21 Savageが「1番のラッパーなんかになりたくない、1番の大金持ちになりたい」と主張

いつの時代もヒップホップの世界では「今、最高のラッパーは誰か」という議論が絶えることはない。そして沢山のラッパ−が「俺が今1番ヤバいラッパーだ」と主張するのである。

例えば最近ではSmokepurppが同様の主張を行ったばかりだ。しかし、今ではアトランタ随一のラッパーとなった2 1Savageはそんな議論など、どうでもいいようだ。

先日、彼はTwitterにこのように投稿した。

「俺はこの業界に争うために来たわけじゃない、飯を食うために来たんだ。1番のラッパーになるつもりなんてない。俺は1番金持ちになりたいだけなんだ。ほっといてくれ。俺は自分自身の世界にいるんだ」と21は主張。

つまり彼はヒップホップシーンでのプロップスなどどうでも良く、金さえあればいいというふうに考えているということなのだろう。

とはいいつつも、21 Savageが今のヒップホップ業界の中でも一二を争う存在であることに疑いの余地はない。過激なリリックと独特な声、フロウは彼唯一のものであり、Metro Boominとのタッグはいつも我々を期待させてくれる。彼自身がプロップスなどどうでも良くても、彼の今までのキャリアを振り返れば十分名声は獲得していると言えるだろう。

これまでFNMNLでも取り上げてように、21 Savageは子供達のためにチャリティーを作ったり、ジュエリーを身につけないと宣言したり、他の同世代のラッパ−たちとは違い、真面目な一面をのぞかせることが多かったが、今回のツイートもその独特な性格によるものなのかもしれない。

そんな彼は“Who Run It”ムーブメントに乗っかり、Juicy Jとともに“Who Run It”のリミックスを発表しているので聞いてみてはいかがだろうか。

RELATED

21 Savageがサントラのプロデュースを手がけた『スパイラル:ソウ オールリセット』| 「子供の頃から『ソウ』シリーズを見て育ってきた」と明かす

スリラー映画『ソウ』シリーズの最新作『スパイラル:ソウ オールリセット』が、9/10(金)に全国公開される。今作は過去8作をアップデート&リセットした作品となっていて、「ソウフリーク」として知られるクリス・ロック、さらにはサミュエル・L・ジャクソンも出演している。

Bobby Shmurdaがついに釈放される|21 SavageやMeek Millらが祝福

“Hot Nxxxa”の大ヒットで知られるものの、2014年に銃器や薬物の所持を理由に逮捕され、それ以来6年以上収監され続けていたBobby Shmurda。そんな彼が昨日ついに釈放されたことが報じられている。

21 Savageを自身の楽曲にフィーチャーするには10万ドル以上が必要であることが判明

若手ラッパーにとって、人気のアーティストを自身の楽曲にフィーチャーすることは一つの夢だろう。しかし、21 Savageを客演に招くには相応の対価が必要になるようだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。