『Queen』が初登場1位を逃したNicki MinajがTravis ScottやSpotifyに対して怒りを向ける

ニューアルバム『Queen』をリリースしたNicki Minaj。18万5000枚相当を売り上げ全米アルバムチャート初登場1位が期待された本作だが、惜しくもTravis Scottのアルバム『Astroworld』から1位を奪取できず2位となった。

この結果に対しNicki MinajはライバルのTravis ScottやプラットフォームのSpotifyに対し怒りを向けている。

NickiはTravisがアルバムをアーティストグッズや、日程が発表されていないツアーのチケットと一緒に売っていることを指摘し、Travisと話をした際に、Travisも自身のアルバムが全米1位ではないと知っていると述べ、自身のアルバムがナンバー1であると主張した。

さらにチャートを発行しているBillboardが、こうしたマーチャンダイズなどとのセット売りの算出方式を変える予定であるとも述べている。

怒りが収まらないのかNickiは、次はSpotifyに矛先を向けた。Nickiは現在AppleのBeats 1でラジオ番組を放送していることで、Spotifyが十分にプロモーションをしてくれていないことを述べている。確かにBeats 1で番組を持っているDrakeのアルバムはSpotifyでも盛大にプロモーションをされており、DrakeとNickiでどのような差があるのかは疑問が残るところだが、しかしNickiはまるでSpotifyのせいで1位が獲得できなかったと言わんばかりである。

これほどまでの1位獲得への執念はどこからくるのだろうか、もちろん評価が欲しいのは当然のことだが1位を獲得しなくとも良いアルバムというのはたくさんあるのは間違いない。

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