大切な人の遺灰をレコードにプレスするサービスVinylyとある家族の物語

2010年、イギリスのVinyly社は一風変わったサービスをローンチした。そのサービスとは亡くなった人の遺灰をレコードにしてプレスできるサービスだ。その会社のニュースは世界の音楽ファンを驚かせた。実際に遺灰をプレスするレコード製作サービスを使用する人の物語とはどのようなものなのだろうか?

そのビジネスと人間ドラマの内側を探るドキュメンタリー動画が公開された。

ドキュメンタリー動画は、絶命寸前の母の声の録音と遺灰を持つ息子がVinyly社を訪れるところから始まった。亡くなった家族の遺灰と録音をプレスすることは、人の記憶と物語にどのように関わるのだろうか?

英語字幕付きのドキュメンタリーはこちらから。

RELATED

【対談】横尾秀俊 (Manhattan Records)× 大原一太郎 (Wolfpack Japan) | アナログレコードはどうなっていくのか

2010年代ストリーミングサービスの隆盛と共に再び注目を集めているのがアナログレコードだ。欧米ではアナログとは反対に売り上げが落ち続けているCDの売り上げを抜いたというニュースも出ているように、この盛り上がりは一過性のものではなく定着したと考えても良さそうだ。日本でもアメリカやイギリスほどではない...

THE NORTH FACE STANDARDからレコードバッグの新型が登場

THE NORTH FACE STANDARDから、オリジナルレコードバッグの新型BC CRATES 12と、BC CRATES 7が、8月23日(月)より発売される。

ウルフパックジャパンがレコードプレスをより身近にする新プランをスタート

メジャーレーベルのプレスも引き受ける欧州最大のレコード工場GZ Mediaの正規代理店であるウルフパックジャパンが、お得な新プランを先週からスタートさせた。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。