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カセット・アルバムの売上が急上昇中。2016年アメリカでは2倍近く売上を伸ばす
2016年はアナログ・レコードの売上が1000億円ビジネスになるなど、音楽ビジネスの世界は地殻変動が続いている。同じく20世紀に最高潮を経験したフォーマットであるカセットテープも再び脚光を浴びている。
アメリカでは2016年、2015年に比べて74%の売上増の数字を記録した。74000本から129000本のカセットテープが販売されたと、米統計会社のNielsen Musicがレポートしている。
もちろんこの数字はJustine Beiberの『Purpose』や
The Weekndの『Beauty Behind the Madness』、The 1975『I Like It When You Sleep, For You Are So Beautiful Yet So Unaware of It』、Eminem『The Slim Shady LP』 、Prince and the Revolution『Purple Rain (2,000)』などがカセットで販売されたことも理由にあげられる。
Bandcampなどのインディー・アーティストのマーチャンダイズでも、ヴァイナルとともにリスナーの所有欲を満たしてくれる商品として、またテープ独特の音質を提供するためにカセットは多数販売されている。
昨年10/8には、Record Store Dayならぬ「Cassette Store Day」にあわせて特別バージョンのカセットが販売され、カセットのリバイバルを象徴した。