イギリスのはっちゃけすぎな音楽フェス?Boomtown Fairに行ってきた
さて夜もあけてフェス3日目。
若者達のスタミナには、どこへいっても驚かされる事が多々なのだけれど、朝からみんな元気…みんな、いつ寝た?という、午前中から行動するみなさんの元気っぷり。そしてお天気もかわらず快晴、恵まれすぎていて逆に怖い。(晴れの日が続くと不安になるのがここイギリス)
さてシャワーを浴びるためには、シャワーや水洗トイレが設置されたエリアに入るための追加料金を払ってのリストバンドが必要になる。そのため、4泊5日シャワーを浴びない人も多数。かといって、水場もほんの少ししかないのでそのあたりで頭洗ってる~なんて雰囲気もない。だいたいトイレと水場の数が圧倒的におかしい。来場者数と比例していない(笑)
そして要するに基本的に設置されているトイレは、完全なるぼっとん便所を想像してほしい。フェスなんていうと、クリーンではないトイレは許容範囲だから…ただ決して日本のフェスのトイレを想像しないで来てね!ということで、Boomtown然り、イギリスのフェスに行ってみようと思う人は、もし水洗トイレが有料でもあるならば、ぜひお金を払うことをオススメする。イギリスをなめてはいけない。わたしが女だからということではない。イギリス人の友人達ですら、あのトイレは地獄だ、とつぶやくほど(苦笑)
そういうわけでそのリストバンドを取りに少し離れた別のキャンプサイトへ。メインのステージがたくさんあるエリアからは離れていて、とても落ち着いた静かなエリア。BBQなんかもやったり、本格的にキャンプ自体も楽しんでいる人が集まっているという雰囲気。近くの森の中はチルアウトエリアのようでハンモックがずらり!ヨガをやっている人々や、なにか森のツアー?ガイドさんと共に木などをみている人々など。
dodgyなレイヴパーティーから始まったこのフェス、今はkidztownしかり、ラグジュアリーエリアしかり、本当にオルタナティブなフェスになっている。街のとある一角。ここもみんなの休憩所に。色々なアーティストの作品をみられるのもこのフェスのみどころ。
本日一発目はChina townの中にあるパンクやスカバンドが多く演奏しているステージへ。そう、ここ実はパンクスもわりと集まるフェス。もうこのフェスに来てしまえば、一度にイギリス音楽文化に触れられる!?なんだかすごく茶色く日焼けしたお兄さんがひとりいたのでパチリ…。余談だが、このフェスではコスプレ?というか仮装をする人もかなり多い。それもひとつの楽しみなのだそう。次回参加するときはわたしもなにかしたいところ。
その後は、Lion’s den、そう、名前の通り、レゲエとダブのメインステージへ。山を登り、森を抜け…人人人!!!もう日差しが痛い!暑い!焼ける!目的は、The Skints feat Tippa Irie & Horseman!こちらはロンドンのバンド。グルーヴがうねるうねる。お客さんのノリも最高潮。演奏スキル、グルーヴ、のせ方、ただ圧倒されるばかり。その後はこの、粉の掛け合い合戦!!!みんなおおはしゃぎ!この後みんなカラフルに(笑)
それからはブリストルの名物イベントでもある、Tribe Of Frogへ。これ、完全にテクノ~サイケトランス。朝から朝まで、もう、完全にハード。ただ森の中で、この雰囲気の中で聴くサイケトランスは気持ちが良い。デコレーションもとてもきれいでサウンドもすばらしい。
お次はsector9というエリアへ。もうここは野を越え山を越え、だいぶ遠い。いったいどれだけ広いんだ、このフェス。ただステージは圧巻。ステージの出来映えをみるだけでも価値がある。本当にど派手、よくもまあこの4日の為にこんなステージをばんばんつくるものだなあと。
もうフェス一帯が、遊園地のようになっている。実際に絶叫系アトラクションもたくさん設置されており(イギリスには移動遊園地が多いため、こういうイベント時に絶叫マシンがやってくることが多々ある)ドラムンベースをBGMに、ぐるぐる回転させられたりする。
ローラーディスコなんかもあって、もうやりたいことがたくさん!計画をたてないとあっという間に過ぎていくこのフェス…
その後はPhyforest へ。名前のとおり、こちらもサイケトランスがんがんの森。照明も音もとってもきれい!みんなギラギラ。少し休憩した後に、今日とっても楽しみにしていた、Submotion Orchestra。このフェスの感じでは割とめずらしいブッキングかと思いきや、入場制限されるほどに大人気。久しぶりに鳥肌がたつほどのすばらしい演奏。1時間が本当に短く感じた、すばらしいライブを観た。
その後はMungo’s Hifi、China townの一角にあるAsbo Discoという小さなハコへ。そのとなりの建物ではダンサー達が踊っている。プロのダンサー達のダンスやファイアーショーなどもみどころなのがBoomtown。音楽だけではなく本当に色々な事が同時多発しすぎている為、何をみて、何を見逃したのか!?わからなくなってしまうフェスなのである。こちらは朝の写真だが、この黒い窓にそれぞれダンサーのお姉ちゃん達が入っていて、セクシャルなダンスを踊る。夜は人だかりで大混雑!一見の価値あり。そして夜はふけていくのであった。