Native Instrumentsが開発した全く新しいオーディオフォーマット"Stems"とは?!

2015年7月3日にNative Instrumentが全く新しいオープンファイルオーディオフォーマット"Stems"をリリースしました。このStems形式のリリースはWASABEATなど様々な配信サイトで購入可能になっています。ここではStemsがどのように新しいものなのか、どのように使えばいいのか簡単に解説していきます

NI_STEMS_logo_black

まずStemファイルとはどの点が全く新しいのでしょうか。Stemファイルは、1つのオーディオファイルの中に4つの音楽的要素が入っています。これまで1つのオーディオファイルではドラムもシンセの要素も一体となっていて、それを完璧に1つの要素を取り出すことはできませんでした。Stemファイルは1つのオーディオファイルを4つの要素に分けることで、例えばDJのプレイ時にボーカルトラックだけを使ってミックスを行うことができたり、特定のパートだけにエフェクトをかけるなどより緻密かつ斬新な可能性をDJプレイにもたらすことでしょう。実際のStemファイルを使ったプレイを下の動画でチェックしてみてください。

また自身でトラックを作っているDJやプロデューサーが自身のライブパフォーマンスにStemsフォーマットを使うことも新しい可能性となるでしょう。作ったトラックをStemファイルにエクスポートし、DJセッティングを使ってプレイすることで、トラックの各パートをコントロールしつつ直感的なプレイが可能になります。またNative InstrumentsではStemファイルを無償で作成できるStemクリエーター・ツールを近々発表予定ということで、よりStemsが身近な存在になるのは間違いないでしょう。

NI_Stems_Stem_Creator_Tool_Screenshot

WASABEATでも昨日からStemsフォーマットの発売を開始しています。ジャンルを越えた人気プロデューサーのStemsトラックを取り扱っています。もちろん今後もStemsフォーマットのリリースはどんどん増えて行く予定ですので、こちらの特設ページからチェックしてみてください。

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