関西のクラブシーンを支えてきた京都CLUB METRO存続の為のクラウドファンディングがスタート

1990年のオープン以来日本で最も長い歴史を持つクラブとして、今年で30周年を迎える京都CLUB METROが新型コロナウイルスの影響により、存続の危機を迎えている。

3月よりイベントのキャンセル、延期が相次いでいたMETROだが、政府・自治体の要請や感染の危機的状況もあり、来場者とアーティスト、スタッフの安全を考慮して4月いっぱいの臨時休業を決定した。営業再開の目処も立っていない為、今回のクラウドファンディングがスタートした。

METROは大沢伸一、 田中知之 、KYOTO JAZZ MASSIVE、くるり、つじあやの、JUJU、ブリリアントグリーン、日本初のVJと言われるデザインユニットGROOVISIONSなど、数多くのアーティストが活動初期に出演するなど、こだわりを持った独自のブッキングで名を馳せる名門クラブ。クラブでありながらライブイベントも精力的に開催し、あらゆる音楽のジャンルをカバーしつつ、アート、映画、文学、演劇など様々な表現を取り上げた「メトロ大學」というクラブ版カルチャースクールを開催したり、京都市が主催する国際的なアートフェスとも連携してきた。

昨日スタートしたクラウドファンディングには、既に目標額を大きく超えた670,0000円以上の金額が集まっている。

<応援メッセージ>

クラブメトロは京都の、いや、世界の宝です。「夜の世界文化遺産」があるなら推薦したいくらいです。新型ウイルスごときで、30年も輝き続けてきたメトロの灯を消してはならない。ともに応援しましょう!

『REALKYOTO』発行人兼編集長 小崎哲哉

------------
クラブやライブハウスで僕らは育ちました。その育ての親が瀕死状態です。身を呈して僕らを育ててくれたお店を守りたいって思います。でも敵はコロナウィルスです。今回ばかりは音楽家のチカラを総結集してもどうにもならない敵です。
でも、ちょっと待って。
確かに引き金を引いた憎っくき敵はコロナですが、直接クラブやライブハウスを苦しめているのは、お金と無理解です。感染防止のために店を閉めるのはやむを得ないでしょう。多くのお店は自ら感染防止を考えて、文字通り自粛しています。政府の自粛要請だけで閉めているわけではなく、この目に見えないウィルスという敵から音楽家や観客を守るために自らの収入を絶って戦ってくれている、そんな心優しき戦士こそがクラブやライブハウスなんだとわたしは思っています。
ドイツのようにこうした業種に対して休業補償が出る国を今回ほど羨ましいと思ったことはありません。この危機のあとに文化が命の支えになることを知っているからこその措置だと思います。残念ながら僕らの住む国では、そうしたコンセンサスは取れなさそうです。でも愚痴を言っても仕方ありません。音楽家がコロナに戦うすべはライブをやめるという玉砕戦しかありませんが、みなに協力をあおいて心やさしき育ての親たちを助けることなら少しは出来るかもしれません。
わたしも出来るだけの支援をします。クラブやライブハウスを愛するみなさんもぜひ支援お願いします、この危機を脱した後に再び皆で集まれる場所を守るために!

大友良英

------------
新型コロナウィルスは新たなる分断を要求してきています。
体験し間近で見、聞くこと、クラブカルチャーの本来の姿である「ライブ」の姿を否定しています。
これは、私たちからMETROというかけがえのない交流の場を奪おうとしているように見えます。
でも、今はこれらの幸せな体験より、この交流の場とアーティストと観客が生き残る事が大事です。

だからと言って、絶望的にならないで!
ネットワークを使い、小さな京都の地下の窓から、世界中にいるアーティストと繋がる新しいシステムを構築する機会だと思います。
世界は広いですし、多くの人が家にいて見るものを欲しています!!!

