21 Savageの逮捕に関するジョークを「面白い」と発言したDemi Lovatoが多くのアーティストから批判される

21 Savageがアメリカに不法滞在していたという容疑で逮捕されたという報道が、世界中のファンに衝撃を与えている。彼が実際にはイギリス人だったというニュースを受けて、やはりというべきか多くのTwitterのユーザーが彼をネタにしたミームを投稿し始めたが、そのような不謹慎なジョークを面白がったDemi Lovatoが現在多くのアーティストから批判を受けてしまっている。 Demi Lovatoは既に削除されたツイートで「21 Savageのミームがスーパーボウルの中で一番面白い」と発言。日本時間で今朝放送されたスーパーボウルと同時並行で21 Savae逮捕のニュースが報道されたため、スーパーボウルと同時に多くのミームが彼女のタイムラインに流れて来たのだろう。

その発言は瞬く間に拡散され、21 Savageの逮捕に心を痛めるファンや友人のアーティストが次々とDemi Lovatoを批判。Offsetは「人が何かに立ち向かうのをネタにしたミームは全く面白くない。仲間のために祈ってるよ。面白いと思うなら勝手に面白がっておけ」と投稿し、またSid The Kidは「Demi Lovato、あんたは痛い敗北者だ。誰もお前がドラッグをやっていたことをネタにしたりしなかった。ネガティブなエネルギーをずっと持っておけばいい、お前のためにも祈るよ。安らかに」と痛烈に批判した。

Waleは「人の自由の何が面白いんだ。俺にあのジョークは理解できない」と、移住する権利を物笑いの種にすることは間違っていると指摘。Lil Yachtyは一言「ファックDemi Lovato」とツイートしている(現在は削除)。

21 Savageが元はイギリス人であったという疑惑は確かに意外なものではあるが、「なりたいものになる自由は保障されるべき」という考えのもと「#Free21」の声が多く叫ばれている。国外退去させられる可能性もある21 Savageだが、彼がアメリカに居たいと発言する自由は当然のようにある。 他者の権利や自由を冷笑するようなミームは日本にも多く見られるが、それらを面白がる前に当事者の感情や背景にある問題に目を向け、一度立ち止まって考えてみた方が良いのかもしれない。

RELATED

21 Savageがサントラのプロデュースを手がけた『スパイラル:ソウ オールリセット』| 「子供の頃から『ソウ』シリーズを見て育ってきた」と明かす

スリラー映画『ソウ』シリーズの最新作『スパイラル:ソウ オールリセット』が、9/10(金)に全国公開される。今作は過去8作をアップデート&リセットした作品となっていて、「ソウフリーク」として知られるクリス・ロック、さらにはサミュエル・L・ジャクソンも出演している。

Bobby Shmurdaがついに釈放される|21 SavageやMeek Millらが祝福

“Hot Nxxxa”の大ヒットで知られるものの、2014年に銃器や薬物の所持を理由に逮捕され、それ以来6年以上収監され続けていたBobby Shmurda。そんな彼が昨日ついに釈放されたことが報じられている。

21 Savageを自身の楽曲にフィーチャーするには10万ドル以上が必要であることが判明

若手ラッパーにとって、人気のアーティストを自身の楽曲にフィーチャーすることは一つの夢だろう。しかし、21 Savageを客演に招くには相応の対価が必要になるようだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。