【インタビュー】MFS | ごちゃ混ぜな自分をもっと解放したい

大阪を拠点とするヒップホップコレクティブTha Jointzのメンバーとしても活動するMFSは、昨年世界的な人気ゲーム『Over Watch 2』に"BOW"が採用されてから、目まぐるしく環境が変わっていったが、それはアーティストとしての姿勢にも通じるようだ。これまでは自分を客観的に見すぎてしまうことで、自分らしい表現を吹っ切ってできなかったというが、新曲"New World"を聴けば、彼女がオリジナルなアーティストへと向かっている確かな兆しを感じ取れるはずだろう。

今回のインタビューではMFSに起こった様々な変化について聞くことができた。

取材・構成 : 和田哲郎

撮影 : 寺沢美遊

- 今回のインタビューでは"BOW"が『Over Watch 2』の影響でバイラルヒットしてからの、その後を聞きたいと思ってます。

MFS - OKです。

- 少し話を聞いたのですが、『Over Watch 2』で"BOW"を使用したいという依頼のメールに気づいてなかったのですか?

MFS - そう、メールをちゃんと読んでなくて、その時はスタッフさんも入ってなかったので、自分で依頼のメールを読んで色々決めていたんですね。なんかすごい長文だし、ゲームってしないから、私ピンとこなくて無視してって感じでした(笑)。それで去年の7月くらいにスタッフさんにもメールをシェアしてやっていきましょうって時に、そのメールを見返して「リンちゃん、これ絶対ヤバいよ」って言われて、「マジすか」ってなって、そこから進んでいった。

- なるほど。『Over Watch 2』に採用されて一気にバイラルしていった時の心境はどうだったんですか?

MFS - これは書いていいかわからないんですけど、私が買っていた"BOW"のトラックのライセンスが、ゲームで使用できるものじゃなかったんですね。それで弁護士さんにも入ってもらって、ビートメイカーサイドと交渉をしていたんですね。で、その間はこちらから発信できないから沈黙を続けていたらタイミングを逃して、一回もキリコの宣伝をしてない(笑) メンションとかはしたかもしれないけど、何も自分からはしてない。

- 少し前の曲が広まっていったのはどうでしたか?

MFS - 超ラッキーだなとは思ったんですけど、本当にそれくらいで。広まったは広まったけど、ヒップホップ好きに広まったというよりは、ゲーム好きの一部の海外のファンに広まったという印象があったんで、日本と海外ではラグがあると思うから、日本のリスナーは知らない人も多いと思うし、嬉しいけど何かが変わったかといえばそんなに変わってない。音楽業界の人は注目してくれたけど、その内側だけの反応だったかなというのはあります。

- 冷静に受け止めていたんですね。

MFS - そうですね、何が起きるかわからないとその時にすごい思ったんで、嬉しいけど一喜一憂しないことが大事だなってずっと思ってます。

- MFSさんって最初から常に肩の力が抜けてるというか、リラックスした感じがするんですよね。今の速度が速いシーンの中で、すごく貴重だと思うんですがご自身的にはいかがですか?

MFS - なんでなんだろ。でも自分の音源とかライブ、MVとかに自信があってめっちゃ満足してたら、私が私がってなるし、それに伴ってプライドとか競争心もあると思うんですけど、元々競争心が全くなくて他のアーティストに対してもライバルというよりはリスペクトをしてるんですね。自分に起きる物事もすごいんだろうなあって感じで受け止めてる。あまり意識してやってるわけじゃないんですよね。

- 他のアーティストをリスペクトしているというのはすごく伝わります。イベントでMFSさんくらい他のアーティストのライブを楽しそうに見てる人は中々いないです。

MFS - やり続けて注目されたとかでなく、私はギリギリまでラッパーのヘッズでいて、始めてすぐに注目してもらえたところもあるから、まだ私自身も1ヘッズっていう身分だから、調子に乗る気にならないんですよね(笑) 基本的なスタンスとしてそれはあるかもしれないですね。

- なるほど、逆にラップを始めて変わったなって部分はありますか?

