Off-WhiteのVirgil Ablohが現代の「Cool」とはなにか語る

FASHION  2017.10.16  FNMNL編集部

先日Vogueが初のファッションカンファレンス『Forces of Fashion』を開催。トークセッションに『Off-White』のVirgil AblohとHeron Prestonが登場。二人が今「Cool」とはどういう意味を持つのかを語った。

先日Vogueは新たなイベント、ファッションカンファレンス『Forces of Fashion』をNYで開催。『Fashion’s Night Out』などのイベントは開催してきたが、カンファレンスは初の試み。人気ファッションデザイナー達が集まり、トークセッションがおこなわれた。

ブランド『Off-White』のVirgil AblohとHeron PrestonはVogueのニュースディレクターChioma Nnadiと対談。現代における、2017年の「Cool」とは何かを論じた。

いま何が「Cool」なのかという質問にAblohは「influencer Gulfstream」という聞きなれない単語を用いて答えた。「『Influencer Gulfstream』という言葉を思いついたんだ。今のコミュニティには地球の隅まで世界中の国の人が属していて、皆インターネットでつながり同じ場所を共有する必要がなくなった」と、AblohはインフルエンサーとGulfstream(世界最大の海流)を繋げた新たな造語で、インターネットが離れた大陸にいる人々を繋げていることを表現した。

「Heronも私も、国境を超えて街と街を繋ぐこの国際的な集合体の一部だ。ひとつの街の中だけの話ではなくなった。ロンドン、パリ、ロシアなどの国へとリンクし、そしてデジタル上で始まってからフィジカルになる友好関係も増えた」と、国を超えたコミュニティについて論じるAbloh。「ここでは短いデニムジャケットを着るのは『Cool』だろうか?それは『Influencer Gulfstream』、インフルエンサーの海流の中で決まるんだ。我々は新しい街で新しい点と点を結び、どんどん新しい人を受け入れる」と語った。

さらにAblohは『Cool』について「私の考えでは一番Coolなのは、やらなければならないことを全て無視して、特定の何かに純粋に取り組む時。『Cool』とは『自分らしく』ありながら『独特』すぎて人の目につくことだ」と論じた。

彼らのトークセッションはその後「ぜいたく」というトピックに移る。Ablohは「『ぜいたく』に分類されるのは、それが『渇望するほど欲しいもの』である時である。もしあなたがそれを渇望すればそれはあなたにとっての『ぜいたく』である。17歳の少年がSupremeのTシャツを渇望する。彼にとってのSupremeはLouis Vuittonなんだ」と語る。「私はMark Jacobsがバッグに村上隆のデザインを採用したのを見てアートを学んだ。それが私の最初の『ぜいたく』な買い物であり、それが私のアートの世界への扉を開けた」とLouis Vuittonと村上隆のコラボレーションが初めて切望して買ったものであり、アートへの入り口になったと明かした。

「今17歳のあなたがSupremeの店頭へ行き、初めて買うそのTシャツはあなたの中に一生残るものになる。たとえ$30だろうが関係ない。その17歳の少年は一生Supremeを忘れない。私とHeronが今いる立場は、17歳の少年のために作っている立場だ。次の世代の『ぜいたく』がおそらく『Cool』だ」とAblohは、スポーツ選手に憧れる少年のように、少年から切望されるものを作り出す立場であるという。

このVirgil AblohとHeron PrestonによるトークセッションについてのVogueの記事はこちら

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