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ニューヨークのMoMAがピカソやマティスの作品を入国を禁じられた国出身アーティストの作品に差し替えて抗議
ドナルド・トランプの中東7ヶ国の出身者への入国を禁じる大統領令に対して、ニューヨーク近代美術館(MoMA)がマティスやピカソなどの作品を入国を禁じられた国の出身者の作品に差し替え抗議の意を表明した。
差し替えられたのは7つの作品。ピカソやマティス、ピカビアなどの西洋諸国のアーティストの作品が、スーダン出身の画家、Ibrahim el-Salahi、イラク出身の建築家Zaha Hadid、ロサンゼルス在住のビデオアーティストTala Madaniなどの作品が木曜日夜にMoMAの5階に差し替えて展示された。
それぞれの作品は美術館のコメントが添えられている。
この作品は、1/27の大統領令によってアメリカへの入国を禁じられた国の出身者によるもの。5階に差し替え展示される作品の一つで、歓待と自由という美術館、そしてアメリカにとっても重要な理念であることを確信する。
また今月MoMAは映像作品を「自由旅行の禁止」というテーマでスクリーニングを行う予定。イラン出身のドイツ人監督Kais al-Zubaidiの『Al-Yazerli』、シリア人でパリに亡命したOussama Mohammad 監督の『Stars in Borad』(1988)などの作品が上映予定。