Playboi CartiやLil Uzi Vertの楽曲をストリーミングサービスにリークしていた人物がこれまでに6万ドル以上の収益を得ていたことが判明

以前、Playboi CartiとYung Nudyの未発表曲“Pissy Pamper”のリーク音源がSpotifyに違法アップロードされ、バイラルチャートで1位を獲得してしまうという出来事が起こった。他にもLil Uzi Vertの“Sanguine Paradise”が公式リリース前にリークされてしまうなど、ヒップホップシーンで音源のリークは大きな問題となっている。今回、Pitchforkからリークによってアーティストが受ける損害に迫った記事が公開された。

Pitchforkの記事では、Playboi CartiやLil Uzi Vertの音源を違法アップロードしていたユーザーがこれまでに60000ドル(約640万円)以上の収益を得たということを報じている。彼はインタビューに応えており、「Playboi CartiやLil Uzi Vertらの未発表曲をSpotifyやApple Musicにアップロードしたところ、DistroKidとTuneCoreからロイヤリティが支払われた」としている。問題の人物はYung GenというSpotifyアカウントとして知られているが、彼の名義でアップロードされているCartiやUziなどの楽曲が過去にSpotifyのオフィシャルプレイリストに入ってしまったこともあった。

記事によると、DistroKidやTuneCoreなどのサービスを利用するアーティストは通常ストリーミングのロイヤリティをPayPal等を介して受け取ることになっている。利益の計算にはTuneCoreとDistroKidでそれぞれ2ヶ月と3ヶ月の遅延があるため、例えば1月に再生されたぶんの収益は3月や4月に振り込まれることとなる。また、当然ながらそれらのサービスではユーザーが著作権を所有していないコンテンツをアップロードすることが利用規約で禁じられているが、システムの穴をついて違法な音源をアップロードすることは現状難しくないという。

以前Young Thugを手がけるエンジニアのAlex Tumayが、Young Thugの楽曲“High”がリークされてしまった際に「ファンたちはリークを望むべきではない」と語っていた。確かにファンにとって好きなアーティストの楽曲を一足先に聴けるのは喜ばしいことだが、それによって当のアーティスト自身が本来受けるべき収益を受けられていないという現状があることも確かだ。明らかにリークされた音源と分かるものは、アーティストのためにもなるべく聴かない方が良いだろう。

Pitchforkの記事の全編はこちらから読むことが出来る。

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