地下鉄の遅延で卒業式に出席できなかった大学生に、電車の乗客がサプライズ卒業式を敢行

例えば入学試験や、就活の面接など人生の重要な岐路で電車などの交通機関の遅延で行けなくなったという経験がある人もいるかもしれない。しっかり準備したのに外的要因で出席できなかったとなると、ショックもひとしおかもしれないが、時にはそれが思いもよらぬサプライズを生むこともあるのだ。

NY市立大学ハンター校の大学生Jerich Marco Alcantaraは、自身の卒業式に向かうため地下鉄に乗っていたが、そんな時に限って地下鉄が大幅な遅延をしてしまい卒業式に出席できなかった。ハンター校では午前と午後の2回卒業式が行われたが、Alcantaraは午前中の回に友人や家族を呼んでいたため絶対に午前中の会に出席したかったのだという。

電車に乗ったまま、卒業式の時間が経過していくの待つしかなかったAlcantara のために、地下鉄に同乗していた乗客たちが、なんと車内で卒業式を敢行。

その模様が上の動画だ。Facebookですでに150万回以上再生されている、この動画ではアメリカの卒業式ソングの定番であるGreen Dayの"Good Riddance(Time Of Your Life)"がプレイされ、Alcantaraはセレモニーも行い、見守っていた乗客たちと暖かいハグを交わしている。

実際の卒業式を逃してしまったAlcantaraは「卒業式は逃したけど、空っぽの講堂で友達だけが残って卒業を祝ってくれたよ」とNY Magazineの取材に対して答えている。乗客からのサプライズ卒業式と友人たちからのボーナス卒業式。Alcantaraは最も幸運な卒業生かもしれない。

RELATED

インドの名門ムンバイ大学でラッパーになるための講義が設置か

ヒップホップが世界のチャートを席巻するようになったここ数年。ハーバード大学でラップアルバムが卒業論文として提出されるなど学術研究のテーマとしてもヒップホップは注目を集めているが、インドでもその波が広がっているようだ。

Cardi Bをテーマにした社会学のカンファレンスが開催

黒人社会学者協会(Association of Black Sociologists)が毎年開催するカンファレンスイベントが今年はCardi Bをテーマにした。社会学的観点でCardi Bを見た社会学者達によるトークイベントと討論会である。

カリフォルニア大学でFrank Oceanをテーマにした講義が開設へ

アメリカではアーバンミュージックは学術分野にも進出をしており、これまでにもQ-TipがNY大学の音楽コースで講義を受け持つことになったり、ハーバード大学の学生がラップアルバムを初めて卒業論文として提出するという事例もあった。

MOST POPULAR

ヘイトスピーチや嫌がらせを発見した時にするべき4つのこと

公共の場で嫌がらせを受けている人を見つけた時はこのように行動しようというイラスト付きのリストを投稿され、多くの人にシェアされている。

テキサスで男性が鋼鉄のフェンスとセックスし逮捕

18日、米テキサス州の32歳の男が鋼鉄のフェンスと性行為を行い、告訴された。法廷に現れず、現在逃亡中とのこと。

ヴェネチアのビエンナーレに出展された「世界東京化計画」とは?世界の有名都市が東京に変化する映像作品

6つの都市が「東京のようなアーバンランドスケープになってしまったら?」というテーマ制作された「世界東京化計画」というビデオ作品はヴェネチア・アーキテクチャー・ビエンナーレで展示されている。