Juice WRLDとSki Mask The Slump Godが絶望を乗り越える方法について語る
“Lucid Dreams”などのヒットで知られるラッパーのJuice WRLDと今年のXXL Freshmanにも選ばれたSki Mask The Slump Godの二人が、絶望やどん底と呼べるような状況から抜け出すための方法をMontrealityのインタビューにて語っている。
絶望や憂鬱をテーマにした楽曲を多く発表しているJuice WRLDは絶望を「誰しもが捉われているような場所」であると定義しており、「例えば大学に行っている人が学位を得るために沢山のお金を使って、その学位が役に立つようなことさえせず、死ぬまで毎日オフィスで働いていたりするだろ。彼らは絶望の中にいるんだ」と具体的な例を挙げた。続けて「混乱して何をしていいのか分からないような状況にいたら、それが絶望しているってことだ」と絶望の定義を補足したJuice WRLDは、どうやら絶望とは身近で誰にでも起こりうるような物だということが言いたいようだ。
また、Juice WRLDは恋人のどちらか一方がもう一人を管理し支配しているような状態も絶望であると語り、「彼女は君が捉われている絶望の門番で、君は彼女の元から去ることによってそこから抜け出さなきゃいけない」と支配的な恋人と別れることを勧めている。
Ski Mask The Slump Godも自身の絶望に対する考え方を明らかにし、「絶望っていうのは、説明するのは難しいけど、誰かを目覚めさせることが出来ないということだ。それは人生の中で必ず経験しなきゃいけないことだし、自分自身を目覚めさせなくちゃいけないんだ」と、絶望を経験することで人は成長するという考えを説明している。
二人は同じインタビューでDrakeについても触れており、彼を「ラップゲームにおける絶望の門番」であるとして、Drakeを超えていかなければいけないということを語った。Ski Mask The Slump Godは「Drakeにはカルチャーのためにやらなきゃいけないことが沢山ある」と語り、彼に対するリスペクトを表明している。
インタビューはYouTubeにて公開されている。自身の置かれている絶望的な状況に悩んでいる人は、二人の言葉に耳を傾けることで、そこから抜け出すためのヒントを得られるかもしれない。