DiploがEDMカルチャーに対してまたしても痛烈な批判を行う

DiploはこれまでもEDMに対し度々否定的な意見を述べてきた。今週DiploはChicago Tributeのインタビューに登場し、再びEDM批判を行った。

文:辻本秀太郎

「DJの世界はダサい連中の集まりなんだ。俺たちの名声は嘘っぱちで、本物のセレブリティとは違うんだ。つまらないカルチャーさ。俺自身がそのカルチャーの一部っていうのは残念だけど、そのゲームをプレイしてしまってるんだ。」

とDiploは語る。さらにはEDMカルチャーの存在自体についても次のように語った。

「俺はそもそもEDMなんてものは存在してなかったんじゃないかと思う。いまビッグなDJたちはもとから巨大なマネージメント会社に所属していたし、巨大なフェスティバルにも出演していたんだ。ダンスミュージックではクールなことがたくさん起きてたんだ。シカゴにいたならわかるだろ?EDMがそこに入って来る必要なんてなかったんだよ。」

Diploの最近のこのような発言についての興味深い点は、彼自身がEDM産業やその成長に深く関わっている点だ。他の著名なDJたちと比べても、Diploは常にEDMとメインストリームの架け橋となってきたことで知られる存在であるのだ。

このように、マネジメント会社や巨大フェスティバルの連携によって過剰に盛り上げられてきたこの産業を'偽物'だと批判するDiploであるが、これまで彼がEDM産業において担ってきたポジションを考えると、彼の発言は偽善的であると非難されても仕方がないかもしれない。

自らが築いてきたイメージやブランド、評価を打ち破ることができないこともEDMに対するフラストレーションを感じる原因の一つであろう。

型を破り、新たな一面を見せてくれるDiploを待つことにしよう。

Chicago Tribuneのインタビュー記事はこちらから。

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