【インタビュー】写真家・Peter SutherlandがTシャツブランド『CNY』を始めた理由

ミシガン州生まれニューヨーク在住の写真家/映像作家Peter Sutherland(ピーター・サザーランド)の作品を目にしたことのある日本人は意外に多いと思う。日本でも雑誌に連載を持ち、2012年辺りまでは積極的に来日し展覧会を開くなどしていた。

2001年に当時では珍しい「メッセンジャー」に焦点を当てたドキュメンタリー映像『Pedal』がサンダンス映画祭に出品され、映像作家として注目された傍、写真家としての腕も認められ、多くの写真集、ジンを発表しつつ、有名媒体のエディトリアル、大手企業の広告撮影も手がけてきた。そんな彼が、1年半前に突如と始めたTシャツ「ブランド」『CNY』。今回はもうじき父親になろうとしている多忙なPeterに彼の近況、この6年ほど夢中になっているというサーフィン、そして『CNY』について聞いた。

取材・構成 : Sho Mitsui

Peter Sutherland - そうだな...今はこんな感じのデカいコラージュに取り掛かってて。必ずしも自分の写真ばかりを貼ってるって訳じゃないんだけど...CDにステッカーを貼ったり、気に入った雑誌切り抜いたりさ。サーフワックスも使ってる。でも、使用してる写真に関しては自分で撮ったものが多いかな。子供の時聞いてたレコードのジャケットなんかも使ってるよ。だから、自分が気に入っているものをひたすらコラージュしてるって事だね。

IMG_8756
Photo By Sho Mitsui

- この写真はPeterだよね?

Peter Sutherland - そう。

- Peterの写真は本当に特徴があるよね。大体ひと目でPeterだと分かるというか。独特だと思う。月並みな言い方だけど。

Peter Sutherland - そう?そう言って貰えると嬉しいね。写真作品としては、今このシリーズに取り掛かってているんだ。「家」シリーズというか。別にこれらの写真に芸術性を見出して欲しい訳じゃないし、被写体としてはいかにも年寄りが撮りそうなものだけど、実は思春期や若さ、青さを象徴してるつもりなんだ。自分としては、それをすごく明確に打ち出している。子どもの頃、建築中の家に勝手に入って隠れんぼなんかを良くしたもんさ。

IMG_8760
Photo By Sho Mitsui
IMG_8759
Photo By Sho Mitsui

- なるほどね。ちょうど父親になって、人間的には一番「大人」になるタイミングで自分の中の「少年」を思いきり表現したという感じだ。初のお子さん?

Peter Sutherland - そう。ワクワクしているよ。"Over The Edge"って映画を知ってる?ガキどもが親に反抗して家にグラフィティーしたりして荒らしまくる...といった内容なんだけど、その映画が撮影された場所に「今」建設中の家を撮りにいったんだよね。デンバーの郊外にある地域なんだけど。色々なプロジェクトを並行してやっているけど、この「家」シリーズに関してはそんなところかな?この6年間くらいずっとサーフィンにハマっててさ。

- さっきもサーフィンしてたんでしょ?(笑)

Peter Sutherland - サーフしてると、自然に創造性を掻き立てられるというかさ。サーフィンって落ちた時の衝撃が無いんだよね。ボードから落ちても怪我しないでしょ?(笑)ご老体にはちょうど良いスポーツなんだよ。スケボーをずっとやってたんだけど、そこからスノボを経てサーフィンに辿り着いたわけさ。兎に角サーフィンに取り憑かれちゃってる。ボードのフォルムもすごく美しいと思ってるし。NYって実はサーフするにはもって来いの街なんだ。あまりイメージが無いでしょう?人もあまりいないし、このスタジオから車で20分の所にビーチがあって。美しい場所なんだ。

- 全く知らなかった。「サーフィン」って聞くと勝手に西海岸思い浮かべちゃうもんね。

Peter Sutherland - (笑)ほとんどの人がそうさ。だから、さっき言ったみたいに作品にサーフワックスを用いたりし始めたんだよね。なんて言うかさ...もう今はサーフ中心に生活が回っているんだよ。そのことばかり考えている。ロングボードにショートボード、両方それぞれマスターするのに時間が必要だし、41歳になった今でも限界を感じないんだ。でも、例えばスケボーするにはもう歳を取り過ぎてるわけ。

