不法移民の強制送還免除の撤回を表明したトランプ大統領にSpotifyが再びプレイリストで反対表明
トランプ大統領によりさらなる移民反対政策が発表された。大統領になる以前から公約として掲げていたDACA(Deffered Action for Childhood Arrivals)の撤廃を公表した。
DACAとは15歳以下で入国した不法移民の強制送還を免除する政策で、移民の強制送還猶予期間のことで手続きをすれば合法的に2年間働くことができるもので、オバマ政権時代に執行された。
トランプ政権になり後回しにされていた印象の強いこの公約だが、急に動き出した要因として10の州政府により送られた9/5までに、DACAの変更を求める声明による影響が強いと思われる。
BREAKING: Texas AG Paxton is joined by 9 other state AGs & 1 gov in urging Trump administration to end #DACA. If not, they say they'll sue. pic.twitter.com/wUGTjAdhjk
— Chris “Law Dork” Geidner (@chrisgeidner) June 29, 2017
Facebook, Amazon, Apple, Google, Microsoftなど大企業は一斉に反対を表明した。
音楽業界も黙っているわけがなくSpotifyは移民や同盟国出身のアーティストにフィーチャーしたプレイリスト『No Moment For Silence』を発表した。このプレイリストにはATCQやKhalid、Demi lovato、Camila Cabello、Shakiraなどを代表に全56曲が収録されている。
幼い頃に親にアメリカに連れられた子供たち(DREAMersと呼ぶ)は多くの困難をも乗り越え今の権利を勝ち取ったのである。DREAMersの一人であるCamila CabelloとKhalidのそれぞれの思いをGeniusが挙げている。
Camila Cabello「子供の時にアメリカに連れてこられた移民にとって、当たり前だったものが受け入れられなくなることはとても大変なことだとわかっている。アメリカ人として社会に認められるため戦ったDREAMersを私は支持する」
移民と密接なつながりを持つ境界線の地に住んでいたKhalidは「おそらく家族が法的地位を持っていない友達を何人も持っている」と話している。
現在約80万人の移民がDACAを享受している状況であり撤廃は非常に現実的ではないように思える。このプレイリストを通して一人でも多くこの問題について考えてみてほしい。