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Ross From FriendsがBrainfeederからデビューアルバム『Family Portrait』をリリースへ

2018.06.07
FNMNL編集部

Flying Lotusが大絶賛し、彼の運営するレーベルBrainfeederに加入し、ソニックマニアでの来日も決定したRoss From Friends。トントン拍子でその注目度をあげている彼が、デビューアルバム『Family Portrait』のリリースをアナウンスし新曲"Project Cybersyn"を公開した。

ヒップホップからユーロビート、ハイエナジー、イタロディスコなど様々な影響を受けてきた彼は、アンダーグラウンドシーンの雄Lobster Thermin、Magic Wireといったレーベルからメランコリックなメロディーとロウなビートを併せ持つ絶妙なダンストラックをリリースし注目を集めてきた。

注目をしていたFlying Lotusからオファーがかかると本人も驚くほど一瞬で契約を果たし、今年4月にBrainfeederからの第一弾作品『Aphelion EP』をリリースした。

そして本日アナウンスされたデビューアルバムは、実験的かつ繊細な音作りと、秀でたメロディーセンスが存分に発揮された作品になっている。アナログ機材で音楽を制作しているか、ターンテーブルを操る父親の姿を見て育ったという彼はアルバムタイトルに『Family Portrait』と名付けた。

レイブが盛んだった1980年代のロンドンにおいて、自らのサウンドシステムを作り上げ活躍していた父親は、1990年に一台のバスを入手し、仲間とともにサウンドシステムを積み込んでヨーロッパを回ることを計画。フランス、ベルギー、東西ドイツ（帰路は統一されたドイツを通ることになった）を越えてさらにその先に向かい、さまざまな街で、会場が見つかればそこがどんな場所であろうと突発的にイベントを始め、ハイエナジー、イタロ・ディスコ、プロト・テクノといった当時最先端のダンスミュージックを共有していたという。

そんな父と音楽について語り合い、音楽を共有し、父から音楽について多くを学びながら成長してきたRoss From Friendsのデビュー・アルバム『Family Portrait』は、7/27 (金) に世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラックが追加収録され、解説書が封入される。