- 派手なトリックに挑戦して怪我するわけにいかないもんね(笑)

Peter Sutherland - そういうことさ。プッシュしてクルーズするのは勿論、今でも好きだけど。もう、階段をオーリーで飛び降りる歳じゃないんだよ(笑)

- Peter Sutherlandの進化論じゃないけど、歳を取ると共に適応して生活スタイルも進化して、それが作品に影響を及ぼしているという風にも解釈できるね。

Peter Sutherland - 確かに進化かもしれない。と同時に新しい事に取り組むのが好きなんだ。

- 6年前に何がキッカケでサーフィンにのめり込んだの?

Peter Sutherland - 一緒に作品を作ってた友達の影響だね。モントークってサーフには最適の場所でいつもたむろしてたから。なんでもっと早く始めていなかったのか、今でも良く分からないんだ。本当に難しいスポーツだよ。ちゃんと乗れるようになるのに2年かかった。最初はメチャクチャ下手でさ。6年目でやっと色々出来るようになりつつあるけど...サーフィンが上手い人って幼いころからやっていると思うんだ。小さい頃に身に付けた事って体が覚えているでしょ?...で今日は『CNY』についてだったよね(笑)

- そうそう。色々寄り道しちゃったけど(笑)『CNY』どのように、またどうして始めたの?

DSC_1077
Photo by Peter Sutherland
GK0A4067
Photo by Peter Sutherland
GK0A4004
Photo by Peter Sutherland

Peter Sutherland - "CNY"は...俺は以前からジン、Tシャツ、パッチなんか所謂マーチ類を作ってるんだけど、発送作業が大嫌いでね(笑)とにかくやりたくないんだ。でbigcartel使って『Peter Sutherland』関連のマーチを販売していたんだけど、ブランド名がついている方が売れるってことにある時、気付いたんだよ。Peter Sutherland名義で奇妙なグラフィックのTシャツを出すより、ブランド名を冠した方がお客さんにはしっくり来るみたいなんだ。

- 『Peter Sutherland』より『CNY』の方がお客さんには分かり易い?

Peter Sutherland - うーん。上手く説明出来ないけど、ブランド名を付けた途端、セレクトショップにおろす事が決まったり、ビジネス的に締まった感じだね。後、自分にとって『CNY』は創造力の捌け口であるということ。写真やコラージュとも違った全く別の作品だと思っている。子供の頃からスケートグラフィックやバンドTシャツなんかが好きで。田舎に住んでたから、美術館には行かずにそういうところから美的感覚を養うんだ。スケボーしてロックショーへ行って。で、さっきの話に戻るけど妻のマヤは、発送作業を嫌がらずにやってくれる(笑)

- あ、そこに行き着くのね(笑)じゃあ家業だね。

Peter Sutherland - そう、ちょっとしたファミリービジネスになった。

- ブランド名はどのように決めたの?

Peter Sutherland - 『Chinese New Year』は、基本的にはチャイナタウンとニューヨークをもじりたかったんだけど、『Chinatown New York』っていう名前にはしたくなかった。もはやブランド名はCNYさ。Chinese New Yearという名前はもう使ってないよ。でも俺はチャイナタウンのスケートパーク近くに住んでいて、Chinese New Yearは一体いつなのか未だに分かってないから、なんか好きなんだよね。いつの間に、メチャクチャ盛大なお祝いがそこら中で執り行われて、すごく素敵なんだけど、アメリカ人の自分はどこか疎外感を受ける。それに対して言及したかった。でも直接的にChinatownとかNew Yorkといった語句を用いたくなかったんだ。NYCの並べ替えにも見えるだろう?この3文字の並びも好きなんだよ。

- なるほどね。ブランドを始めたのはいつ?

Peter Sutherland - 一年半前かな?

- まだ始めたてだよね。初めて『CNY』を見たのはLQQK STUDIOのpop upでだった気がするな。そこで『CNY』のTシャツを見かけて、調べたらPeter Sutherlandに辿り着いて、「えっ?!あの写真家の?!Tシャツ屋さん始めたの?!」って驚いた記憶がある。『CNY』以前にもブランド的な活動を実はしてたの?

