シカゴでライブ演奏やDJプレイがアートとして認定される

アメリカはイリノイ州のクック郡は全米で人口が2番目に多い郡であり、ハウスミュージックが生誕した土地である大都市シカゴもクック郡に含まれている。

 

クック郡の長官John Fritcheyがある決定を下した。それはライブ演奏やDJプレイをアートとして認定するというもので、先日クック郡の新しい税制を導入するにあたり、一度は行政側はロックやラップ、DJなどが法令により、音楽として認められないとの判断を下していた。これによりクラブやライブハウスなどには6%の税が課せられるところだった。

この判断には当然大きな反発があり、Fritcheyもクラブやライブハウスへの税の免除を模索するとの文書を発表し、ようやく本日クラブやライブハウスへの6%の税金を免除するとの合意に至った。

Fritcheyはプレス発表で「この合意で明確になったのは、郡が文化警察としての管理を意図しないという点と、何が音楽でアートなのかを行政が決定しないということだ」と述べ、行政側が音楽などのカルチャーの管理を意図していないということを明確にした。

シカゴで2つのクラブを運営するJoe Shanahanはこの決定に賛意を示し、「DJやライブは世界中でアートとして認識されているし、シカゴはハウスなどの最も重要なアーティストを生んだ都市として正しく認められている」と語った。さらにShanahanは「この決定は行政が何がアートに含まれるのかという決定者にはなってはならないということも示しているし、余裕のあるクラブのオーナーたちはシカゴの人々や世界中から音楽の首都という評判を聞いて、シカゴを訪れる人々に、この都市の音楽の持つ力を見せ続ける必要がある」とクラブオーナーとしての矜持も示した。

Via Thump

 

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