やこれまでもChildish Gambinoのミュージックビデオを多く手がけてきたヒロ・ムライが制作した、同曲のミュージックビデオは公開から3日ですでに3000万回再生を突破している。

Floating Pointsが選ぶ日本産のベストレコードと日本のベストレコード・ショップ

Floating Pointsは昨年11月にリリースした待望のデビュー・アルバム『Elaenia』を引っ提げたワールドツアーを敢行中だ。日本でも10/7の渋谷WWW Xと翌日の朝霧JAMで、評判の高いバンドでのライブセットを披露した。