Kendrick Lamarがドラマ『Power』にドラッグ中毒者の役で俳優デビュー
ヒップホップアーティストとして始めてピューリッツァー賞を受賞し、また今年のフジロックのヘッドライナーを飾るなど世界的に確固たる地位を築いているKendrick Lamar。そんなKendrickが、俳優デビューを果たした。
50 Centが制作総指揮を務めるテレビドラマシリーズ『Power』の最新エピソードで俳優デビューを飾ったKendrickは、ドラッグ中毒者のキャラクターLacesを演じた。50cent演じるドラッグディーラーKananと対峙し、早口で台詞をまくしたて挙動不審な様子を見せながらも同時に底知れなさを感じさせるその演技は、視聴者から大きな賞賛を浴びせられている。
Kendrick Lamar makes his acting debut and stars in 50 Cent’s ‘Power’ pic.twitter.com/LZqmysw29i
— East Coast Renaissance (@TweetECR) 2018年7月29日
ドラマのファンたちは早くもKendrickの再登場を望んでいるようで、中にはKendrickにエミー賞やオスカーを与えるべきだという声も上がっている。
Give Kendrick that Emmy!! #PowerTV pic.twitter.com/QTUqnyft4w
— David Richards (@davidtrichards) 2018年7月29日
Y'all. The way Kendrick walked around that corner. ????? Give this man an Oscar now. #PowerTV #powerstarz pic.twitter.com/aGPhAfYavS
— GirlTyler (@sheistyler) 2018年7月29日
50 Centと共に『Power』の制作を行なっているCourtney A. Kempは、Kendrickが登場したエピソードが公開された後、彼をドラマに抜擢した理由を明かしている。「彼を出演させたのは、スターを登場させることでドラマがさらなる注目を集めるようにしたいとか、全くそういった意図ではなかった。それよりも、彼が出演を望んでいたから、私たちがリスペクトしているアーティストに最高のクオリティで演技をして貰いたかった」と彼女の言葉からは、今回の出演はKendrickの要望で実現したもので、彼がスタッフから大きな信頼を寄せられていたことが分かる。
Kempによると「Kendrickからドラッグ中毒者のキャラクター(彼はもっと別の言葉を使っていたけど)を演じたいと言われて、それでLacesというキャラクターを作った」とのことで、今回の役どころもKendrick自身からの提案であったようだ。
『Power』は日本ではHuluにて独占公開されており、現在はシーズン2の9話まで視聴することが出来る。
Kendrick扮するLacesが登場するエピソードが日本で公開されるまでは少しの間待たなければいけないようだが、彼の演技を見てみたいというファンはチェックしてみてはいかがだろうか。