Nasが「新しいアーティストの作品を継続的に聴くことはない」と語る

ヒップホップシーンにおいて伝説的な存在であり、なおかつ現在に至るまで精力的な活動を続けリスナーに存在感を示し続けてきたNas。そんな彼が、若いラッパーたちの楽曲について持論を語っている。

Complexによると、Nasは先日公開されたFinancial Timesのインタビューにて「新しく出てくるものには感謝しているが、夜に俺を目覚めたままにしてくれる人はいない」と語った。曰く「新しいラップのレコードを聴いて、それを素晴らしいと思っても、次の週にはそれを聴かなくなるんだ」とのことで、もちろん良いと思う楽曲はあるものの、それを継続的に聴くことはしないという自身のリスニング習慣について明かしている。

しかし彼は若手ラッパーを一概に批判しているわけではなく、故Pop Smokeについて「若いキングが出てきたのを見て嬉しかったよ。彼は新鮮な空気のようだった。ロンドン、シカゴ、ニューヨークのドリルには本当に興奮する」と、彼を始めとするドリル勢の動きには大いに刺激を受けていることを明かした。実際にNasは昨年リリースされたアルバム『King’s Disease』にてPop Smokeと比肩するブルックリンドリルの雄Fivio Foreignをフィーチャリングゲストに招いている。同作には他にもLil DurkやDon Toliverといった若手のラッパーも参加しているため、常にシーンの新しい動向をチェックしているのだろう。

休むことなく新たな動きをチェックし、自身の作品を進化させ続けているNas。彼の考えが窺えるインタビューはこちらから読むことが出来る。

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