MFS - えー、何か変わったかな。でも前よりは吹っ切ってできるようになったというか、自分に自信ががなさすぎて。多分、自分のことを客観的に見るのが得意なんですよ。客観的に見すぎてその場の状況に飲み込まれることがあって、例えば「今日のライブ、お客さん盛り上がってないな」って思ったら、どんどん自分も下がっていっちゃうとか、"BOW"のことがあってから、自信に直結したわけじゃないけど、今の状況を受け入れて、その中でちゃんとやることができるようになってきた。それこそ『POP YOURS』のパフォーマンスも、ダンサー含めて全員でやるリハーサルが一回しかできなくて、本番前もステージでリハーサルはできないじゃないですか。私がダンサーを集めてみたものの、いけるのかなってなったんですね。今までなら、そこでテンションが下がってたと思うんですけど、そこでやり切るという姿勢が変わったところだと思いますね。

- なんで変わることができたと思いますか?

MFS - やりきれなかった時の自分がダサいって気づいたからですかね。あと、自分はダメだと思ってたのに、みんなが良いって言ってくれる時あるじゃないですか。それで良いんだって思ったりとか。そう、私は他人の評価じゃなくて自分だけの評価で決めるんですよ。多分、自分のことしか見てない(笑)

- でも自分のことは客観的に見れるんですよね?

MFS - そうですね、こういう風にいたほうがクールだろうなとか、余計なことをSNSに書かないとか、調子乗らないとかは客観的にみてそっちの方がかっこいいかなって思ってますね。

- 今年の『POP YOURS』のライブも構成を全部自分で考えたと聞いて、すごいなと思いました

MFS - それは"BOW"のおかげでやりたいことができるようになったというのもありますね。あの時はやりたいことやったという感じなんですけど。

- ダンサーと一緒にパフォーマンスをしたいというのはずっと考えていたんですね。

MFS - 去年の『POP YOURS』に出た後から、ずっと妄想はしていて。"FIRE LAND"という曲を作ってる途中だったんですけど、その曲で登場するのも考えてたから、それが現実になったって感じ(笑) ふふふ。

- 途中でサングラスを取ってMCをしたじゃないですか。あれもこれまでのクールなMFSさんとは違って、印象的でしたね。

MFS - 客観的に自分を見ているのと繋がるんですけど、もっと自分を解放しないとオリジナルなアーティストでいられないなと思ったんですよね。今年入ってから、そういうタイミングだったのかわからないんですけど、こっちが引き寄せるようにしないと、ファンのことも惹きつけられないなと思って。素顔とかもあんまり見せない方がいいのかなと思ってたんですけど、"MYSELF"でクッとみんなを惹きつけたいと思って、サングラスを取ってみようかなって考えてたんですよね。

- あの行動は自然に出た行動というよりも。

MFS - 考えてやってましたね。ああいうデカいところだから、爪痕残さないとと思って。個人的にはコンスタントにリリースできてないなと思ってて、2~3年前に作った曲をやるステージだったので。

- 自分をもっと解放しないとっていうきっかけはなんだったんですか?

MFS - なんだっけな、あ、タロット占いだ。タロットってどのカードを引いても自分を大切にするっていうことと、もっと自分を解放しようというのが基本的なテーマ。その言葉だけで、私のライブパフォーマンスも変わったし、マインドも変わった。それまでの私は矛盾しちゃいけないとか、特定の誰かを批判しちゃいけないとか、そういうことを考えすぎてしまっていて、自分はフラットでって思ったけど、そうじゃないし。ボーイッシュな印象があると思うんですけど、普段は女じゃないですか。そういう自分を隠してじゃないけど、MFSのイメージとして出さないようにしてたから、それが足りてなかったのかなって思いましたね。そこからオープンにしていくようになりましたね。今度出すシングルもそうだし、アルバムも新しい一歩になっていると思います。

- タロットをきっかけにしっかり変われるというのもすごいですよね。色々なタイミングがハマったんですかね。とはいえ、先ほどコンスタントにリリースできてなかったと言ってましたが、毎年作品をリリースしてますよね。

MFS - そうでしたっけ。『style』を出したのが2年くらい前に思える。

- 本人的にはいいペースでリリースしてない感覚があったんですね。

MFS - ですね、多分ラッパーみんな思ってるんですよ、周りがちゃんとやってるように見えるって。

- 毎週誰かがリリースしているのがわかりますもんね。

MFS - 自分がやってないって思えるし、めっちゃ他のアーティストがかっこいいなとも思うし。それでコンスタントに出せてないなって勝手に思ってました。

- その中でリリースした新曲"New World"はタイトル通りMFSさんにとっての新境地の曲だなと感じました。いつ頃から制作をしていたんですか?

