BEST BUY 2020 Selected by in the blue shirt

全世界がコロナ禍に揺れた2020年も、いよいよ年の瀬。今年は皆さんにとってどんな一年になっただろうか。

例年その年の印象的だった出来事を様々なアーティストに訊いてきた本企画。今回は『BEST BUY 2020』と銘打ち、今年購入した中で最も気に入っている品物を、活躍を見せたアーティストやDJ、デザイナーたちに紹介してもらった。今年はこれまで通りの買い物も難しかったが、是非とも来年以降の買い物の参考にしてみて欲しい。

今回は7月にEP『in my own way e.p.』をリリースしたほか、ミツメの川辺素とのコラボ曲“Swim”も話題のin the blue shirtが登場。

BEST BUY 2020 Selected by in the blue shirt

ホンダ スーパーカブ

コメント

憂鬱な気持ちを打破するにはバイクで走り出すしかないと思い、ノリで買いました。今年は単身カブでキャンプ場に行き、テント泊をしつつ、SP404での演奏動画を撮影するという謎の遊びを繰り返しました。(一部はYoutubeにあげています)一人で山で自撮りをするおっさんになるとは思いませんでした。

https://youtube.com/playlist?list=PLNdj0Iz_UsvOo7dVFgeXuLeUR3f2sbHl-

キャンプもしましたがトマソンスタジオ(後述)での機材運搬の際にも大車輪の活躍を見せました。

2020年印象的だったこと

パソコン音楽クラブの西山くんとDJのBatsuくんと3人で"トマソンスタジオ"なる施設を立ち上げたことです。配信スタジオとしてやっていくつもりでしたが、結果として部室のような場所になり、コロナで荒んだ我々の心の支えになりました。特に、物件契約の二週間後に"Music Unity 2020"なる配信イベントで無理やり敢行した突貫ライブセットは、友人たちのバックアップの下、絶対に狙ってはだせない謎のグルーヴが出た思い出深いできごとでした。

告知

2020.7.26にリリースした『in my own way e.p.』のアナログレコードが今年中に出ます・・・と言いたいところですがコロナの影響でいまだに現物が家に届いておりません。年明けあたりに出る気がしますので物好きの方は是非。

in the blue shirt

1991年生まれ、大阪在住、有村崚(ありむら・りょう)によるソロプロジェクト。自身の作品の他、TVドラマの劇伴、CMやWEB広告の音楽も手がける。2020年7月に最新作新作『in my own way e.p.』をリリース。

RELATED

【インタビュー】in the blue shirt 「10min DTM powered by raytrek」| ブチ抜きと平熱

2010年代前半、Maltine RecordsやTREKKIE TRAXといったネットレーベルの隆盛の中で頭角をあらわし、関西を拠点に活躍するトラックメイカー・in the blue shirt。

in the blue shirtが3枚目のアルバム『Park with a Pond』をリリース

大阪在住の有村崚によるソロプロジェクトin the blue shirtが、3枚目のアルバム『Park with a Pond』をリリースした。

tofubeats Interviewed by in the blue shirt | 『REFLECTION』をめぐる雑談

tofubeatsが今月リリースした4枚目のアルバム『REFLECTION』は、これまでハイペースでアルバムをリリースしてきたtofubeatsだが、前作『RUN』から4年のスパンをかけて制作された。同時発売された初の書籍『トーフビーツの難聴日記』で明かされたように、今作は突発性難聴を発症したことをきっかけに鏡というテーマが導き出され、制作が進んでいった。

MOST POPULAR

【Interview】UKの鬼才The Bugが「俺の感情のピース」と語る新プロジェクト「Sirens」とは

The Bugとして知られるイギリス人アーティストKevin Martinは、これまで主にGod, Techno Animal, The Bug, King Midas Soundとして活動し、変化しながらも、他の誰にも真似できない自らの音楽を貫いてきた、UK及びヨーロッパの音楽界の重要人物である。彼が今回新プロジェクトのSirensという名のショーケースをスタートさせた。彼が「感情のピース」と表現するSirensはどういった音楽なのか、ロンドンでのライブの前日に話を聞いてみた。

【コラム】Childish Gambino - "This Is America" | アメリカからは逃げられない

Childish Gambinoの新曲"This is America"が、大きな話題になっている。『Atlanta』やこれまでもChildish Gambinoのミュージックビデオを多く手がけてきたヒロ・ムライが制作した、同曲のミュージックビデオは公開から3日ですでに3000万回再生を突破している。

Floating Pointsが選ぶ日本産のベストレコードと日本のベストレコード・ショップ

Floating Pointsは昨年11月にリリースした待望のデビュー・アルバム『Elaenia』を引っ提げたワールドツアーを敢行中だ。日本でも10/7の渋谷WWW Xと翌日の朝霧JAMで、評判の高いバンドでのライブセットを披露した。