勝又公仁彦の写真展『Skyline』がIG Photo Galleryのオープニングとして開催

CULTURE  2018.03.11  FNMNL編集部

東京・東銀座に新たにIG Photo Galleryがオープン、今後写真表現に意欲的な作家たちの作品を紹介していくという。オープニング展示として勝又公仁彦による写真展『Skyline』が3/22から開催される。

勝又公仁彦は『サイト―場所と光景:写真の現在 2』(東京国立近代美術館)ほか、国 内外の展覧会で作品を写真、映像、インスタレーションを発表してきた写真家。

『Skyline』は勝又の代表作として知られている。世界各地の都市で撮影されたこのシリーズは、空(自然)と都市(人工)との関係性を写真によって模索した作品。

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(c)Kunihiko KATSUMATA [Skyline]

今回はこれまで発表してきた作品のなかから選んだ10数点に未発表作品を加え展示。会場では2月に出版される写真集をはじめ、ポートフォリオなど勝又作品を知るうえでの資料も閲覧予定だ。

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「世界の地と図を反転する」
文=タカザワケンジ(写真評論家)
横に長く伸びたパノラマ画面のなかに現れた直線は凹凸を繰り返し、あるリズムを刻んでいく。 勝又公仁彦の『Skyline』は現代の都市が生み出した新たな景観の意味を私たちに問う。 Skyline(スカイライン)というタイトルの通り、画面に写っているのは空と地上の境界である。 だが、私たちがその説明から思い浮かべる地上と空のまっすぐな境界──地平線(horizon)──はここにはない。 世界各地の都市で撮影された勝又の『Skyline』に写されているのは「空際線(くうさいせん)」「(都市の建物などの)空を背景とした輪郭」(ともに『ランダムハウス英和大辞典』 小学館)である。
しかし、私自身は「空形線」という造語を思い浮かべた。高層建築が連なる都市稜線は、 写真のなかでシンプルな線に還元され、空を侵食し、その形を描き変えているようにも見 えるからだ。三次元を二次元に変換する写真は、地と図の関係を揺さぶる力を持っている。
勝又にはほかにもカメラの構造そのものを部屋と窓になぞらえて制作した「Hotel Windows」、などさまざまな写真作品を発表している。そのいずれにも共通するのは「世界」をどう見るかという視点に対する思考の積み重ねである。『Skyline』にはそうした勝又作品の特徴が端的に表れている。

Info

■展覧会タイトル 勝又公仁彦展 「Skyline」
■会期 2018年3月22日(木)~4月20日(金) 時間:12:00 ~ 20:00 休廊:日曜日・月曜日
■レセプション
3 月 22 日(木)19:00 ~
BLACK HAT MANによるパフォーマンスを予定しています。
■トークセッション
4 月 14 日(土)18:00 ~
勝又公仁彦×タカザワケンジ(写真評論家、IG Photo Gallery ディレクター)
■お問い合わせ
IG Photo Gallery
〒 104-0061 東京都中央区銀座 3-13-17 辰中ビル 3 階 Mail:info@igpg.jp
HP:www.igpg.jp

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