MFS - 今年の3月くらいですね。プロデューサーのTaka Perryとセッションをすることになって、本当に私の中で東京と大阪の行き来が多くなって。元々東京出身だけど、今は大阪住んでいて、どっちがマイタウンでどっちがホームタウンか分からなくなって、それでフックが出てきてこういうテーマの曲になった感じですね。

- トラックも色々な要素が入っていますよね。MFSさんに合ったビートだと思いました。

MFS - えー嬉しい。異色な組み合わせのビートだからマスタリングがめっちゃ難しかったですね。

- フロウも色々チャレンジしてますよね。完成までには時間はかかったんですか?

MFS - いや、2時間くらいですね。スタジオがそれくらいしか取ってなくて、その時間内でリリックまでやり終えた感じです。本レコーディングは後からしたんですけど。タイトルの"New World"は後からつけたんですけど、それも何か一個アクセントが欲しいよねってなって、私の鼻歌でハメたんですよね。

- これまでリリックに時間をかけていると仰っていたので、そんなすぐにできたとは思わなかったです。

MFS - それも変わりました。家で考えるときは紙にリリックを書くんですけど、誰かとのセッションの場合はiPhoneでやるんですよ。それでだいぶ変わりましたね。

- でも先ほど言っていたようなオリジナルなアーティストとしてのNew Worldな曲になっていると思いました。

MFS - 良かった。"New World"って言ってるのに普通だったらどうしようかと思った。でもアルバムはもっと色々やってますね。

- MFSさんの中でオリジナルなアーティストであるための条件ってなんだと思いますか?

MFS - 私は色々影響を受けて、色々かいつまんで出てきたものがオリジナルだと思ってるんですよ。そこから、自分にあるものをしっかり見て、それを最大限に活かしたらオリジナルになると思うんですよね。自分の持っているものを変えようとしたりとか、新しくしようとするのは違うなと思いますね。個人的にも前までは自分に足らないなと思ってた部分が、オリジナルなところだと思うし。それってコンプレックスとかじゃないですか。みんなが普通だから受け入れてくれないとことか、そういうのを愛してあげるとオリジナルになるのかも。私はそうなったかなって感じですね。意味わかりますか?

- 自分の経験を深掘りすることの重要性ってことですか。

MFS - そう、それです。私は今まで自分のコンプレックスを認められなかったから。けど、それがオリジナリティって開き直ったら気分もハッピーになるし。

- ちなみにコンプレックスな部分ってなんだったんですか?

MFS - まず物事が続かないことですね。飽き性。それなのに何かにハマったら物をたくさん買うんですよ。例えばランニングしようと思ってシューズとウェアを買います。でも1日走ってそれで終わっちゃうんですよ。3日も続かない。今までの習い事も、学校も高校は卒業したけど、通いきったことはないし。あとはストイックじゃなくて、すごくダラダラしてること。あとは中途半端なところですかね。みんなが褒め言葉として言ってくれる、リリックの肩の抜けたところもただの詰めの甘さだったりするんですよ。でもそういうマイナスに見える部分が、私の良さなのかなって切り替わって。それを受け入れるようになったら、オリジナルかもって思えた。みんな絶対そうなんですよ、1人、1人絶対違うから。

- 例えば"no type"のリリックの「なぜラッパーにfemaleってつく?」っていうところにも通じる話ですよね。

MFS - そこはすごく思うところがあって。フィメールで括らないでよって思うこともあれば、自分が女性だから得をしているとこも感じる事もある。私は男性に対して、女性に対してディスはないんですよ。あくまでも人間に対してのというか、男性のことも女性のことも尊敬している。人間1人1人を尊敬しているし人間が一番好きなので。フラットに人のことを見たいし、男女も持ちつ持たれつじゃないですか。でも私は議論をすることを良くないと思わない。それは1人、1人の意見でいいんですよ。私はSNSとかでは言わない。みんな合ってるしみんな間違ってる。ただ、私は少なくとも得してるなって感じるところもあります。でも何か大きな単位で括るのは違うって思います。意味わかりますかね。

- MFSさんが人間が好きというのはわかりますね。『POP YOURS』の時もElle Teresaさんと同じ日なのを喜んでましたよね。

MFS - めっちゃ上がりましたよ。去年一番聴いたアルバムがElle Teresaさんで、2位がDenze Curryだったんです。当日は自分もメイク中だったので観れなくて残念だったんですけど。

- 話せたりしました?

