Rich The Kidが以前所属していた300 Entertainmentへの怒りを表明
昨年、ソロアーティストとしてInterscope Recordsと新たな契約を結んだRich The Kid。かつて在籍していたレーベル300 Entertainmentとの契約に不満を抱えていた彼は、晴れて移籍を果たした訳だが、それでもなお怒りは収まらないようだ。
Rich The Kidは自身のInstagramにて300 Entertainmentへのメッセージを公開(現在は削除)。「ファック300、お前らはクズだ」と不満を爆発させ、「ようやくこのクソな契約を抜けられた。もう二度とお前らと一緒にやりたくない。お前らに金を返せと言ったよな。もうお前らのとこに居たくなかったんだよ。クソが、お前らはゴミだ。おい、若いインデペンデントなアーティストは300と契約するな。奴らは最低のレーベルだ」と激しくレーベルを罵倒した。
300 Entertainmentへの不満を表明しているアーティストはRich The Kidだけではない。今年の2月には同じく300 Entertainmentを去ったMigosが同レーベルとの間に発生した問題をComplexに語っている。
MigosのレーベルQuality Control Musicの代表を務めるPierre “Pee” Thomasによれば、300との契約はMigosのキャリアにとって最大のハードルであったという。「18ヶ月の間、俺たちは一曲も発売することが出来なかった。今はiTunesなどで曲を出せていて、それはいいんだが、それまではMigosの曲は全て束縛されているようだった」と、Thomasは300に曲が全て管理され自由にリリースすることが出来なかった状況を説明している。その特徴的なダンスで大ヒットしたMigosの”Look at My Dab”も長らくiTunesで販売出来なかったようで、「アスリートもキッズもみんながDabをしていたのに、あの曲をiTunesで聴けなかったんだ。売れなかった、配信出来なかったんだよ」というThomasの言葉からは、300がいかにMigosの活動の足枷となっていたかが伺える。
300 Entertainmentに在籍していたことはRich The Kidの活動に未だ支障をきたしているようで、例えば彼がInterscope移籍後にドロップしたミックステープ『Rich Forever 3』の権利は300が所有しているという(レーベル「Rich Forever Music」が300の傘下にあるため)。3月にはデビューアルバム『The World Is Yours』のリリースが叶ったRich The Kidだが、今後は300との問題を解決して自由な活動を行うことが出来るのだろうか?