重鎮Brooklyn Johnnyが「最近の若手アーティストで音楽ビジネスを理解してるやつは誰ひとりいない」と語る
最近ではRussやNonameなど、レーベルと契約せず1人で全てをこなすアーティストも少なからずいるが、まだまだアメリカの音楽業界はアーティストは曲を作るのみで、レーベルなどがその他の業務を担当する形がほとんどだ。
なぜなら「彼ら若手でビジネスを理解してるやつは誰ひとりいないから」だとアメリカ音楽業界の重鎮Brooklyn Johnnyは話す。
今回、彼はBillboardのインタビューに登場。音楽ビジネスについて語った。
JohnnyはKodak BlackやCardi Bを育てたことで知られているが、ここではKodakとの出会いについて語っている。
「俺がKodak Blackと一緒にやり始めた時、彼は本当にビジネスを理解していないと感じた。人々がKodakについて気付いていないことは、彼が非常に頭が良いということだ。彼は何回も頭をぶつけているけど、非常に頭が良いんだ。彼は沢山の本を読むしね。もし君が彼と話したら、君は‘彼は40歳なのか?なんでこんなことを知っているんだ?’ってなるだろうね。」とKodakが実は頭が良いことを明かした。
Kodakは頭が良いおかげで吸収が早かったということなのだろうか。
そして、若手のアーティストについて「どのアーティストにも言えることだけど、皆単独で成り上がろうとするんだよ。だけどそこには微妙な差があるんだ。なぜならアーティスト達は時に彼らを支えてくれた人達を責めたいと思う時があるからね。特にレコードレーベルの場合、責めたい人が増える。これは1人で引き受けるには大変なことだ。全てがうまく行ったら彼らの考えになり、全てが間違った方向に行けば自分のせいになる。マネージメントっていうのは割の合わない仕事なんだよ。」とマネージャーの仕事の大変さを述べた。彼がこう述べているように、マネージャーの仕事の大変さを理解していないアーティストが多いのが現状なのだろう。
これまでもBirdmanとLil WayneやRich The Kidなどレーベルとアーティスト間の問題は多々あったが、アーティスト側が音楽ビジネスを理解しようと努めることがこのような問題を減らす第一歩になるかもしれない。