Threepee Boys & Y2FUNXインタビュー!国内随一のバウンスパーティーMackShakeとは?
DONSTA、Sir Y.O.K.O.PoLoGod.、YO!HEY!!の3人からオルタナティブ・ヒップホップ・DJユニットThreepee Boys。HIPHOPやサンプリングカルチャーに影響を受け、低音を重視したクラブミュージックをプレイするY2FUNX。渋谷Lounge Neoを拠点に、その両者がタッグを組みスタートしたパーティーMackShakeのVol.4が来週8/26に開催される。毎回人気ラッパーのゲストライブやヒップホップを軸にしつつも幅の広いDJのチョイスで話題を呼んできたMackShakeのコンセプトやなぜこの両者でパーティーをスタートさせるに至ったかなどを聞いた。
取材 : 和田哲郎
- 8/26にMackShakeの4回目が開催されますが、Threepee BoysとY2FUNXでどういったコンセプトでパーティーを始めようと思ったのか教えてもらえますか?
DONSTA - Threepee Boysで毎週水曜に『Threepee Times』というパーティーをやっていたんだけど、週末やりたいという話をしてて。箱もちょっと大きめなところがいいかなって選んでて、じゃあうちらだけだと大変だから誰かと一緒にやろうって考えた中で、Threepee TimesにY2FUNXのKick a Showとかよく遊びに来てくれてたし、じゃあY2FUNXはどうかなって。
Juicy Jun - いつもパーティーに遊びに行かせてもらっていたし、僕らもレギュラーパーティーは全然やっていなかったんで、このタイミングでやれたら面白そうだなって単純に思いましたね。
Sir Y.O.K.O.PoLoGod. - Y2FUNXはよく遊びに来てくれてたってのもあるし、割とトワークとかもY2FUNXがプレイしてたりもするから、それで共通項もあるだろうってとこが結構でかいかな。
- バウンス感ってやつですかね?
DONSTA - そうそう、今ベースミュ-ジックって呼ばれてるパーティーの枠のなかにY2FUNXは収まってないなと思って、それが結構Threepee Boysとも近いかなと思ったっていうのはあって。あとは新潟にいるY2FUNXのメンバーがラップしてたりとか、ヒップホップ~US寄りなテイストが強かったからっていうのは誘う大きな要因だった。
Juicy Jun - 最初パーティー名がMackShakeに決まる前、『Bounce村』ってパーティーになりそうだった。僕らが最初に出したEPが『Bounce Village』ってタイトルだったんで。じゃあBounce村なんじゃないかって。
DONSTA - 気持ち的に今も副題は『Bounce村』なんだよ。
Juicy Jun - 『Bounce村』にようこそって。
Sir Y.O.K.O.PoLoGod. - で、Bounceって言葉から発展させてShakeになったんだよね。
DONSTA - あと今音楽のシーンが村にいろいろ分かれてる感じがして。例えば、日本語ラップ村とか、USヒップホップ新譜村とかベースミュージック村だったり。それでうちらはどの村に住んでるかって言ったらバウンス村だった。
Sir Y.O.K.O.PoLoGod. - レギュラーの出演者はバウンス村の住人として認められそうな人を集めてる(笑)
DONSTA - あとはバウンス村を広めるためにフレッシュで人気ある人を呼んだりとか。バウンス村に呼び寄せるために(笑)
Kick a Show - 村おこしですよ(笑)
Juicy Jun - バウンス村は待ってても誰も来ないから。
- どうやって出演者を決めていったんですか?
Sir Y.O.K.O.PoLoGod. - 出演者はThreepee Boysで呼びたい人と、Y2FUNXで呼びたい人をあげていって、それで選んでいった感じだね。
YO!HEY!! - 始めるにあたって最初に決まってたのはCherry BrownのレギュラーDJ、それは絶対だった。
Sir Y.O.K.O.PoLoGod. - 初回のメインゲストのKANDYTOWNはバウンス村に入ってもらうってわけでもなく、当時勢いが出始めていたクルーだったから、うちらのパーティーでやったら組み合わせ的には面白いかなと思った。
- ラッパーを入れるっていうのは最初から決まってたんですか?
Sir Y.O.K.O.PoLoGod. - Threepee BoysもY2FUNXもDJがメインなんで、どうしてもライブ入れたいなっていうのがあったし、まずはやっぱりラップだろってことでラッパーのライブを入れたんだよね。
YO!HEY!! - 他のベースミュージックのパーティーと、どう差別化するってことを考えてた。
Juicy Jun - ベースミュージックのパーティーって今はたくさんあるので、ちょっと違う部分を出したかった。
DONSTA - あと、おれはアメリカにいたときMad DecentだったりFool's Goldのパーティーに行ってて、そういうパーティーだとベースミュージックのDJのあとにラッパーが出てくるのは普通なことで、それは面白いなと思ってたんでそういうのをもっと自然にやれたらいいなと。
Sir Y.O.K.O.PoLoGod. - 音楽性としてはオールドスクールもかかるし、最新の曲もかかったりとかそういうのをやりたいなって思ってた。
YO!HEY!! - あとやっぱりヒップホップのオリジナルがちゃんと聴けるパーティーにしたかった。どうしてもベースミュージックのパーティーだとリミックスしかかからなくて、このオリジナルが聴きたいんだよって欲求があって。
Sir Y.O.K.O.PoLoGod. - まあリミックスがかかってもいいんだけど。
YO!HEY!! - いやかからなくてもいいんだけど(笑)
一同 - ははははは
Kick a Show - そこも差別化する1つの要素ですね。
パーティーがきっかけで始まった曲作り