ワクチンの接種が広がればアメリカのライブエンターテイメント会場が今秋には再開可能であるとの見解が発表される

昨年以来、新型コロナウイルスの発生によって世界中のライブエンターテイメント業界が大きな打撃を受けて久しい。未だにパンデミックの収束が見えない中、アメリカでのライブイベントの再開が可能となる時期の一つの目安とも言える見解が発表された。

FADERによると、アメリカの免疫学者であるアンソニー・ファウチ博士が、今秋までにCovid-19のワクチンをアメリカの人口の70〜85%に投与することが実現すれば、秋口から中旬までにはステージ上でのパフォーマンスを再開することが可能になるとの見解をNew York Timesにて発表した。

またファウチ博士は観客へのマスク着用や予防接種の証明書の提示を義務付けること、また会場の収容人数の制限や換気といった対策は今後も必要になるかもしれないと付け加えている。

ファイザー社が開発した新型コロナウイルスのワクチンの投与は世界的に徐々に開始されつつあるが、その効果や安全性に対する懸念もあるほか、ここ日本では未だに承認が降りていない。そのため今後の感染の状況には未知数の部分が多いが、ファウチ博士が述べるようにライブ会場の再開がワクチンによって実現することはカルチャーに関わる全ての人にとっての望みだろう。

RELATED

愛知で開催されたフェス『NAMIMONOGATARI 2021』が感染対策のガイドラインを守らずに大きな批判を浴びる | 来年以降は県施設の使用は不可能に

昨日8/29(日)に愛知・常滑市の愛知国際展示場で開催された野外フェス『NAMIMONOGATARI 2021』が大きな批判を集めている。 国内の世代を超えた人気ラッパーが出演した『NAMIMONOGATARI 2021』だが、観客やアーティストがSNSにアップした画像や動画で、マスクなしで...

岡山の名ベニューYEBISU YA PROが経営危機により2回目のクラウドファンディングをスタート

岡山のライブハウス・クラブとして2010年にオープンしたYEBISU YA PROが、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めが効かない状況が続いていることにより、本日5/15(土)から2回目となるクラウドファンディングをスタートさせた。

Gucci ManeやLil Pumpらがマイアミでマスク無しのパーティに参加していたことが報じられる

新型コロナウイルスのパンデミック以来、マスクは我々の生活にとって欠かせないものとなっている。マスクを着用しないまま人の密集する場所やパーティに足を運ぶことは自分自身や周囲を危険に晒してしまうこととなるが、今回、多くのセレブがマスクを着用せず集まるパーティが開催されてしまったことが報じられている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。