Juice WRLDが自身がSoundCloudラッパーと呼ばれることについて苦言
その登場から圧倒的な速さでスターダムを駆け上がったシカゴのラッパーJuice WRLD。そんな彼が、自身を「SoundCloudラッパー」と呼ぶ声があることについて語っている。
LAのラジオ番組Real 92.3に登場したJuice WRLDは「SoundCloudラッパーと呼ばれることについてどう思うか」という質問に対して、「SoundCloudラップはみんなが思ってるようなものじゃないよ。クソ野郎どもがちょっとした曲を作って、ザナックスを飲んでるってだけのものじゃないんだ。だって俺を見てみろよ、俺はザナックスも好きじゃないし、SoundCloudにもアクセスしてない」とコメントし、SoundCloudラッパーを悪い意味で一括りにすることに対して苦言を呈した。
Juice WRLDはSoundCloud上のシーンがルーツにあるものの、他のステレオタイプなSoundCloudラッパーたちとは一線を画したスキルや楽曲のクオリティを持っているように感じられる。SoundCloudラッパーという言葉がまるで蔑称であるかのように使われて、自身もそこにカテゴライズされることに抵抗があるのも無理からぬ話だろう。SoundCloud出身のラッパーは多く存在するものの彼らの音楽の特徴やクオリティは千差万別であり、それを一つのサブジャンルとして扱うことはいささか安易とも言えるかもしれない。
一口にSoundCloudラップといっても、例えばSoundCloudから登場し「SoundCloudラップの生みの親」を自称したこともあるSmokepurppとJuice WRLDを比較すると、彼らが対照的な音楽を作っていることは一目瞭然である。加えて、以前YBN NahmirがSoundCloudラッパーたちを「全員ジャンキーの奇人」と評したことも報じられたように、SoundCloud出身のラッパーたちのSoundCloudラップシーンに対する距離感は人それぞれだ。
Juice WRLDは同じインタビューにて先日発生した6ix9ineとのビーフなどについても語っている。興味のあるJuice WRLDのファンはチェックしてみてはいかがだろうか。