6ix9ineが音楽キャリアを続けるために釈放後の証人保護プログラムを受けない意向か
昨年に殺人、強盗をはじめとする計9つもの罪で投獄された6ix9ine。先日にはついに、来年初頭に彼が釈放される可能性が高いことが報じられたが、それと同時に司法取引のために元ギャング仲間の犯罪を密告してきた6ix9ineが報復を受けるのではないかという声もある。しかし、どうやら6ix9ineは釈放後の証人保護プログラムを受けないつもりのようだ。
TMZによると、今週木曜日、6ix9ineに近い関係者が6ix9ineは釈放後、いかなるプログラムにも参加しないつもりだということを述べたそう。ちなみに証人保護プログラムというのは、アメリカの制度で裁判の証言者を被告発者による制裁から保護するというもの。この制度によって、証言者は住所の特定されない場所に居住し、パスポートや免許などあらゆるものが新しく交付される。つまり、全くの別人になるというわけだ。6ix9ineに関していえば、彼は現在ギャング組織Nine Trey Bloodsのメンバーの裁判にて証言を行っているが、元マネージャーのShottiが報復をほのめかすなど釈放後の身の危険が案じられていたのだが、どうやら彼は同プログラムを受けないらしい。
その理由の1つとして、TMZは6ix9ineが音楽キャリアを釈放後も続ける意向であると報じており、そのために彼は証人保護プログラムは利用せずとも24時間体制のセキュリティチームを雇うつもりとのこと。
おそらく、ここ数週間にわたり6ix9ineと検察の間で証人保護プログラムについて議論が交わされている可能性が高いが、もし彼が同プログラムを受けるとなると一番の問題は彼の体に刻まれた無数のタトゥーである。特に顔に彫られた‘69’の文字は一目見たら6ix9ineだと分かってしまう。
いずれにせよ、彼が裁判で密告を繰り返したことにより、Snoop DoggをはじめPnB Rockなどヒップホップシーンには6ix9ineのことを良く思っていないラッパーが多く、もし釈放後も彼が音楽キャリアを続けるとしても、正直なかなか難しい状況であると言えるだろう。