【イベントレポート】Diaspora skateboards 『SYMBIOSIS』|5年間の集大成を称える

スケートボードを軸に、音楽やファッションなど様々なシーンをジャンルレスに横断してきたDiaspora skateboardsが、その活動の集大成とも言えるフルレングスビデオ『SYMBIOSIS』の試写会イベントを1月25日に渋谷WWW Xにて開催した。ビデオの上映の他、KID FRESINO、JJJ、MONJUなどといった親交の深いアーティスト陣がラインナップされ、ライブやDJも楽しめる複合的なイベントとなった。

また、当イベントと合わせて国内の親交の深いアーティストとコラボレーションした楽曲の、コンピレーションアルバムアルバムが現在制作中であり、参加アーティストの特集記事もFNMNLにてアップされているのでこちらも是非チェックしてみてほしい。

イベントはチケットはソールドアウト、ハイライトとなったムービーパートはもちろんアーティストのパフォーマンスにも熱い視線が集まり大盛況に。イベントの様子をフォトレポートにてお届けする。

取材・構成:島田舞
写真:Ryohei Obama

バーフロアでは、Diaspora skateboards所属のフォトグラファーCho Ongoによる写真が展示され、物販も同時に行われた。物販ではMarfa by Kazuhiko Fujita、GUCCIMAZE、Jazzy Sportとコラボしたアイテムが会場限定で発売。オープン前から物販を買い求めに多くの人々が訪れた。

RLP & submerse

オープンでは、RLP & submerseがショートセットでお互いの楽曲に音を入れた、ビートセッションをプレイ。両者はアーティストコレクティヴCosmopolyphonicに所属しており、抜群のタッグで会場を盛り上げる。会場の外にできていた行列から、徐々に人々が集まり始めフロアが賑わい出す。

SYMBIOSISのティザームービーに起用されているのも彼らの楽曲であり、待望の楽曲もプレイされ最高の幕開けとなった。

BIM

終盤に差し掛かり、満を時してBIMが登場。フロアから歓声が上がる。現在制作中のコンピレーションアルバムに入る予定の、RLP & submerseとのコラボ曲を披露。両者にとって、今までにないテイストのアーティストとのコラボレーションだ。化学反応を引き起こしたこの楽曲がフルバージョンで聴けるのも楽しみだ。

grooveman Spot

Daichi Yamamoto

Campanella

tofubeats

MASS-HOLE

スケートビデオ上映前のトリを飾るMONJUとMASS-HOLE。長野県をルーツにもつDiaspora skateboardsにとって、MASS-HOLEは同郷のアーティスト。今回はMONJUのバックDJからスタートし、中盤からMCとしてフレキシブルにステージを立ち回り、フロアを沸かせた。

MONJU

ISSUGIを中心に進められているプロジェクト『7INC TREE』のビデオを、Diaspora skateboardsのビデオディレクターBanri Kobayashiが撮影したことがきっかけで親交が深まった。

そしてメインとなるスケートビデオの上映。今までの盛り上がりとは一変し、会場が静けさにつつまれた。Banri Kobayashiがステージに登壇し、「毎年毎年ビデオ出しますと言ってきましたが、5年かかりました...」と口火を切る。以前掲載した特集にて、Banri Kobayashiはインタビューでこう語っていた。

まずどんなスケートビデオでもそうだと思うんですが、撮影は一番時間がかかります。トリックの難易度、厳しい東京のセキュリティや天気など、様々な条件に左右されるので、3秒の映像を撮影するのに3日かかったりは当たり前。さらにそれをそれぞれ仕事などあるなか予定を合わせてこなしていくので、とてもハードでした。

メンバー全員がスケジュールを合わせて30分弱のフルレングスのビデオを作るというのは想像以上に骨の折れる作業であろう。5年間の集大成を、この盛大なイベントと、超満員のフロアで公開できるというのは、第三者から見てもこみあげるものがあった。

スケートビデオではアルバムの中からピックアップされた楽曲のインストがBGMに起用されている。BGMもすべてオリジナルで制作しているスケートビデオは、国内外に置いても数少ないのではないだろうか。BGMはパートを持つスケーターのスタイルに合った楽曲をピックアップし、細部までこだわっている。単なるスケートビデオではなく、一本のムービーとしての完成度の高さを感じられた。

上映中は歓声が沸き起こり、各スケーターをビッグアップする声が各方面から聞こえ、会場全体がDiaspora skateboardsを称賛するグルーヴで満ちていた。

 

最後の締めくくりは、JJJとKID FRESINO。彼らのMVにも、Banri Kobayashiによって撮影されたものがある。MVの他にもLOOKのモデルを務めたり、楽曲提供したりなど、非常に親交の深いアーティストである。コンピレーションアルバムにも参加しており、今回のライブはJJJとKID FRESINOがDJとMCを入れ代わり、自身の楽曲をプレイする貴重な場面となった。

大勢のスケーターが集うスケートビデオのプレミアで、ここまで大規模かつ複合的なイベントは日本ではおそらく初。ラインナップも、フェス並みの豪華なアーティスト陣であり、Diaspora skateboardsの集大成を締め括る最高のイベントになったに違いない。

公開されたスケートビデオは後日、フィジカルにてリリース予定であり、制作中のコンピレーションアルバムについても、FNMNLにて追っていく次第なので今後も要チェックだ。

 

Info

Diaspora Skateboards
https://diasporaskateboards.com/

Instagram
https://www.instagram.com/diaspora_skateboards/

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