Swing Tingインタビュー ー UKの新時代注目レーベルのルーツ

FEATURED  2016.09.06  FNMNL編集部

Swing Tingはファンキーやガラージ、ダンスホールレゲエといったダンスミュージックをモダンなフォーマットで、なおかつパーティーライクなサウンドに落とし込むマンチェスターの注目レーベルだ。レーベル創設メンバーであるPlattとSamraiは大学在学中の2008年にクルーとして活動を始めた。2014年に新しい音楽を広めたいとの思いからレーベルを立ち上げた。来日公演も迫るFamous EnoやFlorentinoといった気鋭がこれまでにリリースをおこなっている。現在のモダンなダンスホールシーンとも邂逅し、これから確実に注目を集めるであろうSwing TingのSamraiに話を聞いた。

取材・写真 : 高倉宏司

 

- Swing Tingの活動内容と結成されたきっかけを教えて下さい。

Samrai - 自分とPlattがまだ学生の時にマンチェスターでSwing Tingの名前でイベントをスタートさせた。2008年だったね。大学内でのラジオ番組も同じ名前で始めた。最初は楽しんでやってるだけで出演者も友達が中心だったんだけど、少しずつMurloとかちゃんとしたプロデューサーのゲストを呼ぶようにになっていった。その後、俺たちは新しい音楽をプレイするから自分たちがかけたくなるような新しい音楽を広めたいと思って2014年に同名でレーベルを始めたんだ。今はプロデュースもするし、Swing Tingはイベントでありプロデューサーでありレーベルでもある。

Swing Ting
Platt from Swing Ting

- 2人ともManchesterで生まれ育ったのでしょうか。

Samrai – 俺はノーザンプトン出身で、Plattはヨークシャー出身なんだけどマンチェスターには10年くらい住んでるかな。

Swing Ting
Samrai from Swing Ting

- どんな音楽を聞いて育ってきましたか?

Samrai - レコード屋に行くのが好きで、ジャンル問わず色々聞いていた。マンチェスターに移ってから、現在はSwing Tingクルーの一人でもあるJoey BがHot Milkというダンスホールイベントをやっていて俺もPlattも毎回行ってた。 ダンスホールに関してはそのイベントで学んだと思う。レコードはその後もずっと買っていて、Swing Tingを始めた頃はダンスホールやガラージ、UKファンキーなんかをレコードでかけてたね。

- Dub PhizixやLevelzにもちろんSwing Tingクルー等ここ数年でマンチェスターから素晴らしいアーティストが出てきていますが、音楽シーンはどういう状況ですか?ジャンルをまたいだコラボレーションも発生していますか?

Samrai - すごく良い状態だと思うね。DJだけでなくプロデューサーが多くて皆リリースをしている。マンチェスターは良いエネルギー、バイブスがある街だから色んな事が起こってるよ。大きな街ではないから皆お互いの事を知ってるしサポートし合ってるね。Swing TingのホストをしてくれてるFox、他にもChimpoやTriggaなんかも友達だよ。Dub Phizixは5、6年前俺たちにトラックの作り方を教えてくれたんだ。Levelzは独自の事をやってて勢いがあって、俺たちは少し違う事をやりたいなと思っている。シーン内での競争もあるけど健全な競争だからクールな状態だと思う。みんなマンチェスターからワールドワイドに羽ばたきたいと思ってるんだよね。ジャンルが違う人と仕事したいと思った時も皆知り合いだから話が早くできるのもあるね。

- Swing TingパーティーのレジデントであるMurloとBracklesとはどうやって知り合ったんですか?

Samrai - Murloは何年か前にSwing Tingのゲストとして招いたんだけど、その時のセットが完璧で、それから何回もゲストで来てもらってる内に仲良くなってレジデントとしてやってもらう事になった。Bracklesに関してもそう、同じ音楽が好きで人間的にもリラックスしていてシンパシーを感じて一緒に働くようになった。一緒に仕事をしていてストレスになっちゃダメだからね。

- 新しくリリースしたジャマイカのEquiknoxx Musicをなぜリリースすることになったですか?

Samrai - Equiknoxxはクレイジーだね。スタイルが好きで、ジャマイカのプロデューサーの中でも人と違う事をやっていて、俺たちも人と違う事をやりたいからコンタクトを取って彼らの曲をリリースした。Swing Tingとしてリミックスする事も出来た。彼らのヨーロッパツアーが来年あって、何カ所かで一緒にプレイする予定になってるよ。彼らの時もそうだけど他のアーティストと良好な関係を築く事は本当に大事だね。

- 現在の世界的なダンスホールのムーブメントについてどう思いますか?

Samrai - クールだと思うよ。Rihannaがダンスホールをやったり、Drakeの新しいアルバムにPopcaanが客演したりしてる。DrakeにはPopcaanがどういうシーンから来たのかとダンスホールって事を世間に広めて欲しいね。新しいマーケットが生まれて、新しいオーディエンスがもっとダンスホールに興味を持ってくれると思う。1つの曲が新しい音楽の扉を開ける事ってあるから、新しい人たちが昔のダンスホールの曲を掘ったりソカやアフロポップといった周辺の音楽にも興味を持って行く事は良い事だと思う。他にもMixpakがやってる事は大好きだし、ジャマイカではEquknoxxがクールだと思うね。

- 日本のシーンについて知っている事はありますか?

Samrai - 少しだけだね、PART2STYLEは知っていて、Sinta ( Double Clapperz )も知ってる。でもそのくらいかな。シーンが大きいのとかレコードコレクターが多いのとかは聞いた事がある。

- 今後のリリースについて教えて下さい。

Samrai - 俺たちが作ったリディムでジャマイカのMCを何曲か録ったのでそれをリリースする予定だね。あと自分のソロ作としてDBA ( Don't Be Afraid )ていうレーベルからハウス寄りの曲がヴァイナルでリリースされる予定だね。

- 今後の予定されてるプロジェクトやコラボレーションがあれば教えて下さい。

Samrai - まだ分からないけど、Swing Ting Allstarsみたいなノリで俺たちの周りのプロデューサー達とコンピレーションを作るつもりだよ。

Swing Tingに所属するFamous Enoは来週末来日ツアーを行う。
東京、名古屋、大阪近郊にお住まいの方は是非チェックを!

9/16 - Woo! @ JBs, Nagoya
9/17 - VOID @ Forest Limit, Tokyo
9/18 - Choice Cuts @ Socore Factory, Osaka

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