MFS - 私が同じギャルでしょってバイブスでいくのは違うって分かってるんで、自然な流れで話せたらいいなあって思いますね。鼻息荒い感じでいくのは「えー」って言われそうだから。夢でElle Teresaさんと仲良くなる夢見て、めっちゃ嬉しくて。

- MFSさんって、先ほどの話とも通じるところですが、自己中心的というよりは自分の周りの社会とか人が自然と見えてる感じがするんですよね。

MFS - 良いものを良いって言わないと気が済まないんですよね。プライドが高いのかわからないんですけど。例えば、めっちゃ綺麗だなって思う子を綺麗って言わないと気が済まないんですよ。でもそれを言わない人もいるじゃないですか。自分よりも才能があるって思ったら、すごいって言わないと嫌なんですよ。

- 素直であることに頑固なんですかね。

MFS - そうかもですね。客観的に見て自分で良いと思ってることに粗探しするのが嫌なんですよね。

- また少し話は変わるのですが、"BOW"のヒットがあり道がひらけたことで、見据えている将来についても教えてください。

MFS - 息が長いラッパーがいいですね。シーンの中心にいたいとは思わないんですよ。なりたい時もあるけど、それよりもずっとこの感じで音楽を作っていたい方が強い。Erykah Baduみたい、Erykah Baduは言い過ぎか。でも結局こいつ出てきたらヤバいみたいな、H.E.RとErykah BaduとTeyana TaylorとBrandyが共演してるやつあったじゃないですか。みんなかっこいいんですけど、やっぱりErykah Baduヤバいやみたいな、そういうOGになりたい。

- 息の長いアーティストでいるために必要なことってなんだと思いますか

MFS - 流されないことじゃないですかね。自分のタイムラインで生きること。

- でもそれが今は一番難しいことですよね。

MFS - 音楽だけに集中した環境を作るためには、いろんな所に呼ばれたりしないといけないし、そこも考えなきゃいけないけど、根本的な自分の発言することを変えるとか、今までしてこなかったような服装とか、パフォーマンスをしたりするのは完全に流されてる。自分を頑張ってやること。やばい、このインタビュー、パンチライン一個もないですよね。

- そんなことないですよ(笑)

MFS - 他人にどうして欲しいとかは思わないですね。自分のことしか考えてないんで。

- 他人への興味は人一倍あるのに、そういう部分は切り離せるバランス感が不思議ですよね。

MFS - この人がこれをやったとかは興味ないんですよね。でもその人のことは好き。自然であるしかないです。

- 最近だと"Makuhari"もそうですが、Awichさんとのコラボ曲"Ali Baba"もありました。客演をすることで得ることはありますか。

MFS - 私は、自分の作品であまり客演を呼ばないので、呼んでもらえるのはすごい嬉しいですね。Awichさんとの"Ali Baba"はすごくあって、さっきも言ったんですけど私は詰めが甘いところがあるし感覚的すぎる。Awichさんと作った時に感じたのは、1曲に対してもっとアイディアが必要とか、集中してもっと向き合ってるんですね。それが私にない部分だったから、そういうことかってなりましたね。"New World"はその前に作っていたからあれなんですけど、1曲に対して向き合う部分は結構変わりましたね。もっとハマる言葉があるのかとか、もっと聴きやすくするためにはとか、180度変わるわけじゃないんですけど、すごく得るものは大きかったです。何回かスタジオに行って、MFSらしさとChakiさんとAwichさんの求めるものの融合を目指しましたね。Awichさんのサマソニでのライブも影響を受けました。私と全然違くてすごいなあって。本当に全然違うから。

- 違いを認められるのは素敵なことだと思いますけどね。

MFS - 私は笑っちゃうんですよね。自分やばあみたいな。スタンスの違いに笑ってしまう。でもそれを認めることで、自分のことも認識できる。私はタバコも吸うし、お酒もめっちゃ飲むし、大きい声で喋るラッパーですって。誰かっぽくなろうとすると息は長く活動はできないと思うんですよね。自分がラッパーっていうことをライフスタイルにしないといけないと思うんです。ラッパーであることも自分だし、ラッパーではない素であることも自分だし、そのごちゃ混ぜな自分をもっと解放していきたいんですよね。そこだと思う。ふふふふ。

Info

■シングル 「New World」

リリース:2023年9月8日(金)日本時間 午前0:00配信スタート

https://mfs.lnk.to/NewWorld

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