culture
「手のひらポートレート」で人間の多様なストーリーを描くフォトグラファー
ポートレートを撮影するフォトグラフォーは被写体の顔、もしくは上半身を撮影する。もちろんその理由は、顔の表情を写真を見る者に感情を与えるからである。あかちゃんは泣くという表情で親や周りの人間とコミュニケーションを取ることを生まれながらに知っている。
しかし、Omar Redaというフォトグラファーは顔ではなく、手のひらで人間の多様なストーリーを描くことに挑戦する。
もちろん手相を例に出すことなく、手のひらは、顔と同じようにその人の人生を映し出す。深いシワ、色のグラデーション、手相の濃さ、ゴミ、汚れ、毛、そこには様々なストーリーがにじみ出ている。
レバノン人の写真家は「手は、目と同じように表面上に浮き上がってこないものを映し出す。手は人類の進化と生存のために必要不可欠なものだった。古代の人類は手で火をおこし、狩りをし、闘い、生存のためのあらゆることを行った」と説明する。
3歳の部族の子供
部族の老女
機械工
ソルジャー
美容師
陶芸職人
彼の作品集「Hands The Story Of Life」はこちらから。