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タイの軍事独裁政権を批判するラップチューンのミュージックビデオが大きな話題に
Studio Voiceのアジアの音楽シーンを特集した最新号でも大きくフィーチャーされるなど、盛り上がりをみせているタイのラップシーンから飛び出した1曲のミュージックビデオが大きな話題となっている。
RAP AGAINST DICTATORSHIP(=ラップは独裁に反対する)という名義でリリースされたこの楽曲のミュージックビデオには10組のラッパーが登場し、4年前のクーデターによって成立した軍事独裁政権に反対するメッセージを放っている。リリックでは言論統制や警察権力が横行している現在のタイの状況を痛烈に批判しつつ、「これが俺たちの国だ」とフックで歌っている。
先週公開されたこのミュージックビデオはすでに1700万回以上の再生回数となっていて、現地のiTunesストアでナンバー1ヒットとなっている。ビデオにはコメントも多く寄せられていたが、アーティスト側がコメントのいくつかが刑法に反する恐れがあるとのことで、コメント欄を閉鎖している。Bangok Postによれば警察はラッパーたちに国家のイメージを毀損し、コンピューター犯罪法に違反していると警告している。