Ja Ruleが自身が主催し大失敗に終わったフェス『FYRE Festival』に言及した新曲“FYRE”をリリース
2017年に開催され、史上最悪の大失敗に終わった音楽フェス『Fyre Festival』。今年の頭には、その実態に迫ったドキュメンタリー『FYRE/夢に終わった史上最高のパーティー』がNetflixにて公開され、大きな話題となった。そんな中、同フェスの主催者の1人であるラッパーのJa Ruleが“FYRE”と題した新曲をリリースした。
先週金曜日、Ja Ruleは自身のInstagramにて最新曲“FYRE”をシェア。
キャプションにて彼は「For Your Real Entertainment(あなたの本当のエンターテイメントのために)」と綴られており、頭文字を取ると“FYRE”となる。また、同曲はDoug E.FreshとSlick Rickのクラシック“The Show”のトラックを使用している。
リリックで彼は「“The fest-the festival is on fire/We don't need no water,make that motherfucker hotter”(そのフェスは最高だ/水なんていらねぇ、くそ盛り上がろうぜ)」とインフラ面での批判も大きかった同フェスを自虐している。さらに「“Hotter than the sun,but it wasn't that/Show of hands if you got your money back?/Just playing,I got sued for that/100 mil to be exact.”(太陽よりもアツくなるはずだったけど、実際はそうじゃなかった/お金を返せば手を挙げてくれるか?/ただ遊んでいただけで、俺は訴えられた/正確には1億ドル(約109億円)だ」と『Fyre Festival』を巡って行われた裁判にも言及。ちなみにJa Ruleは同裁判にて賠償金の支払いを回避することに成功している。
今年の4月には、第2回目の『Fyre Festival』の開催をほのめかし、全く懲りていない様子を見せていなかった彼だったが、ここにきて同フェスを題した新曲をリリースするというのは完全に開き直っていると言えるだろう。