この困難な状態を脱出し、新しいネットワークの中にも広がったMETROでまた色々な人との出会いが復活するよう願っています。

高谷史郎 (ダムタイプ)

------------
私には京都に実家が2軒あります。一軒は私が生まれた西陣の生家。いまだ母親と妹が住んでいます。
そして、もう一軒が京阪電車の神宮丸太町駅2番出口の階段の途中にエントランスがあるCLUB METROです。私が初めて自分がオーガナイズをするパーティでDJをしたのはMETROでした。今から30年近く前の話です。以降ここでの素晴らしい経験や思い出は数知れません。DJ 田中知之やFPMを生み落としたのは紛れもなくこのCLUBです。そして今、そのMETROが存続の危機に瀕しています。この国難と呼ぶべきタイミング、何も困っているのはこの店だけではないでしょうし、この文章を読んでくださっている貴方自身も明日をも知れない状況かも知れません。でも、少しでも他者を思いやる気持ちや余裕があるのならば、どうかお世話になった人達やお店に手を差し伸べてあげてください。そして、もしも私の様にMETROを大切な存在だと思ってくれるのならば、少しばかりのお力を貸していただけないでしょうか? もはや日本最古にして、日本のCLUB~音楽シーンの良心とも呼ぶべきこのCLUB~LIVE HOUSEを、京都の街に存続させていただけないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。

FPM 田中知之

------------
京都の大学で教鞭をとって17年。私は、近年の美術大学の専門学校化に憂い、去年3月に教授職を退陣したが、ここ、京都メトロは現在も大学であり続けている。大学が高等教育機関を指すならば、純度の高いリベラルアーツを提供する京都メトロは近年稀に見る学び舎だ!!!!!!! 歴史と伝統ある平安京地下世界から今も湧き溢れるメトロの源泉を絶やしてはいけない!!!!!! このオルタナティヴ重要文化財が現在サポートを求めている…..そう、今こそ我々で救援すべきだ!!!!!!!

宇川直宏(DOMMUNE)

------------
MetroはThe Roomより長く営業しているからファンはもっと多い筈。僕も大沢伸一君も田中知之君もMetroの卒業生なんです。
僕はThe Roomを皆さんに支援してもらう立場だけど、個人的にMetroを支援したいと思います。

Shuya Okino(Kyoto Jazz Massive/The Room)

<最後に>

今、メトロはかって経験のない状況の中、経営の危機に陥ってます。
これまで可能な限りの経費の削減、限られた公的融資などでこの状況に立ち向かってますが、コロナ感染拡大を防ぐためにイベント、営業の自粛中止のため今後の存続が危ぶまれてます。
我々のみならず皆様も大変な状況の中このようなお願いをするのはとても心苦しいですが、もし余裕があれば再びメトロが京都で運営できるように皆様の御支援を宜しくお願いします。

山本"NICK”辰史 (CLUB METROオーナー)

Info

<実施スケジュール>

支援受付開始:2020年4月7日20:00
支援受付締切:2020年5月6日23:59

*営業自粛中にLIVE、DJ、パフォーマンスなどのライブ配信を予定しております。
We will be streaming FREE live sessions online by the DJs from CLUB METRO. (英文)

URL:<https://camp-fire.jp/projects/255131/>

related

愛知で開催されたフェス『NAMIMONOGATARI 2021』が感染対策のガイドラインを守らずに大きな批判を浴びる | 来年以降は県施設の使用は不可能に

昨日8/29(日)に愛知・常滑市の愛知国際展示場で開催された野外フェス『NAMIMONOGATARI 2021』が大きな批判を集めている。 国内の世代を超えた人気ラッパーが出演した『NAMIMONOGATARI 2021』だが、観客やアーティストがSNSにアップした画像や動画で、マスクなしで...

岡山の名ベニューYEBISU YA PROが経営危機により2回目のクラウドファンディングをスタート

岡山のライブハウス・クラブとして2010年にオープンしたYEBISU YA PROが、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めが効かない状況が続いていることにより、本日5/15(土)から2回目となるクラウドファンディングをスタートさせた。

Gucci ManeやLil Pumpらがマイアミでマスク無しのパーティに参加していたことが報じられる

新型コロナウイルスのパンデミック以来、マスクは我々の生活にとって欠かせないものとなっている。マスクを着用しないまま人の密集する場所やパーティに足を運ぶことは自分自身や周囲を危険に晒してしまうこととなるが、今回、多くのセレブがマスクを着用せず集まるパーティが開催されてしまったことが報じられている。

most popular

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。