Snoop Doggが「TDEはDeath Row Recordsをより良くしたバージョン」だと語る

1990年代の西海岸を代表するレーベルであるDeath Row Records。2pacらと共にDeath Row出身アーティストの代表であるSnoop Doggが、現在の西海岸で独自の地位を築きKendrick LamarやScHoolboy Qらが所属するレーベルTop Dawg Entertainment(TDE)をDeath Rowと比較したことが話題を呼んでいる。

XXLによると、Snoop Doggは先週土曜日にLAで開催されたREVOLT SummitでのTDEの座談会の司会を務めた。その際、彼が「TDEはDeath Row Recordsのより良いバージョンだ」と発言したことがTDEの社長であるTerrence “Punch” Andersonによって明かされている。

Death Row Recordsは2pacを始めとしたアーティストを世に送り出しウェッサイの地位を不動の物にしたことで知られる。しかし、同時にオーナーのSuge Knightの無法ぶりで悪名を轟かせ、DiddyやNotorious B.I.G.を擁し90年代の東海岸を代表するレーベルBad Boy Recordsと凄惨なヒップホップ東西抗争を繰り広げた。

TDEに所属するアーティストの多くは高いスキルと芸術性を持っており、Snoop Doggにとってはそれが全盛期のDeath Rowに在籍したアーティストと重なって見えたのかもしれない。もちろんTDEは暴力沙汰などのトラブルを起こしていないため、「Death Rowのより良いバージョン」という言葉にはそういった意味も含まれているのだろう。

TDEを代表するラッパーであるKendrick Lamarは「2pacの幽霊を見たことがある」と語るなど、かつてのDeath Rowのアーティストたちを非常に敬愛していることで知られる。今回のSnoop Doggの発言も、ウエストコーストヒップホップの系譜が脈々と続いていることを実感させられるものではないだろうか。

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