ストリーミングでのみリリースの作品がグラミー賞候補に可能に。
ストリーミング配信のみでリリースされた作品が、グラミー賞の候補に選ぶことができるようになる。今回のこの変更は2017年の第59回グラミー賞から適用される。
そして、この変更によりChance The Rapperの新作『Coloring Book』は来年のグラミー候補に入れるようになる。
なお今回の変更により認められるストリーミングのプラットフォームとしては、Spotify、Tidal、Apple Music、Google Playなどの音楽ストリーミングサイトとされており、YouTubeやミックステープのダウンロードサイトなどは認められないとされる。
以前の記事でも取り上げた(リンク)、グラミー賞がフリーリリース作品を候補に含めるようにという署名活動の発起人である15歳のMike Krasowitsは「Chance the Rapperのようなアーティストは、無料で作品をリリースすることで、豊かさに関わらずどんな人でもその音楽へアクセスすることを可能にしているし、また違法ダウンロードなどを減らすことにも貢献している」と述べている。
また、この署名には34000人以上の署名が集まったとされている。
Chance The RapperやThe Social ExperimentのメンバーであるDonnie Trumpetはこれに関しTwitterにて感謝の意を表している。
The victory this morning isn't about me, it's about all the Soundcloud albums that may now be recognized for excellence.
— Lil Chano From 79th (@chancetherapper) 2016年6月16日
Yes! Giant leaps for the industry. One musician to another it's all about the MUSIC in EVERY way it's heard. https://t.co/2M9NJsmamB
— nico (@DonnieTrumpet) 2016年6月17日