iTunes Matchの楽曲マッチング機能が改善へ

今までクレームの絶えなかったApple Musicライブラリー、iTunes Matchの楽曲マッチング機能がやっとAppleによって改善された。

文 : Ibuki Kasai

iTunes Match機能はiTunes Storeから購入した曲やCDからインポートした曲を、iCloudライブラリと同期させ保存し、他のデバイスからも自分のミュージックライブラリを利用することができるというものである。Apple Music内のApple Musicライブラリーもこれと似た機能で、今までAppleは正確性に欠けるメタデータによる同期システムを使用しており、インポートした曲がそのライブバージョンのトラックとして誤変換されてしまったりという問題が生じていた。今回のマッチング機能の改良ではこの同期システムにオーディオ・フィンガープリントでトラックのデータ処理をするアルゴリズムを用いており、そういった問題を改善している。

今までに間違って保存されてしまったオーディオトラックも新しいマッチングシステムによって再同期することも可能なようだ。また、この機能はすでにダウンロードされたトラックは削除せずキープするため、曲がいつの間にか消えてしまうという心配もない。

iTunes MatchとApple Musicは別々のサービスで、両方とも有料サービスだが、今後は全てのApple Music加入者は追加料金を払うことなく新しいiTunes Match機能を使えるとのこと。すでにiTunes Matchを持っているユーザーにとってはあまり大きな変化はないが、持っていないApple Musicユーザーはこの新しいシステムが開始されたら自分のiTunesのiCloudステイタスの欄に「Matched」と表示されるようになる。

また、この新しいマッチング機能は毎日1~2%ずつ利用可能なユーザーを増やしているため、まだ全てのユーザーが完全にアップグレードされるには時間がかかるかもしれないが、システムの更新は開始されている。

RELATED

2018年のアメリカにおけるライブ音楽ビジネスに関する調査が発表|アメリカ人の半数以上が何らかの音楽イベントに参加

昨日、データ分析会社のNielsenが2018年におけるアメリカのライブ音楽ビジネスの分析結果を公開した。

EUや日本で相次いで著作権法が改正 | DJやYouTubeチャンネルが影響を受ける可能性も

EUの議会にて今年の9月に可決、承認された「著作権新指令案」。現行の著作権法をさらに強化したこの法案は世界中で議論の対象となっているが、これについてYouTube音楽部門の責任者であるLyor CohenがBillboardのインタビューにて警鐘を鳴らしている。

Kris WuのアメリカのiTunesでのセールスが不正に操作された疑いでデータ会社が調査に乗り出す

EXOの元メンバーであり、現在はKris Wu名義で活動を行っている中国人シンガーのウー・イーファン。 以前リリースした“Deserve”ではTravis Scottをフィーチャリングに迎え、見事アメリカのiTunesで1位を獲得した。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。