GK0A4020_2
Photo by Peter Sutherland
GK0A9448
Photo by Peter Sutherland

Peter Sutherland - 自分用に趣味でTシャツを作ったり、ブランドとのコラボ用に作ったりしては来たけど、自分のブランドは持ってなかった。タイミング的な事もあるよ。というのも友達がみんなブランドを始めたからね。どいうわけか分からないけど、最近みんなグラフィックTシャツが好きだよね。ここ2, 3年すごく流行ってる。何でか教えてくれない?(笑)

- 何でって(笑)自分は常にグラフィックTシャツにジーンズスタイルだから、何と無く常に流行ってると思ってたよ(笑)

Peter Sutherland - いや俺もそう思ってたんだけど、ここ2,3年の盛り上がり方は異常だよ。何故かは知らないけどね(笑)でもTシャツって自己表現できるから良いよね。例えば今着ている"Black Cat"ってTシャツは花火会社のものなんだけど。自分が興味を持っているものが何なのか人に伝えられるよね。後はInstagramが普及したことにより、みんな自分が以前に興味を持っていたけど、いつの間にか忘れていた事や物を簡単に見つけられるようになったよね。バンド、マンガ、スケートブランドとかそういうのがTシャツとして復刻され始めたし、君が着ているMoran BondaroffやPelvisなんかは音楽と密接に関わっている。8 Ball Zineとかもさ。

- 8 Ball Zineといえば、明日のNY Art Book Fairでは何か新作をリリースするの?

Peter Sutherland - うん。君の後ろにあるその家の写真くらいの大きさのポスターが発表になる。両面刷りなんだけど、タダだよ(笑)Levi'sが友達の出版社に出資してくれて実現したんだ。Domeの中で配ってるから持って行きなよ。

IMG_8823
実際のポスター

- いやいや、今日のプレビューでなくなるでしょう(笑)

Peter Sutherland - いや一日100部って決めているはずだからか、明日行けばきっとあるよ。

- じゃあ、今回はzineや写真集は無いんだね?

Peter Sutherland - 他人のzineや本にいくつか写真は提供したけどね。去年はTornadoってzineをリリースしたんだけど、けっこう費用がかかったから、今年は子供も産まれるし、節約しないとね(笑)

- それは間違いない(笑)

Peter Sutherland - 今はプレシャーやリスクを背負う時期じゃないんだよ(笑)

- では話を『CNY』に戻すけど、グラフィックは全てPeterが手掛けているの?

Peter Sutherland - そうだね。全部やっている。マヤもフォトショップが得意だから手伝ってくれているよ。彼女がデザインを仕上げてくれているんだ。で、どのデザインをTシャツにすべきか一緒に決めてくれる。グラフィックは比較的ゆっくり作っている。というのも、一度にたくさんの種類を出してもあまり上手くいかないんだ。分かるでしょ?一気に出し過ぎると、売れるものと売れないものが出てくる。ロゴらしいロゴも実は無くて、HDNYCが代表作と言えば代表作かな。

IMG_8768
Photo By Sho Mitsui
Image-2
Photo by Peter Sutherland

- このHDロゴについて少し教えて貰える?

Peter Sutherland - まあ言うまでもなくDVDのロゴだけど、NYCとくっつけてみたら案外はまったんだ。HDTYOでもはまるんじゃない?(笑)パロディーしやすいロゴだよね。あとさ、DVDがHDだろうがそうじゃなかろうが、4Kだろうが俺は気にしないんだよね。正直どうでもいい(笑)見られれば、なんでも良くない?でも、そこをメチャクチャ気にする人もいる。そこが面白いなと思うんだ。

- その他のグラフィックに関しては?

