伝説の詐欺音楽フェス『FYRE Festival』のグッズの販売が開始|収益は全て被害者に寄付
2017年に開催され、様々な理由で世紀の大失敗に終わった音楽フェス『FYRE Festival』。Netflixのドキュメンタリー『FYRE /夢に終わった史上最高のパーティ』の配信でさらに知名度を高めた同イベントのマーチャンダイズの、オークションでの販売が開始されている。
Dazed Digitalによると、『FYRE Festival』のTシャツやキャップ、リストバンド、その他の記念品がアメリカ連邦保安局から競売にかけられている。収益は全て、イベントの主催者であり詐欺罪で実刑判決を受けたBilly McFarlandの被害者の援助のために寄付される。
ニューヨークの連邦保安官Ralph Sozio氏はプレスリリースにて「Billy McFarlandから押収された『FYRE Festival』の衣類やその他のアイテムは元々『FYRE Festival』で販売される予定でしたが、公判前の釈放中にアイテムを販売し、さらなる犯罪行為の資金を用意する意図でMcFarlandによって保管されていました。これらのアイテムの販売による収益は、McFarlandの2600万ドルの詐欺の被害者のために使われます」と述べている。
オークションの実施は昨年3月にアナウンスされており、その際には「私たちは『FYRE Festival』の“本当だったもの”の詰め合わせを販売します。これらのグッズはニューヨークの特定の層から大きな注目を集めています」という皮肉なコメントが当局から寄せられていた。1年越しの開催となったオークション、果たしてどれほどの売り上げを記録するのか気になるところである。
『FYRE Festival』グッズのオークションはこちらで8月13日まで実施されている。興味のある方は是非チェックしてみてはいかが?