ブッキングしていないアーティストを出演者として発表した音楽フェスが問題に

悪名高き『FYRE Festival』を筆頭に、大きな音楽フェスを運営する際はトラブルが発生してしまうことも多い。そんな中、とあるフェスがブッキングしていないアーティストを出演者として発表していることが問題となっている。

Complexによると、LAにて5月9日に予定されている新興音楽フェス『LOVERS & FRIENDS』が出演者ラインナップの第一弾を発表。ヘッドライナーはMs. Lauryn Hill、Usher、TLC。他にもSummer WalkerやMegan Thee StallionからLil KimやT-Painまで、ヒップホップやR&Bの新旧スターが続々と名を連ね、豪華なメンバーが揃っていることがアピールされている。

しかし、出演者として発表されていたLil Kimが自身のInstagramのストーリーにて「これはフェイク。私が出演する予定は無いよ」とまさかの暴露を行い、「ラインナップをでっち上げているのでは」と疑惑の声が多く上がることとなった。

同時に出演が発表されていたTwistaとMaseが「このフェスから俺の口座に入金は無いはずだ」「このフェスは上手く行って欲しいけど、俺の名前はフライヤーから外して欲しい」と自身がブッキングされていないことを明かすコメントが発表されて話題となり、フェスの開催を疑問視する者も現れている。

一方でフェスから正式なブッキングを受けたアーティストも存在し、UsherはInstagramのストーリーにてフェスのフライヤーを投稿しているほか、Snoop Doggも自身の出演を告知する旨の投稿を行なっている。

また、自身の口座に金銭が振り込まれていないとしていたTwistaもその後支払いが成立し出演が決定したとのコメントを発表しているため、運営の杜撰さが目立つもののフェス自体は無事に開催される可能性が高いように思われる。

果たして今後Lil Kimらに正式なブッキングが行われるのかどうかは不明だが、フライヤーに掲載しているアーティストが実際には出演しなかった、という事態は何としても避けてもらいたいものである。『LOVERS & FRIENDS』フェスの運命やいかに?

RELATED

Megan Thee Stallionの新作『MEGAN』に千葉雄喜が"Mamushi"に客演 | プロデュースはKoshyが担当

6/28(金)にリリースされるMegan Thee Stallionの新作『MEGAN』に千葉雄喜が参加している。

Megan Thee Stallionがグラミー賞の問題を巡り「私たちはThe Weekndが大好き」と語る

昨日行われた2021年グラミー賞の授賞式。Billie Eilishの連覇やMegan Thee Stallionの最優秀新人賞受賞など、その結果もさることながら、昨年最大のヒット作となったThe Weekndの『After Hours』が一切ノミネートされなかったことから彼が受賞式をボイコットしたことが大きな話題を呼んでいた。そんな波乱続きのグラミーだが、今回、Megan Thee StallionがThe Weekndについて語ったコメントが報じられている。

2021年グラミー賞の受賞者が発表|Megan Thee Stallionが最優秀新人賞、H.E.R.が最優秀楽曲賞を受賞

今年もいよいよ幕を開けたグラミー賞の授賞式。以前よりそのノミネーションが批判の対象となり、The weekndがボイコットを表明するなど例年と比べ波乱の展開を見せた今年のグラミー賞だが、その受賞者が発表となった。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。