GK0A9796
Photo by Peter Sutherland

Peter Sutherland - そうだな、他のグラフィックに関しては...友達がNYで『NOM DE GUERRE』ってブランドをやってたんだけど。OFF-WHITEなんかも影響を受けてるブランドさ。俺はそのブランドがすごく好きで、その彼に『CNY』のルックブックを見せたりしてて。気に入って貰えたらあげられるでしょ?そこが、ブランドをやる事の醍醐味なんだ。友達にあげて、着て貰えるっていうね。1度しか着ない人もいれば、クタクタになって破れるまで着倒す人もいる。自分がデザイナーだ、なんて思ったことはないし、ファッションに精通した人間だとも言えないけど、人々が何を考えているかを見抜き、それをTシャツに活かす力はあると自負しているんだ。例えば、以前ロボットと人間が握手しているデザインを作った。写真はネットから拾って来たシンプルなものだ。でも今のテクノロジーと人間が共存している社会を良く表していると思う。

- このスタジオ内にある大量のタイダイTは?

Ender_1
Photo by Peter Sutherland
Ender_3
Photo by Peter Sutherland
Ender_12
Photo by Peter Sutherland
Ender_15-2
Photo by Peter Sutherland

Peter Sutherland - 新しいシーズンのテーマはタイダイだね。最近Grateful Deadばかり聴いていてね。友達で『CNY』を手伝ってくれているKevinに染めてもらった。ブリーチは俺がやったよ。どれも1枚しかないオンリーワン使用さ。売れ残ったTシャツの上に更に重ねてプリントしたりしてスペシャルなものを作ったよ。プリントはLQQK STUDIOに任せている。

- LQQKとはどうやって知り合ったの?

Peter Sutherland - 以前にもTシャツに刷って貰ったことがあったんだけど、あのスタジオ行った?

- 勿論。NYCに来るときはいつも行くよ。

Peter Sutherland - あの空間が大好きなんだ。趣味良すぎじゃない?カセットテープやレコードだらけでさ。友達の友達を辿って行ったら彼らに行き着いたって感じかな。Iggy, Eric Elms, Joe Garvyと俺でいつもグループチャットをしていてJoeはLQQKで働いている。友達に仕事をふるってバイヴを大切にしてるんだ。LQQKより安く印刷してくれるところはいくらでもあるけどね(笑)値段じゃないんだよ。Alexは『CNY』のデザインで好きなものとそうでないものを正直に俺に教えてくれるし。ところで、日本でもTシャツって流行ってるよね?

- そうだね。そう思うよ。

Peter Sutherland - Have A Good TimeのKenとか知り合いなんだけど、彼のブランドはすごく良い。それと、日本人が着ている非常にランダムな英語のTシャツね。あれは、日本に行く度に本当に興味を惹かれる。あれはこっちじゃ出来ないよ(笑)日本人が"Texas Sucks"てTシャツを着ててさ!マジかよ?!って(笑)それとか、英語では意味をなさないけど、視覚的にカッコ良く見える単語の組み合わせとかね。日本はそういうのが上手だと思うよ。日本人て芸術作品よりTシャツや本買う方がすきだよね。何で?

- (笑)わからないよ...しかも日本のTシャツは価格がすごく高いのにみんなよく買うからね。

Peter Sutherland - インスタで簡単にカッコいいTシャツを探せるようになったのも大きいのかもね。俺は会ったことある人しか基本フォローしないんだけど。でも日本のSupply Tokyoはインスタを通して『CNY』に興味を持ってくれて、丁度初のTシャツを刷り始めたくらいのタイミングで「欲しい!」って連絡くれたからね。え?どこから知ったの?って感じで驚いたよ。でもすごく励みになったね。自信にも繋がった。

- 『CNY』がPeterのブランドだと彼等は分かっているのかな?

Peter Sutherland - どうなんだろうね。俺には分からないよ(笑)でもさ、日本は本当にTシャツ好きだよね。何で?

