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adidasが人気シューズの発売に際し大胆な転売対策を行う
フットボールにインスパイアされたストリートシューズ「ACE 16+ Ultra Boost」の新色"Blue Blast"が昨日、ニューヨーク5番街のadidasショップ限定で発売された。この新作は、そのレアな新色がスニーカーコミュニティの間で販売前から話題となり、注目が集まる中でのリリースだった。しかし、このような人気シューズについてくるのはやはり転売屋の存在。彼らにとってこのような限定販売の人気商品は見逃せないチャンスだ。
しかし、今回adidasはこの"Blue Blast"の発売に際し転売対策を講じたようだ。昨日、店舗の入り口にはこのような警告がされてたという。
「adidasグループは、転売目的での購入だと私たちが判断した購入者には、本商品を販売しません。」
さらに以下のように続く。
「店長は、複数回にわたって商品を購入しようとする顧客に対し、その購入の意図や目的を尋ねることのできる権利を有するものとする。また、シューズのサイズや購入の回数などから、転売業者だと店舗が判断した場合には販売を拒否することができるものとする。」
しかしながら、店舗がこのような権利を持つことは合法であるのかという声や、転売による高値での取引こそが商品の人気を押し上げるのだという意見もあり、adidasのこの転売対策は賛否両論のようだ。また実際、価格200USDのこのスニーカーは現在eBayで最高300USDで転売されているようで、実際にはこの警告による販売の拒否は行われていないのではないかという声もある。
(辻本秀太郎)