Tory LanezとJoyner Lucasがオールドスクールなビーフを繰り広げる

トロントのラッパーTory LanezとマサチューセッツのラッパーJoyner Lucas間のビーフが「オースドスクール」だとして話題を呼んでいる。

Tory LanezがInstagramライブにて行なった「Joynerはいい奴だけど、俺とコラボするにはレベルが低すぎる」という発言が発端となり、それを受けたJoyner Lucasが「そんなに自信があるなら、ビートを1つ選んでお前の一番ハードなラップをスピットしてみろよ。俺も同じことをしてやる」と挑戦したことでビーフが発生した。 Tory LanezはEminemの“Lucky You”をビートジャックした“Lucky You Freestyle”を発表。スキルフルなラップを披露した。

これに対しJoyner LucasはMeek MillとTory Lanezのコラボ曲“Litty”のビートを用いた“Litty Freestyle”でアンサー。Tory LanezだけでなくTrippie Reddまでディスする強烈な内容になっている。

純粋にスキルのみを競い合うこのビーフはゲーム的な側面を持っていた古き良きヒップホップを思い出させるとしてシーンの中から高い評価を集めており、Fabolousは自身のTwitterにて「俺はTory LanezとJoyner Lucasのビーフが大好きだ。これがヒップホップだ」と称賛している。

今年はDrake対Pusha T、Eminem対Machine Gun Kellyなど大型のビーフが続けざまに発生したが、Tory LanezとJoyner Lucasのビーフはゴシップ的な要素がほぼ無いことが特筆すべき点だ。A$AP FergはDrakeとPusha Tのビーフを「リリシズムを復活させた」と評価していたが、今回のビーフはよりリリカルでゲーム的な側面が強いと言えるだろう。今後もこのように健全なビーフが増えていくのだろうか?

RELATED

【コラム】Tory Lanezは有罪か? | Megan Thee Stallion銃撃事件の行方

と、9月26日につぶやいたところ、2日後にFNMNLの和田さんから「なかなか難しいテーマだと思いますが」と、気遣いながらこのテーマで書いてほしい、との発注がきた。ツイッターには「私、こんな情報に注目しています(=記事を書けますよ)」的な意味合いのつぶやきも紛れ込ませているので、いつもならありがたく、うれしい流れだ。でも、このメールを読んだとき、「来ちゃったか」とお腹のあたりが重くなった。今年の5月末に始まったアメリカでのBlack Lives Matterの盛り上がりを受け、日本でもなにが起きているのか理解しようと、様々な解説がされ、文化史を中心に黒人の歴史が見直され、検証されてきた。それ自体はいいことなのだが、今回の一連の抗議運動の土台となる「感情」を説明するのは非常に難しい、という事実も浮かび上がったように思う。そして、私は友人も多い黒人女性の現状について、過度にかわいそうに描かず、しかし実際にとても困難が多いことを伝えようとトライしては、挫折してきた。

Tory LanezがMegan Thee Stallion銃撃後の沈黙を破り新作『Daystar』をリリース|謝罪無しのリリースに批判や再生を控えるよう呼びかける声も

7月、車内でMegan Thee Stallionの足を銃撃し怪我を負わせ逮捕されたTory Lanez。その後彼は保釈されたもののSNSでは多くの批判を浴び、またそれに対するコメントも出していなかったが、本日突如として沈黙を破りニューアルバム『Daystar』をリリースした。

Tory LanezがMegan Thee Stallionを銃撃してしまったのは「飲み過ぎていたから」と謝罪していたことが判明

パーティー会場においてMegan Thee Stallionを銃撃し、逮捕されたTory Lanezに対してはヒップホップシーンからも大きな批判が出ているが、Toryが銃撃した約15時間後にMeganへ謝罪していたことが判明した。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。