- Peterすごい質問ぜめするね(笑)日本は西洋文化が好きでTシャツにジーンズ姿+ネルシャツそれにクールなスニーカースタイルをアメカジなんて呼んでて。それが普及するにつれて、どんどんTシャツが市民権を得ていったんだと思う。アメリカ人のファッションブランド界の人達って「日本はすごくクールだ!」っていつも口を揃えるけど、こちらからすると「いや、日本はアメリカのスタイルに憧れてるだけだぞ」って思う部分もあったりで。でもみんなの意見を聞いていると、日本は西洋のカッコいい文化を良い所取りして、独自にアレンジするのが得意なのだなと感じるし、そこか日本の誇るべき部分なんだろうね。

Peter Sutherland - 確かに、2001年に初めて東京に行った時は西洋文化のコンピレーションみたいな街だと感じたけど(笑)美味いパスタが食べれて、ヨーロッパで流行ってるハウスミュージックが流れてて、良いものを選び、組み合わせる感覚に長けている国だと思ったよ。もちろん良い意味でだよ。

- 言わんとしていることはよく分かるよ。

Peter Sutherland - 単一民族といえば良いのか...多国籍文化じゃない国を訪れるのも初めてだったから、そこもすごく興味深かったり...Tシャツに話を戻すと、結局Tシャツってさっきも少し言及したけど、友達/同士に行き着くんだよね。Cali Dewitt, Misha, PalaceのVargasなんかはみんな同世代なんだ。一緒に仕事して、刺激しあって。Tシャツ作りは楽しい気分転換てところかな。アートって時にして、もの凄く時間がかかって窮屈な思いをするものだからね。長年、創造力を使う仕事をしてきて分かったことは、創造には時間がかかるってことさ。写真にしろ、動画にしろ、デザインにしろ、サーフにしろね(笑)。少しやって上手くいかないからって諦めちゃダメだよ。創造って時間と忍耐力を要するものなんだよ。

- 今後のプロジェクトについて教えてもらえる?

Peter Sutherland - 家シリーズの写真はSilence and Soundsに本にしてもらう。それと1番のプロジェクトは父親になることさ!すごく怖いけど、すごく楽しみだよ。

Peter Sutherland

Image

www.petersutherland.com/

https://www.instagram.com/petersutherland/

http://www.c-n-y.nyc

RELATED

【インタビュー】DYGL 『Cut the Collar』| 楽しい場を作るという意味でのロック

DYGLが先ごろ発表したニューEP『Cut the Collar』は、自由を謳歌するバンドの現在地をそのまま鳴らしたかのような作品だ。

【インタビュー】maya ongaku 『Electronic Phantoms』| 亡霊 / AI / シンクロニシティ

GURUGURU BRAIN/BAYON PRODUCTIONから共同リリースされたデビュー・アルバム『Approach to Anima』が幅広いリスナーの評価を受け、ヨーロッパ・ツアーを含む積極的なライブ活動で数多くの観客を魅了してきたバンド、maya ongaku

【インタビュー】Minchanbaby | 活動終了について

Minchanbabyがラッパー活動を終了した。突如SNSで発表されたその情報は驚きをもって迎えられたが、それもそのはず、近年も彼は精力的にリリースを続けていたからだ。詳細も分からないまま活動終了となってから数か月が経ったある日、突然「誰か最後に活動を振り返ってインタビューしてくれるライターさんや...

MOST POPULAR

【Interview】UKの鬼才The Bugが「俺の感情のピース」と語る新プロジェクト「Sirens」とは

The Bugとして知られるイギリス人アーティストKevin Martinは、これまで主にGod, Techno Animal, The Bug, King Midas Soundとして活動し、変化しながらも、他の誰にも真似できない自らの音楽を貫いてきた、UK及びヨーロッパの音楽界の重要人物である。彼が今回新プロジェクトのSirensという名のショーケースをスタートさせた。彼が「感情のピース」と表現するSirensはどういった音楽なのか、ロンドンでのライブの前日に話を聞いてみた。

【コラム】Childish Gambino - "This Is America" | アメリカからは逃げられない

Childish Gambinoの新曲"This is America"が、大きな話題になっている。『Atlanta』やこれまでもChildish Gambinoのミュージックビデオを多く手がけてきたヒロ・ムライが制作した、同曲のミュージックビデオは公開から3日ですでに3000万回再生を突破している。

Floating Pointsが選ぶ日本産のベストレコードと日本のベストレコード・ショップ

Floating Pointsは昨年11月にリリースした待望のデビュー・アルバム『Elaenia』を引っ提げたワールドツアーを敢行中だ。日本でも10/7の渋谷WWW Xと翌日の朝霧JAMで、評判の高いバンドでのライブセットを披露した。