90年代のレイブ黄金期の失われた記憶をたどるプロジェクトがスタート

マッドチェスターやハシエンダというワードは、90年代のダンスミュージックシーンに触れている人なら、耳馴染みのある言葉だろう。映画『24 Hour Party People』で、そうした時代を追体験もできる。

ただそれらのキーワードに当てはまらないものたちは、必然的にダンスミュージックの歴史からこぼれ落ちてしまう。そんな記憶から忘れ去られた90年代のレイブ黄金期をアーカイブするプロジェクトがスタートした。

このプロジェクトは『The Lapsed Clubber Heritage Map』といい、マンチェスターの大学教授Beate Peterさんが主導してスタートした。

プロジェクトの目的は90年代のクラブミュージックシーンにおける誤解を払拭し、当時のクラブミュージックシーンの真実のストーリーを、人々に語ってもらうことだ。

Peterさんは「私たちはハシエンダ、アシッドハウス、マッドチェスターという言葉については知っている。しかしそうした共通のキーワードを持たない、ダンスフロアにいた人たちのことはわずかしか知らない」とプロジェクトをスタートした理由について語っている。

教授は様々な当事者の証言を集めることで、マンチェスターのクラブシーンの音楽やファッション、人々の交友関係など失われたものを紡ぎ直していくという。

このプロジェクトによってどんな新たなストーリーが見つかり、これまでの常識が塗り変わっていくのだろうか?

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